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舞台付箋 東映ムビ×ステ『仁義なき幕末』

ムビステ『仁義なき幕末』映画、舞台みてきました記録。

■公演概要(映画『仁義なき幕末 龍馬死闘篇』)

監督:橋本一
脚本:毛利亘宏(少年社中)

上映
2023年3月25日(土)ROADSHOW

・グッズ
プレミアムパンフレット 2,000円
ランダムブロマイド L版全50種/200円
ブロマイドセットA L版5枚1セット/1,000円
セット内容:村田恭次(松田凌)、大友一平(和田琢磨)、高梨明(矢崎広)、伊達唯臣(鈴木勝吾)、蘭月童子(荒川ちか)
ブロマイドセットB L版5枚1セット/1,000円
セット内容:坂本龍馬(松田凌)、大友一平(和田琢磨)、高梨明(矢崎広)、中岡慎太郎(赤澤燈)、おりょう(剛力彩芽)
ブロマイドセットC L版5枚1セット/1,000円
セット内容:土方歳三(石黒英雄)、沖田総司(本田礼生)、原田左之助(小野健斗)、桂小五郎(岡宏明)、西郷隆盛(本宮泰風)
アクリルスタンド 3種/1,500円
東映ムビ×ステ「仁義なき幕末」Tシャツ 3,850円

ムビチケあり。

■出演(映画)

村田恭次(坂本龍馬):松田凌
大友一平:和田琢磨

高梨明:矢崎広
伊達唯臣:鈴木勝吾
中岡慎太郎:赤澤燈
蘭月童子:荒川ちか
土方歳三:石黒英雄
沖田総司:本田礼生
原田左之助:小野健斗
桂小五郎:岡宏明
佐々木只三郎:江戸川じゅん兵

西郷隆盛:本宮泰風
おりょう:剛力彩芽

■作品概要(映画)

STORY

「俺とお前でテッペン獲るぞ」

そう誓い合った2人の男。ヤクザの若頭・村田恭次(松田凌)とその右腕・大友一平(和田琢磨)だ。
インテリの恭次が“頭”、喧嘩の強い一平が“腕”となり、2人は裏社会の頂点に立とうとしていた。

だが、敵対する暴力団が仕向けた狂犬ヤクザ・伊達唯臣(鈴木勝吾)との抗争のさなか、突然現れた不思議な童子(荒川ちか)の力により、恭次たちは幕末にタイムスリップ。そこで恭次はある1人の男と出会う。

彼の名は、坂本龍馬(松田凌/2役)。なんと龍馬は恭次と瓜二つの顔をしていた。
なぜ憧れの龍馬が自分と同じ顔をしているのか……?

戸惑う恭次をさらに混乱に陥れるように、龍馬を狙う一味が来襲。恭次をかばい、龍馬が命を落としてしまう。
龍馬がいなければ、西郷隆盛(本宮泰風)と桂小五郎(岡宏明)の手を組ませることもできない。この国に新たな時代は永遠に訪れない。
憧れの男の死を目の前で看取った恭次は、自らが龍馬になり代わり、龍馬の目指した日本の夜明けを実現しようと決意する。

一方、同じく幕末にタイムスリップした一平とその舎弟・高梨明(矢崎広)はひょんなことから新選組に入隊。

鬼の副長・土方歳三(石黒英雄)、沖田総司(本田礼生)、原田左之助(小野健斗)らと行動を共にすることに。

妻・おりょう(剛力彩芽)や元土佐藩士・中岡慎太郎(赤澤燈)に支えられながら新しい国づくりのために奔走する龍馬=恭次。
現代に戻りたいと願いながらも、重い鉄の掟に翻弄され引きずり込まれていく一平。
時代の荒波は、かつてテッペンを獲ろうと約束した2人の運命さえ飲み込もうとしていた。

はたして日本の夜明けはやってくるのか。
2人のヤクザが相まみえたとき、激動の幕末にさらなる事件が巻き起こる―。

https://toei-movie-st.com/jinbaku/movie/#story

■映像付箋(映画)

今回は映画、舞台ともに好みではなかったのでさっくり感想。
令和のヤクザ4人が謎の存在Xにより幕末へタイムスリップしてしまった令和のヤクザ映画。と言いつつ筆者はヤクザ映画をまともに観た記憶がないので、ビートたけしの座頭市とかアウトレイジとか、海外だとゴッドファーザーとかのヤクザものを、日本の若手俳優で令和版を作ってみました的作品かなと大雑把にくくっている。
坂本龍馬と入れ替わった村田恭次(松田凌)が、新選組に入隊することになった大友一平(和田琢磨)とともに現代へ戻ろうとするものの、龍馬リスペクトの村田は、元の時代に戻れなくてもいいから龍馬がやろうとしたことを成し遂げたくなり……大友とすれ違う村田、殺人狂として生き水を得た魚のように生き生きする伊達(鈴木勝吾)、鮮やかな坂本龍馬の手腕を危険視する西郷隆盛(本宮泰風)の暗躍があり……みたいな酒があんまりない、暴力と女と男のボカスカ映画。題の通り仁義などない。いやもしかしたらだからこそ輝く仁義が~という何かがあったかもしれないんだが読み取れなかったので、はーん暴力で解決して解決できなければ死ぬのな、の映画。坂本龍馬に成り代わった村田は史実通り近江屋で死に、生き残った大友は謎の存在Xの力で一人現代の令和へ戻るのであった――。
大体血なまぐさい。
新選組は幕末のヤクザの印象だったので、大凡そのイメージと合っていた作風。
カメラワークが固定が多く、街並みを走る姿が右か左かみたいな構図が多くて飽きやすい印象。でもVFXを最初しか使っていないように見えるのは良いと思う。同じ頃に、しこたまVFXを採用したけどVFX演出も脚本も面白くなかった刀剣の映画を観てがっかりしていたので、比べるとこちらのほうが楽しい、かなあ。

■公演概要(舞台『仁義なき幕末 令和激闘篇』)

作・演出:毛利亘宏(少年社中)

公演期間
東京公演
2023年4月27日(木)~5月7日(日)
サンシャイン劇場(東京都豊島区)
https://sunshine-theatre.co.jp/

大阪公演
2023年5月18日(木)~5月21日(日) 
梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(大阪府大阪市北区)
https://www.umegei.com/

・グッズ販売
劇場販売、公式通販あり
https://toei-movie-st.com/jinbaku/stage/goods.html

プレミアムパンフレット 3,000円
ランダムブロマイド L版3枚1セット全13種/600円
ランダムアクリルスタンドキーホルダー 全13種/800円
東映ムビ×ステ「仁義なき幕末」Tシャツ 3,850円
ステージブロマイド L版2枚1セット/500円
ランダムステージブロマイド L版全36種/200円

・チケット
全席指定 ¥9,500(税込)

STAFF

音楽:坂部 剛
アクション監督:栗田政明(倉田プロモーション)
振付:本山新之助
舞台監督:横尾友広
美術・秋山光洋(n10design)
照明:齋藤真一郎
音響:田上篤志(stSound)
映像:荒川ヒロキ
演出助手:スギザキサトミ

衣裳:村瀬夏夜
特殊造形:林屋陽二
ヘアメイク:古橋香奈子(LaRME)
宣伝美術:羽尾万里子(Mujina:art)
宣伝写真:金山フヒト
Web:田中ユウコ
キャスティング:杉山麻衣

企画:加藤和夫 吉元 央
エグゼクティブプロデューサー:塚田英明
プロデューサー:中野 剛 中村恒太

制作協力:シャチュウワークス
協力:東映京都撮影所
企画製作:東映 東映ビデオ

https://toei-movie-st.com/jinbaku/stage/index.html#cast

■出演(舞台)

大友一平:和田琢磨
村田恭次(坂本龍馬):松田凌

大友小夜:水谷果穂
土方歳三:石黒英雄
沖田総司:本田礼生:本田礼生
原田左之助:小野健斗:小野健斗

尾崎水月:木津つばさ
北園郷蔵:吉田メタル
燈蘭月童子:荒川ちか

桂小五郎:岡宏明;岡 宏明
若松総太郎:柏木佑介
中岡慎太郎:赤澤燈
伊達唯臣:鈴木勝吾

岩上美優  岡田治己 鹿糠友和 小山雲母 杉本佳幹 夛田将秀 星 賢太 横山慶次郎

ナレーション 矢崎 広

■作品概要(舞台)

村田組 vs 錦旗会 壮絶な死闘の末に待ち受ける“仁義”とは?

ひとり令和に舞い戻った大友一平(和田琢磨)を待っていたのは、様変わりした京都の勢力図だった。
敵対する錦旗会の侵略により、今や村田組は風前の灯。錦旗会の幹部・若松総太郎(柏木佑介)らが次々と村田組のシマを錦旗会のものにしていく。一平の妹・小夜(水谷果穂)も錦旗会の会長・北園郷蔵(吉田メタル)の目にとまり、愛人にさせられようとしていた。

村田組の舎弟・尾崎水月(木津つばさ)らわずかに生き残った組員たちさえ村田組の終焉を覚悟する中、ただ1人、一平だけが組を守るために錦旗会を追放しようと奮起。そこへ、再び蘭月童子(荒川ちか)が現れる。

僕が、君の願いを叶えてあげるよ。そう言って童子が呼び出したのは、坂本龍馬(松田凌)。今度は、令和の世に龍馬がやってきたのだった。一平は龍馬に、共に錦旗会を打ち倒すことをお願いする。

さらに、土方歳三(石黒英雄)、沖田総司(本田礼生)、原田左之助(小野健斗)ら新選組に加え、中岡慎太郎(赤澤燈)、桂小五郎(岡宏明)らも令和にタイムスリップ。村田組と錦旗会に分かれ、ヤクザたちの抗争に幕末の志士たちが参戦することとなる。さらに幕末にタイムスリップしたはずの伊達唯臣(鈴木勝吾)の姿も。令和の京都を舞台に、幕末の争乱のような戦いと野望が繰り広げられる。

テッペンを獲るのは果たして誰か。
ヤクザとサムライたちによる村田組と錦旗会の抗争の末に待ち受けるものとは―。

https://toei-movie-st.com/jinbaku/stage/index.html#story

■舞台付箋(舞台)

映画の続き。令和のヤクザ映画を元に舞台を作ったらこうなるんだな舞台。幕末から大友が令和へ戻って来た際に、新選組の土方(石黒英雄)らに加えて中岡とか桂もタイムスリップしてヤクザ抗争する話。銃がメインの筈なのに普通に刀も使う。何故ハンドガンだけなんだ……ショットガンとか使わないんか……
殺陣を楽しむ舞台。
脚本はどうだろう、酒の出て来ない暴力と女を巡る男の物語。やっぱり題の通り仁義はほとんどない。仁義ってなんだっけな……
「ヤクザって大嫌い」と最後に小夜に言わせたのは、観客の心を代弁したかったのか作品を総評したかったのか。わからないんだけど、あのセリフは他に表現なかったかな、という気持ちになって最後にしょっぱい気持ちになる。ヤクザ映画を好まないので今作舞台の脚本について、全体的に好意的に見る部分がないので、殺陣がすごかったなーくらいしかない。
今作は物語について何かを言うのではなく、仁義なき男どもが足掻いて皆死んでゆく様を眺める舞台であり、興味深いものを観たな、という感想を抱くに留まる。

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