本文中にも上げた茅島篤「国語ローマ字化の研究 改訂版ー占領下日本の国内的・国際的要因の解明ー」では綿密な調査と検討を経て
最終章では
として
など多様な論拠が
いたこと
また
ことを述べ、その複雑さを明示し(CI&Eは民間情報教育局。使節団はアメリカ教育使節団)
後段でローマ字化へのアメリカ側の動向をまとめています。
そして
としています。
拙論では志賀直哉がエッセイ「国語問題」を書いた占領初期の国語ローマ字化政策についてのみ簡単にしか触れなかったが、実際にローマ字化の政策がどのような論拠でどのように進んでいったのかは、拙論とも無関係とはいえず、重要な問題であると感じたため、長文を引用させていただきました。(更に詳しくは引用文献に精細に述べられています。)
この引用をする必要性に気が付いたのは、はーぼさんの記事↓でのコメント欄での対話があったおかげでした。私の不躾なコメントに真摯に答えてくださったはーぼさんに感謝します。
引用文献: 茅島篤, 『国語ローマ字化の研究 改訂版 ー占領下日本の国内的・国際的要因の解明ー』, 風間書房, 2009.3.31.改訂版第1刷発行(2000.3.15.初版第1刷発行).
この記事は↓の論考に付した注です。本文中の(xxvii)より、ここへ繋がるようになっています。