「洞窟を抜けて」を描く
趣味では「コケダマちゃん」の絵ばかり描く僕ですが、少し前は「ファンタジー」をテーマにした絵を頻繁に描いていました。
今回は初心に戻って?「ファンタジー」をテーマに、少し軽めの絵を描いてみたいと思います。今回描く絵の主な特徴は……
①完成はアナログ水彩画でカラーの絵
②絵は小さめ
③下絵は描く
という内容です。
この記事を書いているのは2023年10月ですが、この時期、ポストカードサイズの紙にカラーの絵を描くことが多い環境でした。しかし、日々描く中で目の疲れ、あとは「もっと造形にこだわりたい!」という想いもあり、紙のサイズを一段階大きな「A5~A4サイズ」で描くようになります。しかし、紙が僕にとってはやや大きいため、1枚の完成までの時間もかなりかかり、この時期少し疲弊ぎみだったのです。
そこで、リフレッシュも兼ねて本来の紙のサイズに戻り、さらに僕が元々大好きな「小さい絵」という方向性で絵を描こうと思いました。さらに、初心に戻る気持ちも込めて「ファンタジー」をテーマにしようと思ったのです。
では前置きはこれくらいにして、早速絵の制作風景を解説していきましょう。
🍀下描きはメモ帳で
まずは、いつも愛用しているダイソーで売っている「メモ帳」で下描きをしていきます。このメモ帳の紙サイズは8.8㎜×12.5㎜と小さめで、紙は少し黄ばんだ見た目です。この見た目を選んだ理由は、僕が日頃好んで描く「線画で完成する絵」「ファンタジー系の絵」にとても相性が良いと思ったからです。
🍀白い紙を見て考える
メモ帳から1枚紙を剥がし、「プラスチックの板」へ紙をセロテープで固定します。この状態で絵を描くと、紙を気軽に回転させ加筆できたり、手の湿度で紙が「よれる」のを防ぐこともでき、非常に使い勝手が良いのです。
そして、下描きの画材は「0.5㎜のHBのシャーペン」を使います。ちなみに、このシャーペンもダイソーで購入し、長きに渡って愛用する画材です。僕はダイソーなど、比較的安価で購入できるお店で画材を手に入れ、絵を描くのが基本となっています。なぜなら、「絵は常に気軽な気持ちや環境で描くべき!」と思っているからです。
まずは、これから描く紙をジックリ眺めながら、「ファンタジーの絵としてどういう内容にすべきか」を考えていきます。この瞬間まで、特に描くべきイメージは頭の中にはありません。とにかくジックリ紙を眺め、これから描く絵について想像を膨らませ具体的なレイアウトを浮かべていくのです。ちなみに、僕はだいたい10分くらいは紙を眺め、色々な絵の内容やレイアウトを頭の中で試行錯誤していきます。
🍀まずはメインモチーフから
頭にぼんやりと絵のイメージが浮かんできたら、実際に線を描き始めます。その際に、「筆圧を弱めて軽い線を描く」とし、シャーペンの芯は「長めに」出すのがポイントです。この様に芯を長めに出して描くと、やや「俯瞰目線」でデザイン内容を試行錯誤できるので便利です。
そして、絵は「メインとなるキャラ」から必ず描いていきます。その情報を元に、周囲のイメージをより明確に浮かべていくためです。描き出し前はぼんやり浮かんでいたイメージも、メインのキャラの絵が少しでも具現化すると、自然と周囲の情報も広がる様に具現化していくのです。
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