ゲーム開発とコンセプトアート
「コンセプトアート」という言葉を聞いて、皆さんはどんなイメージを浮かべるでしょうか。あまり馴染みのない方にとっては「ちょっとカッコイイ言葉だね」というくらいの印象で、そもそも具体的なイメージさえ浮かばないかもしれません。
🍀特殊なコンセプトアート
僕は、「コンセプトアートを描く」という仕事を、ゲーム業界に入ってから携わるようになりました。ちなみに当時、「コンセプトアート」という名前はもちろん知っていましたが、実際に制作したのはゲーム業界が始めてです。なので、そこまでは僕も「ちょっとカッコイイ言葉だね」ぐらいの感覚でいましたし、この言葉にとても憧れも感じていました。
ゲーム業界の中で、この「コンセプトアート」という絵は「これから制作するゲームの今後目指すべきビジュアルを示す」という役割を担っています。まさに「コンセプトになる絵」という立ち位置を担う絵というわけです。
この「コンセプトアート」という絵、実際にゲーム業界の中にいると「制作のタイミングが難しい」と感じることが多く、実は実際に絵を制作をしても、本来の役割をなかなか担えないことも多々ある?という……ちょっと特殊な絵だと思っています。
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