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高卒で社会人経験なしのイチ主婦が30歳からWEBディレクターになるハナシ

まず初めに、この記事はPR企画「デジタルハリウッドで変わった私の人生に参加しています。
デジハリ30周年に際し行われるPR企画で、デジハリに入学したことで180度変わった私のマインドセットと、理想だった生き方を叶えるまでの話をお届けできたらと思います。

サムネイルのイラストは同僚であり、友人の saya が書いてくれました。special thanks!


自己紹介

はじめまして!ワタナベです。
今年35歳になる兵庫県在住の主婦です。
4月から小学2年生と3年生になるかわいい息子たちの母でもあります。

高卒・社会人経験なしのイチ主婦だった私が29歳で「やりたいことして生きていきたい!」と覚醒して社会人スクールのデジタルハリウッド(以下、デジハリ)に入学し、理想の生き方を叶えるハナシを綴ります。

今よりだいぶ痩せてた時のワタナベ

- 29歳で覚醒した

高校卒業後、なにもかも中途半端のままフリーターで数年過ごし、24歳で結婚、26歳で長男を出産、28歳で次男を出産しました。

結婚も出産も周りより早かった私は、なにもかもが初めての経験で、慣れるのにも必死、子供もかわいいしで最初こそ楽しかったけど、

周りが大学卒業後様々な職業でキャリアを積んでいく中、自分はというとパートと家事と育児で毎日が終わっていく生産性のない日々。自己肯定感はどんどん下がっていきました。

気づけば29歳になっていて、
私の人生このまま同じことを繰り返して終わっていくんだろうか。
いま小さい子供たちに費やす時間ももちろん大切だけど、子育てが終わったその先は?今までバイト・パートしかしてこなかった私はこの日々が終わった後、どこに着地するんだろう。

最初は頭をかすめるだけだったそんな気持ちが
どんどん膨らんでいって、

子供もまだ小さいし、
在宅で好きな時間に働いてお金が稼げるといいな。
オシャレなオフィスやカフェで仕事したり、
仕事で他県へ出張へ行ったり
パソコン片手にどこでも仕事できるような
そんな職種で働けたら楽しいだろうな。

なんて希望に胸を膨らませながら正社員になろうと就職活動を始め一念発起!
デザイナー、出張カメラマン、DTPオペレーター、CADオペレーターなど10社程応募しました。

でも、面接はおろか書類審査も通らない。

(最後の方はダメ元で採用受付してもない「入りたい!」と思った会社にポートフォリオ送ってました。いま見返すと恥ずかしすぎる低クオリティのポートフォリオとなんのキャリアもないやばめ主婦に丁寧にお返事くれたあの時のみなさま、ありがとうございました、、!!)

そこでようやく自覚しました。

資格もスキルセットも経験もなにもない私が選べる職業は限られてるんだ。
もう30歳も目前、私はこのままやりたいことに蓋をして生きていくしかないんだ。

それがアタリマエなんだ、、と絶望して、
私には無理だったけど、自分の子供たちには自分の夢を追いかけてやりたいことを実現させてほしいな。
好きで得意なことを仕事にして、理想の中で働ける人になってほしい。
なんて自分勝手に考えたりして。

でも、ふと思いました。

、、それって、それを成し遂げてない母親が言って説得力あるの?
子供たちにとって説得力のある、見本になれるような母親じゃないと、
ダメなんじゃないの??????????

自分にも、子供たちにも誇れる母親になって、子供たちが大きくなった時
お母さんみたいに好きでやりたいことを仕事にして生きていきなさい』って、
言いたい!!!!!!!

そこから複数の社会人学校の資料を請求しました。
(学校に行く!と決めるまでにもたくさんの感情の変化や、他にもやったことはあるけど、それはまた別の機会に。)

オンライン中心の講座はナシ。
しっかり時間を割いて、課題もたくさんあって、
先生と対話しながら学べるところがいい。
せっかくなら同じ志を持つ仲間もいて、楽しく学べるところがいい。

学費は安いと逆に怖いし、自己投資のお金を渋るのはよくないと感覚でわかっていた。

そうして学校に行くと決めて2週間後、私は数ある学校の中からデジハリの説明会に参加して、その日のうちに入学手続きをした。

夫に「学校に行きたい」と言ったら、
開口一番に「いいよ」と背中を押してくれた。

子供たちはまだ1歳と2歳。
預けられる時間が多くなった。

決して安くはない学費、パートも制限して、お金や子供と過ごす時間、色んなものと引き換えに、2019年9月、私はデジハリの学生になった。


デジハリでの1年間

- 入学、そして課題の日々

私が入学を決めたのはデジタルハリウッド大阪校の<本科UI/UXデザイン専攻>。
1年在籍する間、週に1回大阪にある校舎で6時間の授業があり、毎週課題を持ち帰って次週提出・フィードバックをもらう形式でした。
2019年9月生は私を含めて16名ほど。大学生の子や正社員で働きながら通う方、私より年上の方もたくさんいました。

デジハリ大阪校には他にも<主婦ママクラス>という動画講座中心で子供がいても柔軟に学べるカリキュラムもありましたが、私はあえて授業があるクラスを選んだのでした。

前期はグラフィックデザインをメインにデザインの基礎からデザインツールの扱い方などを学び、後期はWEBデザインとコーディングを学ぶカリキュラムになっていて
毎週の課題とは別に、
・3ヶ月課題
・中間課題
・卒業制作
と大きな課題発表が3回ありました。
それぞれ設定されたテーマに沿って企画から考えて制作物をつくるような流れで、課題発表当日は先生や同じクラスの仲間、卒制ではCGクラスの方も含めた、みんなの前でプレゼンを行いました。

私は主婦なので、正社員で働きながら通う他のみんなと違って時間的に余裕がある。そこに甘えてみんなと同じレベルで学んでちゃだめだと強く思ったのを覚えています。

誰よりも時間をかけて、誰よりも多く、誰よりもクオリティ高いものを出す。
そのマインドで毎回課題を提出していきました。

ダイニングで課題制作中
子供たちの相手で全く進まない時もあった

スクリーンにプレゼン資料や制作物を映して発表するので実物はなくても発表は可能だったけど、
・A1のポスターをパターン別に複数印刷する
・チラシを作ったら発表会に参加する全員分印刷する
など必要経費だと思ってガンガン実物にしてました。(この頃は家計も苦しく、印刷にかける出費はかなりきつかった、、でもこの気持ちが大事なんだと言い聞かせてました。)

毎回実費で印刷した制作物

大きな課題の前は学校や部屋に篭って作業することも多くて、夫はこの時間が家族の未来にプラスに影響するかもわからないのに黙って支え続けてくれました。
ほんとにとっても感謝🙏(軽


- 卒業制作と新たな決意

当たり前ですが卒業制作は他のなによりも時間と労力をかけて制作しました。
24時間ずっと寝ても覚めても企画のことを考えて、朝から夜までパソコンに向かって制作する日々。授業と平行しつつ制作を続けること2ヶ月弱。

制作発表会前日は寝ずに作業して、そのままポスターの印刷に行きました。何度も何度も発表練習をしてプレゼン資料を直し、発表会当日はやっとこれを発表できると思ったほど、この1年間、いや、今まで生きてきて得たスキルを全てぶつけた卒制。
人生で一番やりきったと言える瞬間でした。

CG生も含めると50人近い人の前で発表した卒業制作
卒業制作は市場調査・分析から行い自分で考えたサービスで
そのサービスのプロモーションとして複数の販促物を制作した


その甲斐あってデジハリが主催する、企業と受講生をつなぐデジタルハリウッド伝統のマッチング型求人イベント”クリエイターズオーディション”(以下、クリオ)に選抜してもらうことができました。

まだ小さい子供がいる私にとって卒業後の就職活動が困難になることは目に見えていたので、クリオに出場することは入学時から目標としていたことでした。

さらに私の意識を大きく変える出来事がありました。
その年はコロナの影響で例年東京と大阪で2回開催となるクリオがオンラインでの共同開催となったのです。
東京の企業とマッチングする可能性があるということで、私はあることを決意します。


卒業!東京に単身赴任する??

- 単身赴任を決意

東京の企業とのマッチングもありえるとなった瞬間に、私が思ったこと。
それが、東京の大きな仕事がしたいということでした。
単身赴任を決意したのです。

その時私は2歳と3歳を絶賛子育て中、業界未経験、社会経験なしのイチ主婦。
身の程知らずで、母親失格かもしれない。
でも、可能性があるなら賭けてみたいと思いました。
(1年〜3年下積みして、目処が立ったら東京に家族を呼び寄せるというトンデモ”妙”案でした)

夫にはさすがに却下されると思いましたが
「東京でしたい仕事があるなら行った方がいい、家のことは心配しなくていい」と言ってくれました(実話)
惚れてまうやろー!

そうして私はクリオ出場シートの希望就職先の項目にあった「関東」にもチェックを入れたのです。


- やらかしたクリエイターズオーディション

クリオ当日、全出場者の卒業制作がまとめられたWEBサイトが参加企業側に配信され、気になった出場者に企業側からZoomでコンタクトを取るという方法で開催されました。

出場者はデジハリ校舎に集まり(私は大阪校舎で)それぞれがZoomURLを発行して、そのルーム内で企業が入ってくるのを待つという形式です。

デジハリ大阪校、ここで出場者が集まって
自分のZoomURLを開いてコンタクトを待つ


そこで私はやらかします。


企業からコンタクトがあるのをZoomを開いた状態で2時間待つことになるのですが周りの出場者に企業からのコンタクトがどんどんくる中、私にだけうんともすんとも、なにもない。

プロフィールに主婦で小さい子供がいると書いたから、そこで弾かれてるんだろうか、、どうしよう、ここまで支えてくれた家族に申し訳が立たない。
不安と焦りがどんどん大きくなりました。

1時間半を過ぎたあたりで、デジハリのスタッフさんが心配して声をかけてくれました。


「ワタナベさん、入室するZoomのURLあってる????」


え?
ZoomのURL????


あって、ない!!!!!!!!泣


1時間半、企業側に伝えているZoomURLとは違うURLを開いてそこで待ってました。
あほすぎる、、泣

残り20分、半泣きで入り直したところ、最後の10分で1件コンタクトがありました。それはクリオ前に見せてもらった企業リストの中で唯一気になっていた企業でした。(マジです

「全然繋がらなかったね、めちゃくちゃ人気だね〜!」と言われたのを覚えてます。笑うしかない。

もう1件、クリオ後に「Zoomでのコンタクトが取れなかったので」とわざわざメールでコンタクトを送ってくれた大阪の企業もありました。

そうして私は東京1社、大阪1社と面談を進めることになります。


- 面談、願ってもない好条件での採用

まずは大阪の企業と面談を行い、その後東京へ行き、東京の企業と面談しました。大阪の企業とはご縁がなく、私にとっては一縷の望みを賭けていった東京の面談。社長と私、1対1の面談でした。

結末を言うと、私はこの東京の企業に採用してもらうことになります。
現在勤める株式会社ニゴロです。
正確にはニゴロは東京の企業ではなく、本社が福岡にあり、社長だけ東京にいて残りのメンバーは福岡や愛知にいるフルリモートの制作会社でした。

クリオのコンタクトで10分だけ話した際、社長には「関西に家族がいるが、単身東京にきて、就職したいと思っている」と伝えており、社長はその心意気を買ってくれて、なんと面談15分で「もう採用でいいから一緒に働こうよ」と言ってくれたのです。

続けて、「うちは社員みんな完全リモートワークだから関西にいたままで働いてくれればいいよ、小さい子もいるし無理しなくていい」と、願ってもない好条件で採用いただいたのでした。
(ちなみにこれは“面談”で、面接ではなく、履歴書もいらないと言われて行った先での出来事。ここから一次面接、二次面接があるんだと思っていたので正直全く心の準備ができてなかった。弊社ゆるすぎ。)

いまではクリオでのやらかしも、ニゴロとの出会いのためのやらかしだったのかもと本気で思っています。


いま、理想の中で生きている

あれから4年、
私はいま株式会社ニゴロに在籍し、

在宅で好きな時間に働いてお金を稼いで、
オシャレなオフィスやカフェで仕事したり、
仕事で他県へ出張へ行ったり、
パソコン片手にどこでも仕事できる環境で
WEBディレクターをしています。

自宅で快適に仕事するためにDIYした仕事部屋
週に2〜3日は家の近くのカフェで仕事したり、
昨年はイベント出席やクライアントに会うために東京や長崎出張にも行きました


複数の某大手企業の案件をメインディレクターとして担当させてもらい、毎日やりがいを持って忙しく働きながら、仕事の合間に子供たちの平日の学校行事や習い事の送迎に行くこともあります。

個人の裁量が大きく完全成果主義の環境で、日々今までになかった充実感を感じると共に、ふと我に返ってデジハリ入学前の日々との違いに未だに現実なのかと疑うこともあります。

福岡のニゴロ本社、オシャレ。
年に一度社員みんな集合して一緒に仕事したり遊びに行ったりする

4年前スキルも経歴もなにも持っていないイチ主婦だった私が、思い描いていた以上の環境にいるということ。それは4年前の私が、犠牲はありつつも自己投資という形でデジハリに入学し前に突き進み続けたからこそいま理想としていた生き方が叶えられたのだと思います。

デジハリで得たのはスキル的なことはもちろんのこと、一番大きかったのは、考え方が180度変わったこと。

29年間生きてきて、
<なにもかも中途半端で自分にはなにも成し遂げられない、理想は理想のまま終わるものだ>と思い込んでいた私が
<何歳からでもどんな状況でもなにも諦めることはない、心のままに、理想を追いかけてもいいんだ>と思えるようになったのです。

いまは子供達に、自分の生き方を以て
『お母さんみたいに好きでやりたいことを仕事にして生きていきなさい』
と胸を張って伝えられそうです。


まだまだ書き足りない。

「デジタルハリウッドで変わった私の人生」のPR企画として今回執筆させていただいた本記事ではデジハリに入学する前と後で私の環境とマインドセットがどのように変化したかを綴りました。

6000字超えの長文をここまで読んでくれたあなた。
だいすき。


でも正直全然書き足りない!!!

  • 入学を決めるまでの葛藤と自分を見つめ直すためジャーナリングに取り組んだこと

  • デジハリに入学して経験したこと、専攻していたこと以外に学んだこと

  • コロナ禍での授業ストップ、モチベーション維持のためやったこと

  • 販促コンペ応募での経験

  • 未経験からWEBディレクターになり感じたこと、活きてきたこれまでの経験

  • 個人で受けたお仕事、経験値の低さで失敗したこと

  • 入社一年目に被る、子供たちの小学生進級・環境の変化

  • ダブルインカムになったあとの夫婦バランスの変化

などなど、ここでは書ききれなかったことや、趣味のキャンプや育児の話など仕事以外の話もこれからちょくちょく更新していきたいと思います。

趣味のキャンプは今年6年目
仕事以外のこともnoteで綴っていきたい

あまり参考にならないかもしれないけど、私の生き方が誰かの背中を押すことがあるといいな。


#自己紹介 #エッセイ #デジハリ #育児 #ライフスタイル #生き方 #webディレクター #在宅


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