マックブックエアーを買おうとして、アップル信者の友人に止められた話
マックブックエア、ホスィなり……
突如そういう思いがホモのケツ穴から湧き出るビチグソのごとく、俺の脳内からあふれてきた……というわけではないのだが、けっこう唐突にそんなことを考えてしまった。
きっかけは、腰痛である。
腰痛になったせいで、長時間イスに座ることができなくなってしまった。今は整骨院に通ったり、座る時間を少なくしたりして対策をしている。
その「座る時間を少なくする対策」というのが、ベッドに寝転がることなのだが、さすがにsurfaceを持って寝転がる、というのはいいのだが、一つ欠点があった。
キーボードが使えないのだ。
タイプカバーを買えばいいのかもしれない。しかし、あれはかなりペラペラで、頼りない。無線キーボードを使っているが、なんとかsurfaceをどこかに置いて、無線キーボードで打とうとしたが、上手くいかない……
結局ラップトップがいいや、ということでクロームブックをを取り出していじってみると、意外と使いやすいことが判明。
今までクロームブックは特に使い道がなかったが、ここにきてベッドの上で使いやすいという意外な利点を発見する。
やっぱりラップトップって必要だったんだ!
というわけで、ラップトップを買ってみようと思い立ったわけである。
そこでウィンドウズでいいなら、何も問題はなかった。ウィドウズで安いPCなんていくらでもあるし、5万くらいでブラウジング&文章作成くらいの用途使えるPCはいくらでもある。
しかし、ウィンドウズ、という部分に引っ掛かりを感じてしまったのだ。
せっかく買うなら、マックブックも触ってみたいなぁ……
という物欲が湧いてきてしまった……
これには、ウィンドウズで文章作成する、という部分に不便さを感じていたから、というのもある。
実は、これまでの文章作成においては、基本的にワードを使っていた。さすが業界標準だけあって、様々な機能が内包されており、非常に見やすいレイアウトになっている。
しかし、高性能のせいでアプリの立ち上げが微妙に遅い。10秒くらいかかるのだ。PCの起動も合わせると、意外とイライラする時間、待たされることになる。
さらに立ち上げると、すぐに「office365の契約がまだですよ~」みたいな通知が絶対に表示されるのだが、マイクロソフトはオフィス使用者に嫌がらせをしたいのだろうか?
一応だいぶ前に買ったとはいえ、金を払って買ったのに、まださらに金を払えということなのだろうか。しかも大っ嫌いなサブスクリプションタイプだ。そろそろ有名なあの総督がサブスクリプションにブチ切れてもいいころだと思うのだが……
というわけで、他に文書作成ソフトはないか……と探し回った結果、結局何も見つけられませんでしたぁーーーーーー!!! と叫ぶ調査兵団みたいな感じになっていた。
見つかるのは、プログラミング用のエディタだったり、三点リーダが上手く表示されなかったり、高い有料エディタだったり……
趣味程度の文章作成に、わざわざ高い有料エディタを使うのもなぁ……という思いも湧いてきて、結局一番いい文章作成アプリは、
Pagesっていう、Macのアプリだったんだよなぁ……
アプリは無料、基本的で最低限の機能、早い起動にレスポンス、そして三点リーダがきちんと表示される……あれ、意外にMacで文章書けるやん?! ということで、がぜんマックブックも視野に入ってきた。クロームブック買うくらいなら、マックブックに買い替えてもいいかもしれない……
と気持ちが揺らぎ始める。
とりあえず、中古価格を調べ出した。
最初の想定した条件は「SSD、13インチ、Retina」くらいだった。本当に最低限使えればいいのである。しかし、見ているうちに、その条件でも普通に10万近くするものが多い。安いものは、よく見ればRetinaではなかったり、ジャンク品だったり、あり得ない状態のものが多く、とてもではないが手が出ない……
その中で最近リストラされた、通常マックブックが候補に挙がってきたが、かなり性能が低いことが判明。さすがに第二世代のiPadproと同等か少し劣るくらい、という性能にはびっくりした。画面の大きさ的にも少し小さく、しかも値段は全く安くなっていない。中古でもここまで安くならないのは珍しい。
それなら、といっそ思ったのが、なるべく最新に近いマックブックにしようということだ。最新に近ければ、あのサイドカー機能も使えるし、買ったついでにサイドカーも試せるようにした方が、色々試せて満足するのではないか、ということだった。
そこで調べた結果、マックブックエアーの整備品が、10万円程度で売られていたのだ。アップルの正式な品物なので品質は安心だし、性能も求める分には十分だ。サイドカーもできる。
しかし、完全なる趣味に10万払うっていうのも……
ここで悩んでいたことをlineで友人に伝えたところ、とりえあえずやめといた方がいい、一応実物持ってるし、一回会ってよく見てみる? という話になったので、久々だったこともあって会って話をしてみることにした。
とりあえず、友人のアップル信者っぷりだが、iPadproをはじめ、iPhone、アップルウォッチ、そして今回のマックブック無印を所有している。どれも愛用しているが、マックブックだけはあまり使ってないという。
理由としては、やはりキーボードだった。これは分かっていたことで、やはりな……と言った感じだった。しかし、さらに悪いことに、今回見せてくれたMacブックに搭載されているバタフライキーボードは、第一世代で、同じバタフライキーボードでも第二、第三世代になるにつれて、打ち心地は悪くなるらしい。
多分、ほこりなどの侵入を防ぐためにゴム製の膜を追加したとか言ってたから、そのせいで打ち心地がおかしいことになっているのだろう。
もう一つが、性能だった。やはり、あまりにコスパが悪く、軽く使う用途ならなおさらウィンドウズで安く見繕う方がいいということだった。一応、iPadを所有しており、マックブックでiPadとの連携なども試してみたかったが、その連携に関してもiPhone使ってないなら連携はそこまで意識する必要はないのでは、ということだった。
また、性能も中途半端である。第8世代のCorei5を使っている割に、クアッドコアではないという残念仕様……さらにファンレスでもないため、けっこう音がするという。さらにベッドで寝転がりながら使うということなら、排気や吸気にとっても良くないのではないか、ということが懸念された。一応、性能に関してはマックブックのプロにでもすればいくらでも積めるのだろうが、さすがにそこまで性能積んでやることはないし、値段もまたバカ高くなってしまう。
となってくると、唯一の長所は「画面が圧倒的にキレイ」ということくらいしかない。しかし、俺が使っているのはsurfaceであり、さすがsurface、マックブック並みにディスプレイがキレイなのだ。この画面という点でも、マックブックがそこまで抜きんでているかどうか……一応、クラムシェルなので寝転がりながら使うという用途にはいいかもしれないが、それも画面の開く角度が結構浅かったりするのを偶然発見してしまった。180度ではないにせよ、それに近い角度まで開くと勝手に想像していたので、これだと開く角度が狭すぎて、寝転がりながら使うという用途では厳しいかもしれなかった。
あとは微妙なことだが、F7キーで全角カタカナが出せない、ということだった。一応ファンクションキーを押しながらF7を押すことで全角カタカナになるのだが、いかんせん使いにくい。しかし、これは設定でどうにかなるだろうとは予想している。
――以上の条件を考慮したうえで、今買うのは伊達や酔狂ならともかく、実用性や性能と価格を考え合わせると、かなり割に合わないことが分かってきたので……
今回のマックブックエアー購入は見送ることにした!
これから先のマックブックの動向として、16インチでシザー式に回帰した。恐らくそれは順次他のマックブックもシザー式に切り替えが進むであろう。また、性能面に関しても十分な向上が見込まれており、期待は十分できると思う。
ただ、一個の懸念点は、タッチバーの存在だ。
このタッチバー自体は設定でFキー固定にできるらしいが、とにかく余計な電力の消耗などを招くので、できるだけエアーには搭載されないで欲しいなぁ、というのが正直な感想だ。
完全にマックブックエアーをあきらめたわけではない。
現実にはもっと差し迫った問題があって、それはさっきから言っている通り、腰痛である。
腰が痛いと、どうせ何を買っても何もできないので、今はエアーと買うお金で整骨院に通って、一刻も早く腰痛を直すことに専念したい。しかも整骨院が自由診療でけっこう出費が痛いんだよね……
そのうえで、もう一回落ち着いた状態で検討してみようと思っている。
これを読んでいる全員に一つだけ言いたい。
腰は大事だ。腰を痛めると何もできなくなる。そう、マックブックよりも大事なのだ。
ならば、優先すべきは何なのか、おのずから見えてくるというものであろう。
あと、オススメのイスとか腰痛対策グッズとかあったらマジで教えて欲しいので、コメント欄に書いてもらえると助かります。どうかよろしくお願いしますよ!