インタビューで「失礼なこと」とは?
本日、Webライターのゆうさんにオンラインインタビューしてもらいました。
初めてインタビューに挑戦したそうですが、事前質問をしっかりと考えて、趣旨を伝えていただけたので答えやすかったです。
で、ゆうさんに「インタビューでどこが難しかったですか?」と聞いたら、「失礼がないようにすること」との答えだったんです。……意外でした!でも、同じくインタビュー初挑戦のぼのさんも同じことを言っていたんですよね。
▼ぼのさんインタビューの気づきはこちら
ゆうさんによると、
①意図が伝わりづらい質問ではないか
②相手に考えさせるのは迷惑ではないか
と考えたからだそうです。
確かに、①の意図が伝わりづらい抽象的な質問は困惑します。でも、失礼だとは思いません。聞き手はわからなければ「それって〇〇って意味ですか?」と聞けば良いのですから。
②についてはまったく失礼だとは思いません。むしろ考えてもらえる質問は良い質問です。すらすら言葉が出てこないということは、今まで言語化してこなかった証ですから。話し慣れてる方だと淀みなく言葉が出てくるんですが、これって「いつも話してる内容だから」なんですよ。ここに違う角度の質問をすることで、相手は「そんなこと話したことなかったな……」と思考モードに入るわけです。こんな質問ができると大成功だと思います。
それでは、どんなことが失礼なのか。それは、相手のことを調べもせずに取材に臨むことです。プロフィール、SNS、過去記事などは一通り目を通しておかないと「そんなことも知らずにインタビューしてるの!?」と唖然とされます。相手が公開している情報すべてをチェックすることは、時間的に厳しいかと思いますが、最低限の情報は知っておかないと失礼です。
あとは、ネガティブな情報を聞き出すことも失礼に当たります。でも、これは良い記事をめざすライターにとって、時にはやらなきゃならないことでもあります。「失礼ですが……」「差し支えなければ……」と枕詞をつけたうえで聞く必要だってあるのです。
「失礼かもしれない……」と臆することは、情報の取り逃しにつながります。過去に私は何度も経験して、取材後に後悔しました。だから、失礼承知で聞く勇気も時には必要だと感じています。ライターのやるべきは「良い記事を書くこと」。これを忘れずにインタビューに取り組みたいものです。
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相手が黙ったときは不安に感じるものですよね。この記事もぜひ参考にしてくださいね。
https://note.com/watamari/n/n5bb94e6df89d