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485✽自分という器を満たす
誰かのグラスを満たすことに精一杯だった。
気がつけば自分の瓶は乾きかけていた。
空っぽになるのが怖くて不安だった。
満たされないのを誰かのせいにしていた。
でも違った。
空っぽになっていたわけではなかった。
ちゃんとグラスに想いを注いでくれている人がいた。
気がつこうとしていなかった。
受け取る器に気がついていなかった。
自分の心を満たせて、初めて誰かの心に注ぐことができる。
自分を大切にしていい。おろそかにしてはいけない。
そのことに気づかせてくれた人を大切にしたい。