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519*窮屈な社会に求められる「いい加減さ」

養老孟司さんのコラムより。

軽く思われているようなことでも、実は重要なものの1つが「気分」。

真剣さと深刻さを混同する人が多い”小回りのきかない社会”に求められる「いい加減さ」。

現代社会で「ムダ」とされていることは、本当に意味のないことなのか。それを排除することで、効率は本当に高まるのか。

むしろ、違う気がしています。
ムダなものとして切り捨てたものが、実はとても意味のあることだったと、あとから後悔することもあります。

吹けば飛ぶような軽い存在と思われていても、実は見えないところで大きな役割を担っていることもありますね。

そして、「いい加減」とか「適当」なことは悪いことではないということ。

マイナスな意味で使われることが多いですが、本来の「いい加減」というのは「適切な加減」ということ。料理にたとえて「いい塩梅」と言われたりします。

時にはレシピ通り、マニュアルに忠実に進めることが大切な場合もありますが、すべてそれでは疲れてしまいます。時には遊び心や余白も大事。

窮屈な社会だからこそ、「いい加減さ」が求められている気がします。

※画像は、先日行ったサモエドカフェの1枚。前足をさわっても起きない幸せな寝顔でした^⁠_⁠^

これくらい楽な心で過ごしたいですね。

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