パンジャビ・ダバ
クオリア
フードエッセイなるハッシュタグをつけているから
食の言語化について少し考えをアウトプットしたい。
何年前かのEテレでオイコノミアという経済番組があって
そこで「クオリア」という言葉を知った。
=言葉にすることで、落ちていく、絶対に比べようが無い物。
簡単に言うと、その物の“らしさ”である。
例えばリンゴが「リンゴ」という言葉を持ってしまった瞬間にリンゴが持ついろんな性質が落ちてしまう。ということ。
極端な話、「リンゴ」が「林檎」「りんご」「apple」それぞれに性質を表す“らしさ”があって、それも人それぞれが考える“らしさ”は違う。
言語化でこぼれ落ちることは承知で
クオリアを、自分の感覚を、できるだけ詳細に伝えたい。
パンジャビ・ダバ
トレジャーハンターになったつもりでご飯を食べるって
言い方違えど、子どもがご飯を遊びながら食べるのと似ている。
王冠が乗ったガレットデロワの中に小さいおもちゃが隠されているのと同じ感覚で、私は大量のお米の中にチキンだったりマトンだったりが隠されて、それ(トレジャー)を発掘しながら食べるのが楽しい。
そうだよね、食って楽しいものだよねって基本に立ち返る。
(しかもパンジャビダバの入り口は地下に続く階段を降りて、外の日光が一切遮断された店内にしばらく目が慣れ無いという、図らずとも宝探し感を演出している。)
パンジャビダバのビリヤニは特に色が綺麗で、思わずカメラに納めたくなる。
ビリヤニの美味しさはよく知られているけど、
秘密にしておきたいほどチーズクルチャが規格外に美味しい…
言葉を発するとクオリアが落ちていく気がするからもう写真で伝えたい(前述どこいった)
この前遂にパンジャビダバの出前をとってからというものの、
私のQOLはこれ以上なく上がったのである…
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文字書いて食べていきたいし食べたら文字が書きたくなるのよねぇ…