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2024年9月の備忘録

 10月がやってきました。やっと涼しさを感じられるような季節になってきた...はずだけど雨ばっかり! 気圧が安定せず、しんどい人は多いのではないでしょうか。みんなで乗り越えようね。

 さて、備忘録と書きましたが、わたしはわたしの好きなものを忘れてしまわぬように、定期的に「良かったもの」をしたためていこうと思います。音楽でも、絵でも、本でも、ジャンルは問いません。わたしが好きなものを、ただまとめるだけのnote。個人の日記だと思ってください。

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音楽部門

#1『Loop girls / 根本凪×ウ山あまね』

 きたー! みんな大好きウ山あまねサウンド。ウ山あまねさんのことは「タペタ」で知ったのですが、フォルマントとか、ボーカルの独特エディットが面白いんですよ。yuigotさんとか原口沙輔さんに通ずるような浮遊感のあるエレクトロサウンドも抜群に良い。これどういう経緯で生まれた楽曲なんだ? って思ったら、なんとイラストレーター・動画クリエイターの改リさんが依頼して誕生したものらしい。

 余談ですが、改リさんが担当している最高のカバーMVがあるので紹介させてください。

 委員長〜! これやばい。本家リスペクトはもちろん、携わっているクリエイター全員の本気を感じる。是非最後まで観て、聴いてください。

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#2『ガラス / 駄菓子O型』

 駄菓子O型さんのガラスという楽曲。元々音源はあって、今回新たにMVがついたという感じです。MV、良かった〜〜〜!最後のオチとか、音源で聴いていた印象とガラッと変わって、下手に考察したくなっちゃう楽しさ。駄菓子さんはとにかくコロコロとしたサウンドの中に、重厚感ある低音のサウンドで緩急つけるのがお上手。少し良いスピーカーで聴くのが楽しいです。日本のポップスの音響は〜音場は〜、と散々海外から言われてきた傾向にありますが、駄菓子さんの音楽は横の位相だけでなく縦にも音場が拡がっており、一石を投じるような素晴らしいサウンド感です。ドンシャリ正義。

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#3『ブルーライトマーチ / 原口沙輔』

 なんだか似た雰囲気の曲ばかり紹介している気がします。この楽曲のFXの効果的な使い方、パッドの浮遊感、軽めのプラックにきゅん♡ としちゃいます。と、サウンドに注目してみましたが、宮舞モカ、すごくないですか!? Synthesizer V AI 進化しすぎでしょ! 表現、抑揚、もうほぼ人間ですね。
 あと、個人的に「低気圧が定期的に敵」っていう単語、納得しすぎて首もげました。冒頭でも書きましたが、みんな強く生きようね。

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#4『α煩悩 / 有形ランペイジ』

 sasakure.UKさんお得意の、「変拍子を自然にポップスに混ぜ込む」技術が光っています。イントロからまず、「麒麟」や「神威」(sasakure.UKさんのインスト曲)を彷彿とさせるようなパーカッションが入っていてかっこいい。タブラですかね? プレイヤー皆洗練されてて美しいフレーズばかり。変拍子を綺麗な形で落とし込むのは、ささくれさんの昔の楽曲「バタフライ・エフェクト」などに近しいものを感じたり。とにかく、みんな拍子を数えながら聴いてみてほしい。

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【読み物部門】

#1『君が肉になっても / とこみち』

「君が肉になっても」とこみち / 集英社

 ある日突然、親友が人を食べる怪物(肉塊)になってしまったらあなたはどうしますか?

 本作はとこみち先生のゆる〜いタッチで描かれるほのぼの日常系漫画…ではなく、しっかり重めの百合グロホラー。ホラーレベルは軽めです。ただ、クラスメイトが喰われていったり、逃避行の中で主人公と怪物化した親友が追い詰められたりなど、中々キツい展開ばかりです。世界観や怪物化の謎について触れられることはあまりなく、読後感も良いかと言われればそこまで良くありません。ただ、これも二人の愛のカタチなのだろうと思えば納得できる。かな。

 で、百合と書きましたがそんなにイチャイチャしません。でも、読んだらはっきり「百合だ…」ってなるから、とにかく読んでみて〜! グロ耐性ない人はやめてね!

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#2『放浪世界 / 水上悟志』

「放浪世界」水上悟志 / マッグガーデン

 SFの巨匠、水上先生のオムニバス!

 面白い。面白いです。すべての作品、アニメ化されてほしい。ゆるりとした雰囲気の日常系から、かなり緻密に練られて描かれているSFまで、5本の秀逸な作品が揃っています。そして水上先生の作品は、読み手に世界観を伝えるのがお上手。事前知識がなくても、何となくこの世界はこういう流れに沿っているんだな、と把握できます。その為、ショートショートでも満足出来ちゃう。

 最後の一編である「虚無をゆく」は、巨大な団地を舞台にしたシリアスなSFとなっており、このお話目当てでこの短編集を購入した方も多いのではないでしょうか。SFだけど妙にリアリティがあって、すべてのキャラに感情移入できる。試し読みしてみて、面白かったら是非購入してみてね。

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わたかん備忘録、9月の部はこれにて終了となります。ご一読いただき、ありがとうございました!

またね〜(ᐢ . .ᐢ)՞

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