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線スケッチよもやま話

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「線スケッチ」に関する話、あるいは直接関係しない話も含め日々考えたことをまとめた記事です。 ■「美術展鑑賞記事、読書感想記事:思い付き、推論を検証するための考察、準備作業、その他…
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記事一覧

<2024展覧会を振り返る>日本絵画における推論・仮説をまとめてみた:「江戸の遠近法…

(長文になります)  あけましておめでとうございます。本記事は、昨年末に投稿する予定でし…

<2024秋スケッチ:No2>府中の森公園・日本庭園のカルガモ、池の水面の逆さ紅葉を愛…

はじめに 前回のトーハクの日本庭園の秋に続き、12月に入って(もはや冬ですが、今年は紅葉が…

<2024秋スケッチ:No1>トーハク・日本庭園の枯蓮、「歴史記録室」の伊能忠敬大地図…

はじめに 前回の記事で昨年から定期的に東京国立博物館の常設展に通っていることを述べまし…

トーハク常設展を観に行ったら、ハローキティが目の前にいた

はじめに 昨年末から、東京国立博物館(以後トーハクと略します)の常設展に定期的に通って…

山口晃氏の田中一村鑑賞術(NHK・日曜美術館)紹介と公募展落選の理由を考えてみた

(長文になります) はじめに 先日放映されたNHKの日曜美術館の番組、「奄美への道標(みちし…

「アクセス状況」見たらNoteの記事はやはりストックだった。そして初心を思い出す。

はじめに noteを始めて、来月11月で4年になります。記事を書いているクリエーターの皆さんは…

2024桜スケッチ(5)東京国立博物館・日本庭園の桜、上野恩賜公園・不忍池のシロタエ

はじめに かなり季節外れになりましたが、今年最後の桜スケッチの記事です。  上野公園の桜はすでに葉桜に変わった4月11日に東京国立博物館の常設展を見に訪れました。  帰り際に本館裏の日本庭園に顔を出すことにしました。なぜなら、前回訪れた時に日本庭園にソメイヨシノとは違う品種の桜が何本も植えてあることを知り、品種によっては遅咲きの桜が咲いているかもしれないと思ったからです。  結論から言うと、満開とは言えないまでも十分に桜を堪能することが出来ました。 東京国立博物館・日本庭

鈴木春信「黒ベタと漆黒闇夜」の美、専門家の評価を発見:藤澤紫監修「鈴木春信決定版…

(かなり長文になります) はじめに これまでに私は下記の二つの記事の中で、鈴木春信の「黒…

お詫びいたします。「鈴木春信」2017(東京美術)の著者様

(長文になります) はじめに 表題を見た読者はおそらく一体何のことかお分かりにならないでし…

2024桜スケッチ(4)町田市・芹ヶ谷公園のソメイヨシノ、国際版画美術館の企画展

はじめに ソメイヨシノが満開になった今年の東京は、あいにく雨模様や曇り空の天候が多くカ…

2024桜スケッチ(3)皇居東御苑の桜

はじめに 前回の記事で東宝スタジオ入り口の桜と成城大学新入生家族の記念撮影風景のスケッ…

2024桜スケッチ(2) 東宝スタジオ入り口の桜、成城大学入学記念写真風景

はじめに 本格的な桜の季節になったある日の午前10時に、老兵ならぬ老企業戦士4名が小田急・…

2024桜スケッチ(1) 昭和記念公園の寒桜

はじめに 通常の街歩きスケッチの一環ではあるのですが、毎年春になると、桜の季節は特別で…

上用賀公園で休息とスケッチ:拡張計画の様子を見た

はじめに 突然ローカルな話題となって申し訳ないのですが、前回の記事で紹介した馬事公苑から病院へ向かうときに、タイトルに書いた「上用賀公園」を通ることにしました。  馬事公苑の正門から目的の病院に行くのに近道になることと、現在大規模な拡張計画が進められているので、進捗状況を知りたかったからです。  休憩がてら手帳スケッチをしたので、前回の記事のおまけ(続編)として紹介します。 上用賀公園入口から広場へ  もともと国の施設があった土地がいかなる理由なのか、約10年前、突