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幼児向けのテレビを見てモヤッとしたこと

こんげー、わたげの本音です。

今回は、幼児向けのテレビを見ていて
モヤモヤしていた話をします。


結論から言うと、
私の認知の歪みの問題なのですが、
モヤモヤを吐き出させてください。


私の世代でも、今の世代でも、
幼児向けのテレビ番組があり、
それを見て子どもたちが楽しみます。

しかし私は、子どもの頃から
モヤモヤしていたことが
あるのです。


それは「お兄ちゃん/お姉ちゃん」
だからといって、
自分を犠牲にして兄弟の相手をしたり、
譲ったりすること。


例を2つあげます。

ある兄妹が、
母親が作ったプリンを
食べていました。

しかし妹の方が誤って
プリンを床に落としてしまったのです。

泣き叫ぶ妹、
もうプリンは残っておらず困っている
母親。

それを見た兄が、
「僕のプリン半分あげる」と言って、
本当は全部食べたいプリンを
あげてしまうんです。


もう1つの例は、
ある兄妹がおままごとで
遊んでいました。

何度も何度も繰り返される
妹からの「こうして」
「ああして」という要求。

遊ぶのに飽きてしまった兄は、
妹を残してほかのお友達の家へ
遊びに行きます。

出会ったお友達に
「妹はどうしたの?」と聞かれて
「妹は同じ遊びばっかりでつまんない。
僕、お友達と遊びたい」と言います。

するとお友達は「妹ちゃんが可哀そう」
「お兄ちゃんなんだから、
遊んであげないとダメだよ」と
諭します。

そう言われた兄は、
仕方なく家に帰って
妹の遊び相手になるのでした。


どこにモヤモヤしているかというと、
「自分を犠牲にして妹を優先している」
「妹が可哀そうだからといって、
お兄ちゃんらしく相手してあげる」という
この2つですね。

1つ目の例の方は、
迷ったうえで自分で妹に
プリンを半分あげるという
選択をして、
母は強制していないんですけど。

2つ目の例では、
周りが「お兄ちゃんなんだから」といって
我慢を強いる描写がある。
それがモヤモヤするんです。


たまたま親が子どもを産んで育てることを
決めた際、たまたまお兄ちゃん、お姉ちゃんに
なってしまっただけ。

ある日突然赤ちゃんができて、
「弟/妹ができるよ」と言われて、
「はい、今からあなたはお兄ちゃん
/お姉ちゃんね。我慢してね」と言われても
納得できません。


赤ちゃんのうちは手がかかるから
仕方ありませんが、
ある程度大きくなっても
世話を焼いて兄/姉は放置気味。

なぜなら「お兄ちゃん/お姉ちゃんだから」。

弟/妹が最優先で、
お兄ちゃん/お姉ちゃんは
優先順位が低く、
我慢するのが当たり前。

そう幼児向け番組から
言われている気がして
モヤモヤしたのです。


これは単純に私の認知の歪みが
発生しているだけだと思います。

私は姉妹差別を受けて
育ちました。

3姉妹の長女になった私は、
風邪をひいて熱をあげても、
ケガをしても、
病院に連れてってもらえず、
看病すらしてもらえません。

だからほとんど1人で
どうにかこうにか耐えていました。


買い物に行った際、
手を繋いでショッピングを
楽しむのは母と妹たちで、
私は後ろから荷物を持って
ついていくだけの付き人。


妹が産まれてから、
参観日に来てくれたことは
ありません。

「仕事で忙しいから」
「妹のことが心配だから」という
理由で。

そのうち私も
「見に来なくていいよ」と
言うようになってしまいました。

来てほしいと言っても、
断られて悲しい思いをするだけなので。


いじめられていることを相談しても、
私には「我慢しろ」「堂々としてろ」
「自意識過剰なんだよ」と罵倒し、
相談にのりません。

しかし妹たちがいじめられていると聞くと、
親身に相談にのり、
私にまでアドバイスを求めてくる始末。


私と妹とで何が違うのか、
ずっとずっと悩んでいました。

違いは、愛されていないか、
愛されているかの違い。

母のお気に入りでないか、
お気に入りかの違いでした。

悲しいですね。


話を戻して、
幼児向け番組を見た母は、
「お姉ちゃんなんだから
この通りしてね」とまで
言ったことがありました。

私に一体何を求めているのやら。

もちろん納得できず、
「私を見て!」
「ちゃんと愛して!」と
訴えましたが、
「こんなにこんなに愛しているのに
どうして分かってくれないの?」と
被害者面。

もうこの人に何を言っても無駄だと
幼いながら諦めてしまうのでした。


教育番組で、
弟/妹のために自分を
犠牲にすることを当たり前とする
描写は好きではありません。

大人が兄弟の問題を
解決してほしい。

そう思いました。


今回はここまでです。

最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。

それでは、おつげー。

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わたげの本音
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