遅ればせながら、2021年の振り返り
はじめに
早いもので2022年に入り、1ヶ月が経ちました。振り返りと抱負は年末年始に実施するが通例かと思いですが、昨年は12月に私が愛してやまない、とあるゲームのローンチがあり、1月中旬まではどっぷり時間を費やしていました。諸々ようやく落ち着いてきたので、遅ればせながら自分の2021年のケジメとして、自分向けの記録を残しておこうと思います。
2021年初頭に執筆した抱負は、
自分の強みを活かせる型を身につける
仕事とプライベート、どちらもやり遂げる
クリエイティブの引き出しを増やす・整える
の3つでした。
自分の制作を模索し続けた1年。
2021年は、2020年11月に入社した地元・北海道のクリエイティブ企業で奔走していました。同時に、巣ごもりを余儀なくされる世の中の状況ではあったので、自宅で過ごす時間が多い年でした。
また、ディレクター5年目にもなる自分の制作のやり方や考え方を整理し始めるきっかけにもなり、色々なやり方を試しては変えて、試しては変えてを繰り返しながら模索していた1年でした。
立てた目標の振り返り
①自分の強みを活かせる型を身につけられたか?
自分の制作を型に落とし込むことを目標にしていたが、ドキュメントや管理表のテンプレートを作ったり、制作手順をNotionに書き起こしたり、色々なツールを触ってみたりと、型を模索し続ける事はできたと思います。
実際、制作の型に正解はなく、常にアップデートし続ける必要がある分、もう少し試行錯誤しやすいようにまとめておいたほうがよかったかもしれない。
という反省もあるので、今はNotionにWebディレクション用の道具箱を作成しています。まだ途中段階で日々細々アップデートしているものの、一旦の形になるまではもう少しかかりそう…。
②仕事とプライベート、どちらもやり遂げられたか?
これはクリアできたかな、と思います。また、当時の悩みであったリモートワークだからこそ浮き彫りになる、ワークとライフのバランスについてもうまく整理できたはず。
この話は働き方の改善として別でまとめられたらと思っています。
③クリエイティブの引き出しを増やせたか・整えられたか?
そもそも引出しの考え方を間違っていたのがきっかけで、情報を無駄にストックし、使い物にならないことが頻発しました。
特にNotionに「後で使えそう」と思ったWebサイトのデザイン集を作ってみたりしたものの、集めることを優先してしまい、結局自分の知識としてのインプットにできていなかったように思います。
結果として、情報の渦に飲み込まれ、実践的な引出しを整えるには至らなかった。これは2022年の継続課題となりました。
2021年の学びサマリ
そのほか、2021年の本業の活動での学びを記録しておきます。
ゼロからの制作、初めてのことは手探りで行うディレクション
道内の企業さまのコーポレートサイトの新規制作やリニューアル案件がメインでした。今までの上流設計やオペレーション業務が多かったポジションより、制作の細部までも監修するため、かなり手探りの進行をしていたと思います。
お客様のご予算とクオリティを担保できるような工数設計のバランス調整(中小規模の案件は本当に難しいと感じた。)
なんのためのWebサイトをリニューアルするのか?の真剣な問い。
デザインの方向性を定義するためのムードボードの精度上げ
Webサイトに使用する写真の撮影で、撮影用の香盤表作成、カメラマンとの打ち合わせ、当日の撮影ディレクション
「そのお客さまらしさ」をサイトに表現するための現行サイトや会社パンフレットには無い新規コンテンツの企画。コピーライティングやイラストの制作進行。ライターさんとの連携…時には自分がライティングするなど。
その他にも、WordPressを用いた構築やWeb以外の制作(漫画企画、Instagramのバナー制作)など、自分にとって今までやってこなかった新しい領域のお仕事が多く、様々な経験をさせていただきました。
また、以前よりも「クライアント側は社長や経営層が窓口」という状況も多く、経営者とお話しさせていただく機会が以前より格段に多くなりました。現場目線だけで制作していた時期に比べて、対局で課題解決を目指すことの難しさを痛感しました。
戦略・プランニングの重要性と難しさを痛感
昨年で1番の学びはBtoBのデジタル戦略プランニングを実施した案件でした。
今までも、Web戦略の重要性はわかっていたつもりではありましたが、Webサイトの戦略=事業戦略や経営戦略と深く向き合うことがここまで求められるとは思っていなかったのです。
その3ヶ月にも及ぶクライアントとのディスカッションと、最終的な戦略資料の作成にあたり、業界調査のインプット、答えのない状況でベストを見つけるような進行をしていたので、暗闇でもがきながら何かを見つけようとする感覚でした。
当時は頭から煙が出るほど悩み、真剣にクライアントと向き合い課題を洗い出し、実施施策の優先事項を決め、形にしたことは自分にとって本当に良い経験だったなあと感じています。
コーポレートサイト公開後の実感を得る
コーポレートサイトの複数の公開を経て、Webサイトがもたらす効果そのものを肌で実感することができました。
中小企業さまのコーポレートサイトの構築をしていくと、サイトへの流入数は少ないものの、今までは見聞きしなかったような「中途応募してくる人が増えた!」「会社の成り立ちをまとめた新規コンテンツによって、社員が会社の歴史を知るきっかけになった」といった効果を直接お伝えいただけることが増えました。
様々な目的をなす企業のコーポレートサイトを作り、誰かに思いが届く瞬間に立ち会うことができたことは、私の制作の自信にも繋がったように思えます。
さいごに
こうして昨年のことを記録していると、結構多くの案件を担当しつつ、その瞬間ごとに努力していた気がします。
悔しいのが、その刹那を雑メモなり何なりに残していなかったこと。
2022年からはScrapBoxを導入したので、気づいたことや感じたことはすぐに書いて、残して、後から見た時に自分の活動を咀嚼できる1年にしたいです。
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