夏の新作張子_20200709
夏前だというのに、九州を中心とした豪雨災害が甚大で、個人的には九州各地に継承される郷土玩具や縁起物をつくる方々、またそれを販売・頒布される方々の無事あるいは復興を願っています。
うちにあった九州の郷土玩具や縁起物をかき集めてみたところ、まあまあの数が出てきました。
左上から時計回りに、尾崎人形(佐賀)、赤坂人形(福岡)、鹿児島神宮の鯛車(鹿児島)、人吉のきじ馬(熊本)、うずら車(宮崎)、太宰府天満宮の鷽(うそ)(福岡)。長崎と大分のものは持っていませんでした。古賀人形(長崎)と福獅子(大分)が欲しい。いつか巡ろう。
とはいえ、いつ終息するとも知れないコロナ禍の中、そう簡単に旅に出ることもできず、季節は待ったなしで夏が目前に近づいている状況です。僕としては思いきり夏を待ち望み楽しんでいた時代を思い返し、夏の記憶を目と手で手繰り寄せる日々です。
そんなモヤモヤした中で夏の新作張子をつくりました。
良い夏になりますように。
【季の子】
今月から毎月、頭にその月のイメージをキノコのような形で載せた子どものシリーズ「季の子」をつくり始めました。お子さんや大事な人の誕生祝いなどにどうぞ。
【浴衣犬・浴衣猫】
お祭りも大規模なものはほとんど自粛ですね。盆踊りなんかはディスタンスとってると思うのでできないのでしょうか。難しいか...。犬や猫に人間の代わりにやってもらいましょうか。
【サウナ_ととのい】
サウナシリーズ。ドラマ『サ道』のサイケデリックな「ととのい」シーンへのオマージュです。
【因幡の白兎】
厳密には「夏」とは言えないでしょうが、古事記に出てくるエピソードの1場面です。兎が隠岐の島から海を渡ろうとサメをだまし、飛び石のようにサメを並べて飛び移る様子です。その後、企てがバレた兎はサメに報復に合うのですが...。
以前、鳥取の倉吉張子でつくられる「因幡の白兎」を紹介した記事に、この古事記のエピソードの詳細を書いています。
minneでは既に販売していて、はちみせさんでも7月中旬頃には販売開始予定ですのでよろしくお願いいたします。
またご購入頂いた方には以下のフライヤーも同封いたします(数に限りがあります)。
張子制作に使う粘土や和紙や糊やジェッソや絵の具や筆や竹串やなんやかんやを買いたいのでサポートしてください!!