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シリコン型を作る前に!! 2種類の型取り方法を理解しよう

フィギュア制作で複製をする際に必要になるのがシリコン型です。

原型の形状によってシリコン型の作り方が異なりますので、シリコン型の制作を始める前に型取り方法をしっかりと理解しておきましょう!

大きく分けて2種類の型作りの方法があります。

❶ 片面取り
❷ 両面取り

今回は具体的な作り方の方法の説明ではなく、シリコン型を作る前提知識の説明です。

使用しているシリコーンはこちらです!



❶片面取り


片面取りとは、底面が平らで製氷機のような形状です。シリコン型を後ろから押すことで複製物が取り出せます。とてもシンプルで型作りしやすいので初心者の方におすすめです。

片面取り

◾️片面どりに適した形状は?

片面どりは底面が平らなシンプルな形状に適しています。原型や複製物を抜き出すときに引っかからない形状にすることがポイント。レジンキャストが流れこみやすい形状にします。

底面が平らな形状は片面取りに適している
私の作品「もにまるず」の量産用の片面取りのシリコン型



❷両面どり


両面取りとは、たい焼きの型のように両面がパカっと開くタイプのシリコン型です。 2面を作成するので手間がかかりテクニックも必要ですが自由度の高い形状を作れます。

両面取りのシリコン型


両面取りのシリコン型(フィギュア制作レッスン)


◾️両面どりに適した形状

片面どりで作れない形状は基本的に両面どりになります。たとえば、手足が横に広がっているような形状です。両面どりは2面の型ですが、3面、4面…と複雑な型も存在します。

両面取りのシリコン型(フィギュア制作レッスン)


◾️抜けない形状に注意!!

型から抜き出せない形状は「アンダー」と呼ばれています。理想の形状がアンダーになってしまう場合は、デフォルメをなどして型から抜けるような形状に変更する必要があります。

この場合は、底面が平らなので一見すると片面取りで作れそうですが、角が引っかかってしまうので「両面取り」のシリコン型を制作します。

まとめ


底面が平らでシンプルな形状が片面取りです。

片面どりできない形状は両面取りになります。

型抜きの方法をあらかじめ考えてから原型を制作しましょう!



シリコン型の作り方を動画で解説しています!


片面取りのシリコン型の作り方

両面取りの詳しい作り方


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