【提案例付き】仕事に困らない、クライアントから重宝されるライターになるには?
「なかなか継続案件に繋がらない」
「月収30万円の壁が超えられない」
「ライターからもう一つの上のステップに進みたいけど、具体的に何をすればいいか分からない」
ライティングをやってる人の中には、このように悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
上記の悩みは全て、過去の自分のことです。笑
ライターを半年〜1年ほど続けていると、かつての僕のように収入の壁にぶち当たる人もいるかもしれません。
僕もかつては10万円台〜20万円前後をウロウロしてたライターで、フリーランス1年目は収入に伸び悩んでいました。
今でこそ文字単価6円以上の案件や、月額報酬で数十万のメディア運営案件を取れるようになり、収入も安定してきましたが、初めは苦労の連続でした。
これを実現するには、クライアントから重宝されるライターになれれば、仕事や収入に困ることはなくなります。自分から提案(営業)しなくても、仕事が取れるようになるので。
ここ最近、ネットやSNSでChatGPTなどのAIライティングが話題になっていて、企業でも導入が進んでいますよね。そうなると何が起きるか?
今後ライターは淘汰され、「優秀なできるライター」と「残念なできないライター」に二極化していくことが予想されます。
これは、コンテンツ制作に関わる人は今後、AIに負けないように今まで以上に必死になる必要があることを意味してるんじゃないかと。
そこでこのnoteでは、僕の実体験を踏まえつつ、以下について紹介していきます。
AIに負けないためにクライアントから重宝され、仕事が途切れなくなる方法
上流工程の巻き取り方
クライアントに提案するときの具体的な提案例
提案例はいくつか紹介しているので、そのまま使ってもいいですし、状況に応じてアレンジして使ってみてください。
今回紹介する内容がちゃんと実践できれば、ライターとして重宝されるだけでなく、ディレクターやさらにその先のマーケターになることも十分可能です。月収で言えば、目安ですが50〜70万くらいになるかと思います。
クライアントから重宝されれば、今より単価も上がって稼働時間を抑えられるので、他のやりたいことに時間を割けるようになります。
ライティングスキルやSEOより大切なこと
本題に入る前に、一番大切なことを先にお伝えしますが、まずは基本的なことができてるかどうかを確認してほしいです。
基本的なことが何かと言えば、「納期を守る」「最低限の品質を担保する」とかの当たり前のこと。でも、悲しいことに、これらができてないライターはマジでめちゃくちゃ多いんですよね。詳しくは、このnoteにも書いてますが。
https://note.com/wata0118/n/n0c0accef0f6a
上記noteに書いてることができてないと、このあと紹介する内容をいくら実践しても意味がありません。それだけでなく、今後ライターとしてやっていくのはかなり厳しいと思います。先述したように、それは「淘汰されゆく残念なライター」だから。
僕は発注側の立場でもあるのですが、納期や品質を守れないライターに依頼するくらいならお金をかけてでもAIに任せます。だって、AIなら納期守ってくれるし(というか一瞬で終わるし笑)、最低限の品質を担保してくれるじゃないですか。
こんな風にクライアントに思われたら悲しいですよね?だから今後もライターをやっていくなら、当たり前の徹底は今まで以上に死守してほしいです。
クライアントから重宝されるライターになるためにやること
というわけで、ここから先は基本的なことができている前提で話を進めていきます。
僕が思うクライアントから重宝されるライターの特徴は、以下の3つです。厳密に言うとまだありますが。
指定納期の3日以上前に納品する
周辺業務を巻き取る
改善提案をする
下に行けば行くほど、難易度も上がり、単価が上がる傾向にあります。
いきなり全てをやるのは難しいと思うので、まずは自分ができそうだと思うところから始めてみると良いかと。
では、それぞれ見ていきます。
1.指定納期の3日以上前に納品する
すごくシンプルですが、納品スピードが早い人は重宝されます。実際、僕も発注してる立場なのでよく分かります。
この記事を読んでる人の多くは、納期を守れてる人(だと信じたい)だと思います。納期を守るのは当たり前で、それができたところで大して加点にはならないと思うかもしれません。
でも、発注者の立場になると分かりますが、全然そんなことない。平気で飛ぶライターはいるし、当たり前のように納期に遅れる人もいるんですよ(泣)
だから、納品スピードが早い人はそれだけで貴重な存在。
じゃあ、具体的にどれくらい早く納品すればいいのかと言うと、指定納期より3日早く納品すること。納期を守れてる人でも、3日以上前倒しで納品できる人は限られてきます。
巷には納期を守れないライターや、守れても納期ギリギリに出してくるライターが多いので、発注者からすると早めに納品してくれるライターはありがたいんですよ。
僕も毎月ライターさんに依頼をしてますが、遅れるまではいかなくても納期ギリギリの人が多い印象です。中にはちゃんとやってくれる人もいますが、そんな人はごく少数。
まずは、クライアントの指定納期より3日早く納品することを1ヶ月だけ徹底してみてください。それだけでクライアントからの印象は変わるはず。
ここまでできるだけでも上位50%に入ってると思うし、クライアントからの信頼を得やすくなるので、記事の品質も担保できていれば別の仕事を振ってもらえる可能性が高くなります。また、単価交渉しても話が通りやすくなるでしょう。
意外に(?)これはできてない人が多いので、まずはスピードにこだわってみてください。もちろん、最低限の記事の質は担保したうえではありますが、早い人はそれだけで印象に残りやすいです。
2.周辺業務を巻き取る
当たり前のことができ、修正が少なく、クライアントと問題なく業務を進められているなら、ぜひ自分から周辺業務の巻き取りの提案をしてみましょう。
例えば、執筆とWordPressの入稿やっているなら、構成案作成も自分から提案してやってみるとか。その他にも、以下のような巻き取りも考えられます。
リライト
図解作成
KWの提案(新記事の提案)
他のライターが書いた記事のチェック(校正・校閲)
いきなり上記全てをやれなくも大丈夫です。何か一つでもいいから、自分ができそうな内容から始めてみるといいと思います。
ここでのポイントは、修正が減ってクライアントとの関係が良好なこと。
あとは、クライアントが忙しくて明らかに手が回ってないタイミングに「何かお手伝いできることはありますか?」と声をかけるのも良いですね。
例えば、こんな感じで巻き取りの提案してください。
僕も最近、ライターさんから構成案作成の巻き取りの提案を受けて、文章力や基本的なSEOができている印象だったので、構成案からお願いしました。
周辺業務を巻き取れるとライティングだけじゃなく、編集やディレクションも任せてもらえる可能性が高くなります。単価も次第に上がり、月収40〜50万くらいは全然難しくありません。
ここまでできる(そもそもやる)ライターはほぼいません。肌感としては10人に1人いればいいくらいで、他のライターと差別化が図れると思いますよ。
3.改善提案をする
最後は、クライアントへの改善提案です。
まあ、改善提案は正直ハードルが高いのは事実ですが、意欲の高い人はぜひここまで挑戦してもらいたい。改善提案までできると、もうライターでいることのほうが難しくなります。
具体的にどんな提案かと言えば、以下のような内容があります。
内部施策の提案(TDH(タイトル・ディスクプリション・見出し)の調整、内部リンク設置、CTAの導線周りの見直し、alt属性の設定など)
カニバリが起きてる記事の修正対応
フリー画像からオリジナル画像への差し替え提案
公的機関の初リンクを入れる
数値改善(PVやセッション、CV数など)
上記は一例ですが、改善提案は色々あるんですよ。
とはいえ、少し難しいと思うので、以下を参考に状況に応じてカスタマイズして、クライアントに改善提案をしてみてください。
僕は上記に近い提案をした結果、文字単価0.8円からスタートして法人のメディア運営案件を獲得し、マーケ業務まで担当できるようになりました。自慢したいわけではなく、やることをちゃんとやればできるってことを伝えたいです。
クライアントのサイトや記事をよく見てみてください。改善点がないなんてほぼありません。改善提案をするには、日頃から文章力やSEOスキルを高める努力が必要です。(これについては長くなるのでまた機会があれば)
まずは、周辺業務を巻き取り、コンテンツディレクター(主に記事制作を担当するディレクター)になることを目指しましょう。
ディレクターの経験を積んだら、タイミングを見計らって少しずつで良いので改善提案するのが良いと思います。そのタイミングとは、「クライアントから褒められ、満足度が上がった」「単価が上がった」ときなどですね。
僕も前にクライアントから構成の質を褒められたことがあり、「これなら行けるかも」と思い、そのタイミングでリライトの提案をしました。そこで、SEOツールの権限を付与してもらい、社員しか見れないスプシ(検索順位やCV数などが書いてある)を共有してもらいました。
自分でメディア運営(アフィ)をしていて、SEOに自信がある人はディレクションの過程を飛ばして、いきなり改善提案をするのもありです。
ここまでできると一気に単価が上がって業務の幅も広がり、もう仕事に困らなくなります。ライティングとディレクションの案件は簡単に取れるようになり、むしろ相手から提案が来るようになるでしょう。
言われたことしかできないライターの価値は高くない
最後に、ちょっとだけ厳しいことを言いますが、僕は「言われたことしかできないライターの価値は高くない」と思っています。ライターに限らないのですが。
もちろん、初めは納期を守る、ミスを減らすとか基本に忠実になるべきですが、それはあくまでも及第点を取ってるだけの話。
減点を減らすのは大切ですが、これから先単価を上げたい人や、上流工程に進みたい人はそれだけでは不十分で、意識的に加点を取っていくことが大切です。AIに負けないためにも。
クライアントから言われたことしかできない人は、発注側からすると物足りないんですよね。納期を守って一定水準の記事を納品してくれるのはありがたいんですが、他にもライター(ライバル)がいるってことを忘れちゃいけない。
たとえ今は仕事があっても、他のライターやAIに仕事を取られる可能性もあり得ますからね。今の業務に加えて「プラスアルファでクライアントのために何かできることはないか?」を、真剣に考えてみてください。
その提案がたとえ間違ってたとしても、別に良いんですよ。クライアントからするとその提案自体が嬉しいので、臆せず提案してみてほしいです。
この記事が、一人でも多くのライターの方に気付きが得られれば嬉しいです。