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#1Youは何しにワットへ?/保育士からBIMオペに転職した努力家とそれを支えた講師の話

皆さんこんにちは、株式会社ワット・コンサルティングの髙橋です。
様々なバックボーンを持つ社員を紹介する「Youは何しにワットへ?」。
記念すべき第一回はBIMオペレーターの小野あずささんにインタビューさせていただきました!

小野あずさ
2021年10月入社。BIMオペレーターとして、入社1年足らずで5つのプロジェクトに従事。前職は保育士として子供たちの成長をサポート。

幼い頃からの夢だった保育園の先生


-- 早速なのですが、前職について聞かせてください。
4年間保育園の先生として働いていました。
-- 先生になったきっかけはなんですか?
元々子供が好きで、小学生の時から漠然と「自分は子供に携わる仕事をするんだろうな」と考えていて。その後、中学校の職業体験で明確に夢が定まりました。
-- 実際働いてみてどうでしたか?
最初の1年は本当に大変でした…。子供たちと触れ合いながら、ほかの仕事も同時並行で進めなければならず頭も体もパンクしていました。毎日帰って即爆睡です。笑
ただ、子供たちの元気な姿を見ると自然と活力が湧いてきました。

-- 子供って本当にエネルギーが無限にありますもんね。笑
2年目以降はどうでしたか?
2年目からは転園して、病院の中にある園に勤めることになりました。
人数が少ない分、異年齢保育になり責任に関してより強く意識するようになりましたね。
ただ子供たちと共に過ごす時間が長い分、日々の成長が目に見えて分かる所がとてもやりがいでした!すくすく育つ子供たちがかわいくて…。
-- そんな大変ながらも楽しい保育士という仕事を転職したいと思ったのは何故ですか?
一言でいうと、「もっと私も成長しなきゃ」と思ったからです!

子供の成長と自分を重ねて

-- というと…?
子供たちの成長に感化された部分が大きいんです。
-- 何かきっかけがあったんですか?
特に印象に残っていることがあります。
それがブロックを巡って子供たちが喧嘩をした時のことです。お互い「僕は悪くない!」となってしまい、これは長い戦いになりそうだと思っていたのですが、私が2人を諭す前に片方の子が自分から謝ったんです。
「偉いな~」と感心していたら、もう片方の子も「いいよ、僕もごめんね」と言いながらその子の頭を撫で始めて。
-- なんて素敵な!涙
びっくりと感動が同時にやってきました。この時「この子たちは常に成長しているんだ!」と改めて思い出し。同時に、何故か自分が情けなく思えてきたのを覚えています。
-- 何故そんな風に思ったんですか??
多分なんですけど、あの時の私ってぬるま湯に浸かっている状態だったんです。仕事も慣れてきて、周りにも恵まれて居心地の良い環境に甘えていて。実は昔からチャレンジャーな気質が自分にはあって、そんな自分が子供の成長で呼び起こされたんだと思います。

-- そこから何故建築業界への転職を考えたんですか?
日比野設計という設計事務所の建物を見たことがきっかけです。そこは子供園を専門に設計をしている会社で、特徴としてどの建物も子供たちがのびのびと成長できるように木材を多く活用しているんです。それを初めて目にした時とても感動しました。建物で人は感動できるんだって。
そこで、私も「子供たちの成長をサポートできる空間を作りたい」と考えCADやBIMを扱えるようになろうと決意しました。

転職までの道のり

-- 実際どんな流れで転職活動を始めましたか?
働きながらでは身が入らないと考え、思い切って保育園を退職しました。同時にCADの資格(CAD利用技術者検定2級)に申し込んで、「ここまでに必ず受かるレベルまで成長する」と自分を追い込みました。笑
-- めちゃくちゃストイックですね!
ここまでやらないとだれちゃう気がして。
-- 実際勉強してみてどうでしたか?
学び始めた時は難しいし実務にどう影響するのかもイメージできず不安な気持ちでいっぱいでした。ただ勉強してみると文系の自分でも、合格レベルまで到達することができました。実際研修はもちろん実務にも活きることも沢山有ったので勉強していてよかったです!
-- ちなみにどうしてワットを受けようと思ってくれたんですか?
「CADオペレーター 未経験」で転職先を調べていた時に見つけたのがきっかけで、研修の充実度に魅力を感じました。研修期間が2か月というのは自分の中で安心感に繋がりましたね。また後に繋がるBIMもここで学べたのは大きかったです。

研修を受けてみて

-- 実際に研修を受けてみていかがでしたか?
「建築って面白い」と思えるようになりました。特に外の建物を見て思うことが増えましたね。「これは~~な仕組みで建設されている建物だ」と考えながら街を歩けるのは楽しいです!
-- とても良いですね!
あとは知識が増えて、日々成長を実感できたのも良かったです。入社前は「資格の内容だけで大丈夫なのか?」と不安もありましたが、実際の研修は本当に0から学べたので安心して学習できました。
-- 確かに小野さんのように事前に資格を取得してくる人は実は少数で、全くの未経験の方もたくさんいらっしゃいますよね。
本当に0からでもしっかりと学ぶ事が出来る研修だからこその安心だと僕も思います!逆にギャップとかはありませんでしたか?
ギャップ…。正直思いつかないです。というのも想像以上にしっかりと研修で学ぶことができたし、分からないところは常に聞くことを意識していたので「ついていけない…。」という感覚はありませんでした!

齋藤先生との思い出

-- 今日はそんな研修でお世話になった齋藤先生に会いに来たとのことですが、先生の第一印象はいかがでしたか?
「怖そう…。」です。笑
-- …。
第一印象はですよ!!今は大好きだし尊敬しています!
齋藤先生には本当にお世話になりました。研修を受ける中で、私たち研修生を本当に大事考えてくれている事を実感しました。
-- どんなところで実感しましたか?
特に伝え方ですね。先生含め研修講師の方々は研修生が「分からない」事をとても理解してくれています。だからこそ、皆が研修で挫折しないように分かりやすい授業や説明を意識してくれているんだと思います。あとは質問に対して答え+αで返してくれる所も素敵です!
-- 先ほども何か相談されてましたよね?
今のプロジェクトで法律関連で分からないことがあって相談した所、10分後には関連資料をまとめてくれていました。そんな気遣いや優しさが研修講師の方々に共通してあると思います。

真面目に撮りつつ…。
しっかり笑顔も頂きました!

実際のプロジェクトの話

-- 先ほどプロジェクトの話が出ましたが、今まで何プロジェクト程携わったんですか?
5プロジェクト程です。ですが基本的に同じ会社にずっと属しているので、勤務地は変わらず安定しています。
-- 初めてのプロジェクトは、緊張しませんでした?
それがそうでもなくて。笑 というのも、プロジェクトに入って1か月はお客様先で基礎研修があったので安心してスタートを切れました。
-- それはいいプロジェクトでしたね!
そうですね!週に2日リモートワークがあったり、働きやすさは確保されていると思います。
-- 実際働いてみていかがですか?
学ぶことだらけですね。もちろん研修で身に着けた知識は活きますが、もっと知識が必要になってきます。初めて会議に参加したときは、ほんとに何一つ分からず不安にもなりました。
-- 何事も始まりは不安ですよね。
本当にそうですね。ですが、そんな中でも社会人として当たり前のことを徹底しました。この心がけが今に繋がっているのだと思います。
-- 当たり前を当たり前にこなす事が成長につながったんですね!
働いていく中で「1番大変だったこと」はありますか?
一番大変だったのは、九州に建設予定のオフィスに関する業務に携わった時ですね。2Dの図面をBIMを通して立体に書き起こすという作業だったのですが、図面が大きく複雑なのはもちろん、チームメンバーと連携を取りながら作業を進めることの難しさにも直面しました。

-- チームでの作業はコミュニケーションが非常に重要になってきますよね。
実務に入ると、知識だけではなくコミュニケーション力がより重要になることを改めて学びました。最終的にはチーム一丸となって作業を完遂させる事が出来たので良い思い出です。
-- 良い学びですね!「一番よかったこと」はどうですか?
同じくBIMのプロジェクトですが、ある講堂の図面の書き起こしを行った時です。このプロジェクトは実は1人で業務にあたることになりまして…。
最初は不安な気持ちもありましたが、チームメンバーからのサポートも受けながらなんとかひとりで作業を完遂させることが出来ました。
-- それはめちゃくちゃ凄いですね!それはもう小野さんが作ったと言っても過言ではないのでは!?
それは言い過ぎです!笑 でも、あの時は本当に嬉しかったです!自分の成長や今までの頑張りが繋がったように思えました。これから着工なので完成まではもう少し時間がかかりますが、完成したときは直接見に行きます!
-- ぜひそのタイミングでまたインタビューさせていただきたいです!
他には何か印象的なことはありますか?
最近だと、有難いことにBIMの操作を設計の方などに指導することが増えました。
-- なんと!ということはまた先生になっているんですね!
そういうことになります。笑
研修では当たり前に学びましたが、まだまだ使える方が少ない中で心強いスキルだと思います。
-- 建築業界の中でも市場価値の高いツールなんですね。是非多くの方に学んでほしいですね!

最後に一言

--小野さんの今後の目標は何ですか?
冒頭にお話ししたように「子供たちの成長をサポートできる空間を作る」という目標に手が届く人材にまずなりたいです!
-- ありがとうございます。
最後に求職者の方々に向けて一言お願い致します!
皆さん不安はたくさんあると思いますが、ぶっちゃけどうにかなります。
一歩踏み出してみる勇気と向上心、これだけ持って突き進んでください!
-- 小野さんありがとうございました!

インタビュアー/髙橋黎
前職はエンジニア→新卒採用。
22年8月にワットコンサルティングのWEBマーケティング課に転職し採用広報として色々チャレンジ中。
最近は行きたいフェスがありすぎて、お金と時間が足りません!

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