
沖縄農園の歩み ~vol.1~
※本記事は2022年7月に社内ポータルで投稿した記事を書き直したものです。
はいさ~い。七夕ですね。短冊にどんなお願いごとを書きましたか。
「野菜作りが上手になりますように」「沢山の野菜が収穫できますように」「美味しい野菜が皆さんの手に届きますように」
ファーマーズの想いを代弁してみました。私たちはこのような気持ちを込めながら毎日取り組んでいます。
ふと幼少期を思い出すと、七夕飾りの中で、色とりどりの折り紙を切って輪っかを繋げていく「輪つなぎ」をつくることが好きでした。七夕飾りの輪つなぎは星が連なる天の川を象徴していると言われています。また「つながる」という言葉から連想されるように、人とのつながりや夢が続いていくことを願って飾ることもあるようです。
さて、前置きが長くなりましたが、今回は沖縄農園の歩みを少しお話したいと思います。
当プロジェクトは2020年に立ち上がりました。世界的にコロナウイルスが猛威を振るう中、東京と沖縄を何度も行き来し現地調査や関係者調整等、何をするのも緊急事態宣言が繰り返し発令する中、苦戦を強いられる状況でした。翌年2021年3月、2名のメンバーからスタートしました。当初は地元の障がい者福祉事業所とコラボする形で農作業を開始。
スタートしました、、といっても実は農地の利用の手続きがまだ完了しておりませんでした。
建物の賃貸物件の手続きとは異なり、耕作放棄地を利用するためには、その地域の村役場(農林水産課)を経由して地権者を探してもらい、我々が各地権者と直接交渉、契約締結、最終的には農業員会の承認というステップを踏みます。
まず、地権者は地元の高齢者の方々です。東京のIT企業が沖縄で農業を?!「はいどうぞ」と貸していただくことは、まずありません。また、うちなーぐち(沖縄の方言)でお話されるので意思疎通が難しく東京から訪問した我々にはとても太刀打ちできない状況でした。
地元の協力者(村役場:農林水産課の課長、北中城村農業委員会:委員長 兼 福祉事業所の所長)と共に、地権者のご自宅を1件1件ご訪問し丁寧にご説明、当方の想いもご理解いただきやっとお借りすることができました。

農業委員会の承認も下り、工事着工→完成かと思いきや。。台風の影響もありスケジュール通り進めることに大苦戦。掲載している写真は600坪の土地に重機を入れて地均し、一部ビニールハウスを建てている状況です。
2021年7月の様子です


一度にお話ししきれないので、本日はこの辺で。
次回、荒野がどのように変わっていくのかお伝えしたいと思います。
最後に、このプロジェクトに携わることで沢山の方々と繋がりを持つことができました、それと同時にその方々の夢(想い)もお伺いすることができ感慨深いものがあります。輪つなぎのようにみんなの夢が繋がりますように☆彡