見出し画像

ハブとの遭遇&バニラの今

※本記事は2023年11月に社内ポータルで投稿した記事を書き直したものです。

ハイサイ!ぐすーよーちゅうがなびら、バニラ農園からお届けします。

11月の沖縄は暑さも過ぎ秋の風が心地よく、波も穏やかで実は観光するには理想的な季節です。今日はそんな沖縄農園で起こった珍事件&バニラの生育状況をお伝えします。


悲報!バナナの木の下で眠るハブを呼び覚ます。

バナナは地下茎で増える植物です。タケノコのように株元からどんどん新しい芽がでてきますので、定期的に移植の作業をおこなっています。

根元から子株を分けて移植しようとしたその時、

何か動いている…。

そんな報告を受け駆けつけると、居ました。

こちらの様子をうかがう三角頭のヘビ。お互い動けず。
見たところヒメハブという種類のハブで、この種は毒も弱く死亡例の報告もありません。獰猛なイメージは他の種です。

沖縄本島では「にーぶやー」とのあだ名がついているそう【にーぶやー】は(寝てばかりの人)という意味です。とても動きは鈍い。

されど毒蛇、いやしかし沖縄・奄美に生息する希少な固有種。様々な葛藤をしながらも今回は長い棒とスコップを使って場外へご退場いただきました。

バニラの成長の話

成長真っただ中のバニラ

バニラを育苗し始めて約2年、中には全長3mを超える個体もでてきました。不思議なことにすべての個体が一様に成長しているわけではなく、個性があるように成長具合にばらつきがあります。一つ屋根の下で成長しているのにとても不思議です。

バニラは成長点である新芽が伸びることで上に向かって伸びていきます。ところが、気象条件による生理的反応や風などによる物理的な要因でこの新芽が落ちてしまうことがあるのです。

そんな新芽が取れてしまったバニラをよく観察してみますと、次世代の新芽に共通する特徴があります。

元々の茎より太くなる、という特徴です。

困難や危機に直面しても、より逞しく、何度だって戻ってくるバニラの雄姿に元気づけられています。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集