トモニン取得しました!
介護との両立支援の担当をしています、ウイングアーク サステナビリティ推進室の武内です。
ウイングアークのサステナビリティ推進室では、人事部門やウェルネス部門とプロジェクトチームを作り誰もが活躍できる組織を目指すために、介護に直面する社員(メンバー)も仕事と両立しやすい職場環境づくりに向けた さまざまな取り組みを継続的に行っています。今回は、仕事と介護の両立をサポートしている企業であることを、厚生労働省のトモニン認証を取得したことを機に、当社の両立支援についてまとめてみました。ぜひご覧ください。
5年以内に介護に直面するかもしれないメンバーは4割も
介護について職場で会話することはちょっと・・・という方が多いかもしれませんが、当社はメンバーの平均年齢が約40歳ということもあり、今後介護に直面するメンバーは増えるのではないかと考え、まずは社内でアンケートを取ってみました。
すると、今後5年以内に介護に直面する可能性のあるメンバーは約4割いました。その結果を受け、優先順位を上げて環境を整備しよう、いざ介護に直面した時でも、メンバーのみなさんが焦らず対応できるよう、当事者も周囲のメンバーもリテラシーを高めようと、仕事と介護の両立環境作りへの取り組みを始めました。
取り組みを始めるにあたり、
どのような情報があれば良いのか
どのようにメンバーに情報を届けるのか
会社の支援として何が必要なのか
など検討を重ねました。
介護は突然やってくる。まずは知ることから!
“「介護」の情報を届けるのではなく、「仕事と介護の両立」について情報を届ける”という軸をしっかり持って進めるために、最初の取り組みとして2022年に「仕事と介護の両立支援ハンドブック」を作成しました。介護は突然やってくる性質もあるので、まずは「知る」という備えがとても重要です。各種の公的制度や社内制度、両立のポイント、相談先や上長を含めたチームメンバーとのコミュニケーションの取り方などをわかりやすくまとめています。
ハンドブックを共有しても「必要なメンバーに情報が届いていないのではないか?」と考え、2023年に再度メンバーへ介護に関するアンケートを取り、状況の把握に努めました。やはり仕事と介護の両立に関するメンバーの認知度は低く、その結果を踏まえて2024年には全社員向けに「仕事と介護の両立支援セミナー」を開催しました。
両立支援セミナーも、現在進行形で情報を必要としているメンバーだけでなく、全社員に届かないと意味がないと考え、「介護は突然やってくる」という取り組みの趣旨が伝わりやすそうなキャッチフレーズを用いて周知しました。その結果、年代を問わず多くの社員に参加してもらえました。
セミナーでは、ハンドブックの情報や活用方法にとどまらず、社内の経験者の声を一緒に届けることで、介護をしていると周りに言いやすい職場環境の醸成も大きな目的の1つとしました。
全社社員向けセミナーに加えて、管理職向けの研修も取り入れました。ここでは両立するメンバーも含めてチーム力を上げ、組織成長へつなげていくことを理解しました。これにより仕事と介護を両立できる職場環境の整備促進にもつなげています。
これらの取り組みにより、仕事と介護の両立支援に取り組んでいることを示すシンボルマークである「トモニン」を取得しました。
トモニンの取得により、社員を含むステークホルダーのみなさまに「誰もが活躍できる組織を目指す」という当社の取り組みの認知拡大の機会となりました。
また、当社では介護に直面している社員だけでなく、リモートワークやマンスリーフレックスなどの勤務制度により、誰もが活躍しやすい職場環境が整っています!
両立支援のこれから
仕事と介護の両立についてはひとそれぞれのケースがあるかと思います。今後はそれら個別の両立問題ごとの詳細な取り組み事例紹介や、社内コミュニティ作り、相談窓口の設置や定期的な状況把握と情報発信などを通じて、各メンバーが自主的に準備できる状態になるよう支援を充実化していきます。