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親と子どもがwin-winになるお手伝い
子どもの「お手伝い欲」に向き合う
子どもと暮らしていると「お手伝いしたい!」とよく言われる。でもお手伝いって、してもらうのは簡単なことではない。しかも二人同時に言われると受け入れ側が逆に大変なときもある。というのが母の本音だ。
我が家のお手伝いは請負型
法律的な要件はさておき、我が家におけるお手伝いは「できる人だけが取り組めるミッション」という扱いになっている。「飽きたから途中でやめた」は禁止。「やりたい」と言ったからには最後まで業務の完遂をしていただきますというスタイル。
トイレットペーパーの交換
使い終わった人が交換する。これは当たり前だけど、我が家では子どもたちが自分で交換できるように、トイレの壁の低い部分に突っ張り棒を張り、トイレットペーパーをストックすることで使い切った人が変えるシステムに。
それまで吊戸棚に収納していたストックの位置を変えるだけで、子どもたちが自発的に交換できるようになり、今ではトイレットペーパーを買ってきてトイレ前に置いておくと、突っ張り棒に並べて補充までしてくれるようになった。
生活感丸出しでオシャレ度0だけど、在庫管理もできて、家事労働の生産性向上につながった。
ゴミ係(息子担当)
私の住む街では、週2回可燃ごみの回収日がある。ゴミ捨てって意外に工数がかかるもので、単純にゴミを集めて捨てる。だけではないから面倒だ。
そこで我が家では、ゴミ係さんを任命し、
①部屋のゴミを集める。
②空のゴミ箱に新しいゴミ袋をセットする。
までを一連の業務として業務委託している。これだけで、私は水回りのゴミを集めるだけでよくなり、とっても楽に。
タオル係(娘担当)
字のごとく、洗濯物のタオルを畳む係。2〜3才の頃は全身を使って自分の身長より長いタオルを一生懸命畳んでいた小さい人たちも、手先が器用になりササッとたためるように。今は畳んでから収納するまでが一連の業務。
シャドー・ワークの中から出来ることを見出す
シャドー・ワーク(家事労働などのように、人間生活に不可欠なものでありながら対価の支払われない労働)の中で、子どもたちが出来ることを任せてやりきってもらう。日常の生活の中で、お互いがwin-winになるお手伝いを増やしていくことで、一緒に生活する共同生活者として生活がまわるようにしていきたい。
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