見出し画像

薄片でみた鉱物のピカピカ #いい石の日

友人の編集者さん経由で知った泉先生が、地学関係の記念日をリストアップしていて、そこに今日がいい石の日だと記載がありました。

一般社団法人 日本記念日協会のホームページをのぞいてみると、山梨県石材加工業協同組合が制定したそう。

愛知県岡崎市のサウナ屋さんもサウナストーンにかけてプレスリリース書いてました。

いい石の日
墓石で先祖を供養する文化、伝統を守ること、石組みで美しく趣のある庭を築くことなど、石を加工、配置する技術の巧みさをアピールする日をと、1992年に山梨県石材加工業協同組合が制定。日付は11と14で「いい石」と読む語呂合わせから。

一般社団法人 日本記念日協会HPより

大学生の時に富士山の研究をしていたこともあって、扱う石は玄武岩が多かったです。色は黒、または、酸化して赤。

吉田口から登って須走の下山道を降り始めるところで、赤と黒のスコリアの堆積層がみえます。スコリアは火山噴出物のひとつで多孔質(穴が空いててスカスカしてる)のもののこと。

このへん

昔、科学系の雑貨屋さんスタディルームで、岩石標本と鉱物標本が売っていて、欲しかった覚えがあります。社会人になってからゲットしてかな、実家にあるかも?

鉱物標本は、人が宝石と呼ぶものの一種なので輝きがすごい。鉱物の集合体が岩石。岩石標本では、もとは全部同じマグマからできてるのに深度や圧力で色とりどりに変化するのがみてとれて面白かったんですよね。

岩石標本 いま手に入らないっぽい?

🪨

薄片でみた鉱物のピカピカ

サンプルの岩石を理科の実験で誰もが触ったことがあるはずのプレパラートに貼って、ダイアモンドカッターである程度薄くした後、研磨剤で擦り、気の遠くなるほど細かく作業をした後に出来上がった薄片を、顕微鏡で見た時の鉱物のショッキングピンクのピカピカは忘れられない。(なんの岩石標本だったか忘れちゃった)

今ほどデジタルデータの保存が主流じゃなかった時代だったから、薄片の写真を持ってないのが惜しいなぁ。

また薄片を顕微鏡でみてみたいなぁと調べてみたら、茨城県つくば市の地質標本館で観れるらしいです。わー楽しそう!かんらん岩の薄片がマルチケースになってる!

マルチケース

思いがけずに行きたい場所が増えてしまいましたが、いい石の日にまつわるよもやま話でした。

いいなと思ったら応援しよう!