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居場所の変化
人が嫌い。
自分は人見知りする。
人と接するのが怖い。
あの空間から私が消えた後、残りの人達は何を思って何を話すのだろう。
すれ違い様に目の合った人達が笑っているのは
なぜだろう。
前に出た時の冷たい視線と指差しながら笑う視線の
違いって何?
学生時代で形成された自分は、知人で仲良い人も少なければ、新しい人と出会う事さえも怖くなっていた。
最近まで感じていた違和感と、
新たな巡り会い。
違和感
学生時代に、嫌いっていう人は居ないであろう人気者の友達が私に1人いた。
ずっと違和感はあった。
一緒に遊んでいた日の事を、他の友達には私の名前を出さずに話していたり
学校内での同じオーディションに応募して私だけ受かった時に陰口を叩いていたり
私の好きな人や趣味に対してマイナスな事しか言ってこなかったり、、
それでも、仲良くしていれば安心できると感じていた。
学生を卒業してからの事。
その友達と連絡を取っていたある日。不意に"きっと、今後も自分にとってプラスにならないんだろうな"と思い、縁を切った。
仕事を始めたが、組織というものに従わなければいけない事に対して納得がいかず、辞めた。
ただ、そこで学んだ事も沢山あった。
その人の趣味や好きな事を聞くのが好き。
人見知りすると周りに言えば意外と言われる。
人と接するのが楽しい。
相手の知りたい所まで知るのではなく、
相手が知って欲しい所までを知ればいいと思えるようになった。
すれ違いが気にならなくなった。
もっと自分を知って欲しい人達に出会えた。
学生時代を卒業して少し成長した私は、深く狭い友人との付き合いを大切にし、新たな出会いを求めて一歩踏み出すようになっていた。
巡り会い
一歩踏み出した世界は面白くて、明るくて、でもどこか落ち着いていて、少し緊張した。
今では私の事を知ってくれている人が多々いる空間だ。
話しかけられたら話すし、話したかったら話しかける。美味しいものを食べて、作ってくれた目の前の人に感想を伝える。
人と一緒であれば当たり前のような、心に秘めておくような空間が、1人だったら自由で開放感に満ち溢れる空間に変わる。
違和感から離れて、新たな巡り会いをした私は、
自分が否定される世界から
自分を理解してくれる居場所を見つけた。
学生時代の自分には考えられなかった。