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【和食ランゲージ通信Vol.13】多様な舌触り

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多様な舌触り

和食ランゲージNo.13

09_多様な舌触り

和食では独特の舌触りをもった食材を楽しみます。

納豆、とろろ、なめこ、もずくといったヌメヌメ、ネバネバといった舌触りを持つ食材を、日本人は好んで食べてきました。これらは、他文化の人からすれば「気持ち悪い」と思われがちですが、和食ではこの独特の感触こそを味わいの醍醐味とします。オクラや生卵のように後発的に日本に伝わった食材も、その独特な舌触りが好まれ、難なく食文化の一部に取り込まれました。

こうした食材は生やすりおろしの状態で食べることが多く、食材そのものがもつ独特の舌触りを楽しみます。これらは主食である米の粒との相性もよく、丼のようにトッピングして一緒にかきこむ食事も頻繁に見られます。冷たい食材と熱々の米とのコントラストが粋で、一緒に飲み込んだときの「のどごし」も、楽しみの一部です。

その他にも生魚や塩辛に始まり、こんにゃく、絹ごし豆腐など、ツルツルとした舌触りの食材も多く用いられます。

このように和食は、味覚そのものだけでなく、箸先や舌、喉での触感も味の一部としてもちいることで、豊かな味わいを演出することができます。

おすずの一言

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次回もお楽しみに!

★「和食ランゲージ」商品情報★

■ 和食ランゲージカードについて
和食の特徴を47枚のカードにまとめたクリエイティブツール。各カードでは、イラストと簡単な説明によって、和食の特徴を一つずつ紹介しています。献立のアイデア出しや、和食の理解を深めるワークショップに最適です。ワークショップの手順を紹介する「遊び方カード」もついているので、誰でも簡単に使えます。

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『和食ランゲージ』を織りなす47個の各アイデアを、その歴史的背景とともにじっくり紹介した書籍です。読み物としても十分に楽しめる冊子版は、奥深い和食文化についてしっかりと知りたい・身につけたい方に最適です。カード版よりも、一歩踏み込んで和食の世界観に触れることができます。

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