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【和食ランゲージ通信Vol.9】魚から摂る栄養

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日本近海は、多様な魚介類が集まる世界屈指の漁場です。暖流と寒流が入り混じる沿岸、入り組んだ海岸線や大小の湾、多くの島々など、魚を獲るのに適した自然環境があります。陸地においても山々に覆われた国土は河川に恵まれ、川魚も多く獲れる国です。新鮮で活きのよい魚が豊富に手に入った日本では、焼き魚や煮魚などの料理に加え、魚を生で楽しむ寿司や刺身の文化も発達しました。

殺生を戒める仏教の風習から奈良時代以降長らく肉食が禁止されていましたが、魚食は例外とされていました。動物食が制限されていた当時の人たちにとって、魚は貴重なタンパク源でした。こうしたことから魚は日本人のご馳走として好まれるようになりました。

江戸時代には寿司、天ぷら、うなぎなどを売る屋台がみられるようになります。冷凍技術が発達していなかった当時は、生の魚を家庭で手に入れることは難しかったため、人々は屋台で早めしとして魚を楽しんでいました。
明治時代以降、日本の近代化にあたって肉食のメニューが家庭にも登場し、食卓に魚が登場する割合は減少傾向にあります。しかし、旬を味わうことができ、栄養素も豊富な魚料理は、現在も日本の食の主役として愛されています。

魚から摂る栄養

和食ランゲージNo.6

05_魚から摂る栄養

和食では、海や川でとれる良質な魚を主なタンパク源とします。

おすずの一言

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次回もお楽しみに!

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『和食ランゲージ』を織りなす47個の各アイデアを、その歴史的背景とともにじっくり紹介した書籍です。読み物としても十分に楽しめる冊子版は、奥深い和食文化についてしっかりと知りたい・身につけたい方に最適です。カード版よりも、一歩踏み込んで和食の世界観に触れることができます。

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