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【和食ランゲージVol.21】愉快な粉もん

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和食は米食を中心として発展してきた食文化ですが、小麦粉を使った料理も数多く存在します。中でも異彩を放っているのが「粉もの(粉もん)」と呼ばれる料理たちです。

粉ものに明確な定義はありませんが、お好み焼き、たこ焼き、もんじゃ焼きなど、粉を溶いた液に様々な具材を混ぜて焼く料理は、全国各地にバリエーションが存在します。ピザ、チャパティ、タコス等、他国の粉物料理は水分を飛ばして焼き上げるのに対し、日本の粉ものは水分が多く、ふわふわ・とろとろといった食感を楽しむことが特徴的です。

第二次世界大戦後、お好み焼きは食糧難を乗り越えるための代用食として食べられていました。アメリカの施策によって小麦粉が大量に輸入されていた当時、安くつくれてお腹が膨れるお好み焼きは重宝されました。食糧難を乗り越えた後も、お好み焼きは愛され続けています。

粉ものの明確な起源は不詳ですが、現在のように鉄板の上で焼くスタイルは、江戸時代に芸姑や芸能人が楽しむ「遊戯料理」の一種として発展したといわれます。こうした遊戯性は今日も失われていません。友人や家族と一緒に鉄板を囲む楽しさは、現在も粉ものの醍醐味の一つでしょう。また、粉ものの他にも、鉄板を囲んで調理を楽しみながら食事をするスタイルは、海外でもエンターテインメント色の強い日本の食文化として親しまれています。

愉快な粉もん

和食ランゲージ No.40

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鉄板を囲んで楽しむ「粉もん」は、自然と会話が弾む愉快な日本の料理です。

おすずのひとこと

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次回もお楽しみに!

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