見出し画像

【和食ランゲージVol.22】ちいさなご馳走

小さなごちそう.001

小さなごちそう.002

小さなごちそう.003

小さなごちそう.004

小さなごちそう.005

小さなごちそう.006

小さなごちそう.007

小さなごちそう.008

〜後日〜

小さなごちそう.009

小さなごちそう.010

小さなごちそう.011

小さなごちそう.012

小さなごちそう.013

小さなごちそう.014

小さなごちそう.015

日本のおかずは汁気が少なく味が染み込んでいるため、冷めても美味しく食べられます。また漬物など塩分濃度の高い保存食が多いことや、日本の米は冷めても味が落ちないことなどの条件も重なり、和食は携帯食に適した食文化として発展しました。

握り飯を味噌や漬物と一緒に包む弁当は、最も簡易的な携帯食として昔も今も親しまれています。弁当箱が誕生したのは安土桃山時代で、遊山や花見などの娯楽時には、見た目に凝った弁当がつくられました。

江戸時代になると、外食文化の誕生に伴い、弁当を販売する店舗も登場しました。当時江戸では芝居見物が流行し、その幕間に席でとる食事として販売された「幕の内弁当」が大流行しました。

明治時代には駅弁も登場します。地域ごとの特産品を使う多様な駅弁が登場し、車窓の風景を眺めながら食べる駅弁は、現在でも旅の楽しみの一つとして定着しています。その後も日本人独特の器用さや創造性が発揮され、弁当は一つの箱の中に彩りを表現する華やかな存在に発展していきます。

現在も弁当は各家庭でつくられています。残り物を弁当箱に詰めたもの、大きな弁当箱一面におかずを敷き詰めたもの、小さな箱の中を芸術作品のように彩ったもの。様々な形があれど、弁当はつくる人から食べる人へのコミュニケーションです。それを食べる家族や、未来の自分のことを思い浮かべながらつくる弁当は、たとえ写真映えするような華やかさはなくても、食べる人に愛情を届ける手段として受け継がれています。

ちいさなご馳走

和食ランゲージNo.41

41_ちいさなご馳走

携帯食として発展してきた弁当は、その小さな箱の中で様々な味や色が楽しめるよう工夫されています。

おすずのひとこと

小さなごちそう.016

次回もお楽しみに!

★ 和食ランゲージ商品情報 ★



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?