線
白紙の紙の真ん中に 1本線を引く
そうするとその紙に 右側と左側ができる
今度はマルを書いてみる
そうするとその紙に 内側と外側ができる
線は自由を消費して そこに役割を与える
いや 真実は
人間の脳が そう認識したがることにある
ただそこに或るだけの線に
何かの役割を見出そうとするようになったのは
いつからだろう
それをカッコいいと思うときもあれば
なんだか物寂しくなるときもあるのは 何故だろうか
脳も 心も なんと勝手な存在なのだろうか
すべては ただそこに或るだけなのだ
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