益田式こころの治療メソッドの解説動画
本日はメソッド本の解説をしていきます。
なぜかというと、この本を作ったのは自助会、患者会や家族会の人に向けて共通の知識ベースが必要だということで教科書を作りたかったんです。
それでこの本を作るということになり、作る中で一人で作るのではなくて、編集の人を入れたりして作りたいな、と。
無料で作るのではなくて、有料で作れた方が良いクオリティの高いものもできるし、いいんじゃないかなと思って急いで作ったんです。
池口さんと作ったんです。
薄いんですよ、薄いから何度も繰り返し読めるようにしてます。
わざと薄いんですよ、手を抜いたわけじゃないです。
去年の11月、2023年11月からスタートして、ちょこちょこ書いて、ちょこちょこじゃないですね、もう んです。
2、3週間、1ヶ月ぐらいでバーッと書き終えたんだと思うんですけど。
そんな本なんですけど、教科書っぽいがゆえにわかりにくいんです。
わかりにくいから今度はこの本に出てくる太字の部分、太字の部分を索引にして、倫理の教科書みたいに、僕は用語集も作ろうと思っているんです。
2冊同時に発刊したいなと思ったんですけど、そこの元気がなくて今に至るということですけど、こっちだけ先行販売させていただいたということです。
用語集が今ないので、この動画を通じて解説していけばいいかなと。
また動画をまとめて用語集みたいなものを作れたらなという風に思っているという感じです。
じゃあそういうことで早速いきましょう。
この最初のところが、10の技法と書いてあるんです。
精神科医が発見した10の技法(益田式メソッド)と書いてますけど。
こころの治療メソッドと書いてますけど、タイトルは全然違って、メンタルヘルス大全第Ⅰ章だったんですけど、最初の名前は。
雑誌の取材があって、10の技法みたいなことを聞かれた時があって、答えた時にこれいいなと思ったので、メソッドの内容を10にまとめました。
そういうのを10にまとめてみようと思って、この本の中身を要約した10か条というのを作ったんです。
何かちゃんと言えてないですね。
もう一回言います。この本は最初は『こころの治療メソッド』というのではなくて『メンタルヘルス大全』精神科の本で、『メンタルヘルス大全:第Ⅰ章総論』というタイトルだったんですけど、それがわかりにくいとなった時に、ある雑誌の取材を受けた時にもらった話を逆輸入的にこっちに応用させてもらったという感じです。
その時の取材で答えた内容なんですけど。
その取材が、大事な10のことを教えてください、みたいなことだったんです。
その取材を受けた時に10って何だろうなと思った時に、この本を要約して10個大事なところ、エッセンスを抜き出したらいいなと思ったという話です。
というのがここに書いています、最初、10ね。
10の技法(益田式メソッド)というのは、この益田式メソッドは雑誌の人が言ってくれていて、これいいなと思ってもらったという感じですね。
■01
1番、精神科医が発見した10の技法(益田式メソッド)、心は脳であることを知り行動を最適化する、不調を感じたらしっかり休む。
これが1個目です。
心は脳だよ、と。
■02
2番目、頭の中を整理する。
ビジネスと心の問題、部屋の片付けと心の整理は同じなんだ(CBTからコーチング)と書いてますね。
トロッコ問題、ループ構造、ジレンマ。
これは難しいね。
頭の中の整理をする、心の問題だからと言ってビジネスの問題と違わないよ、と。
同じような解き方のアプローチでいいんだよということです。
部屋の片づけと心の整理はすごく似ているから、分類して整理していこうよということです。
CBTからコーチングと書いていますけど、CBTは認知行動療法ですね。
認知行動療法というのは、問題を整理して解決をしていくという精神療法のアプローチなんですけど。
コーチングも同じですね。
ビジネスの中で使われるトークの中で問題整理していく、部下とのコミュニケーションを取るなどをコーチングと言ったりしますけど、それと一緒だよねみたいなところで、ここにキーワードとして入れてます。
トロッコ問題、ループ構造、ジレンマと書いてますけど。
整理した結果、トロッコ問題のようなことになることがある。
トロッコ問題とは何かというと、片方には5人の老人、片方には1人の若者がいるんです。
ブレーキのついてないトロッコに乗っている時に、あなたはどちらかを轢かなければなりません。
どっちを轢きますか、というのがトロッコ問題と呼ばれるもので、哲学の思考実験としてよく使われるんです。
人生の中には、僕らは悩みがあった時に、日常の問題の中でトロッコ問題に遭遇することがあるんです。
離婚するかしないか。
離婚したら自分は自由になるけど、子どもの養育費が心配だな。
でも離婚しなかったら喧嘩してる様子を見せてしまって、子どもの精神衛生上も良くないかもしれない。
どっちがいいんだろうというのは答えが出ないわけです。
とは言っても喧嘩は週に1回もないわけで、月に1回か2回だけど、それでどうなんだろうとかあるので。
そういうことですね、トロッコ問題というのは。
そういう時にはメリット、デメリットを吟味して、どちらかを選ばざるを得ないんです。
そういう時ってあるよね、と。
あとループ構造です、つまり悪循環みたいな感じ。
引きこもる、引きこもるからストレスが溜まってうつっぽくなる。
うつっぽくなるから仕事に行けない、仕事を手に入れられない、仕事が手に入らないから、新しい仕事が見つからないから引きこもる。
この悪循環みたいな負のループ構造があるわけです。
長く仕事がないから新しく仕事を見つけられない、引きこもりになる、引きこもるから落ち込む、落ち込んでいるから、仕事が見つからない、とか。
こういうループ構造になったりしますよ、と。
そしてジレンマです。
今働いたほうがいいかもしれないけど、今度は給料が安い。
今目の前にある仕事を断って仕事を探せば、今より給料アップするかもしれないけど、全く手に入らないかもしれないし。
そういうこと、葛藤やジレンマというものがありますから。
絶対的な答えがないんです。
絶対的な答えはないんだけれども。
どちらかを選ばざるを得ない時が人生にはありますよ、ということが書いてありますね。
頭の中を整理した結果、最終的に残ったものはどんな問題なのか、勇気を出して決めるしかないよということです。
■03
3番目、AIを活用していこう、と。
プロンプト技術を高める。
AIを活用しながら、もっとうまくプロンプトを使いなさいと書いてます。
古いね、これは。
プロンプト技術はいらないね。
今はもうそういうのじゃないんだよ。
当時はそう。
イノベーションの活用を心がける。
YouTubeのコメント欄やオンラインコミュニティも、書いてます。
科学技術によって解決すべき問題というものがあるんです。
新しいものを使うことでしか解決できないものというのがたくさんあって、人類未解決問題というのはたくさんあるわけです。
その中に精神疾患も含まれるんですけど。
既存のものの組み合わせでは解決できない問題というのがたくさんあって、そういう場合は積極的に新しいものを取り入れていかないと、今ある問題が解決できないこともありますから、AIも使った方がいいよねということです。
■04
4番目、自他の境界線を引く。
自分と他人は違うんだよということ、ちゃんと境界線を引こうということです。
自分だけじゃなくて、他人の精神疾患や発達障害なども理解が必要だということです。
これは家族問題などを考えていくときに、自分だけではなくて家族の問題、自分が発達だから問題かと思ったけど家族も同じだから親子問題が多いということもあるので。
そういう意味でしょう。
■05
あと妬みですね。
妬みの問題。
妬みがある、と。
僕らには妬むという気持ちがあるわけです。
妬むから自己肯定感が低下する。
妬みがないと思うかもしれないけど、あるんです。
僕らは本能的にあるみたいですね、食欲とかと一緒で。
腹が減らないようで減るわけだし。
それと一緒で妬みというものがあります。
お金やSNSはその妬みを増強したりしてしまうので、そこに騙され過ぎない、洗脳されないというのが大事かなと思います。
■06
6番目。
無意識を理解する。
僕らは自分をコントロールすることはできない、精神分析、アドラー心理学と書いてありますね。
もうちょっと文科系のことも書いた方がいいんでしょうね。
常識によって情動は作られるというか、文化によって情動が作られていくということなので、そこら辺も含めて書いた方がいいんでしょうね。
■07
7番、マインドフルネスを日常の中で行う。
呼吸を整える。
頭の整理をしつつ美徳を追求する。
生まれてきてよかったと思える瞬間を大切にする。
精神療法の目的は人格の成長、つまり解決能力の向上と受容できるものを増やしていくこと、と書いてありますね。
今の方がすっきりしてます。
これを書いた時より半年くらい経って成長してますね。
今は、生まれてきてよかった、仕方がないという、そういうものをもうちょっと理論の中心に据えていますけど、当時はこのぐらいだったという感じです。
■08
8番、自分の弱さを認め、あるがままの自分や他者を愛すると。
森田療法から仏教と書いてます。
これもいいでしょう。
■09
9番、メンターを見つけて相談する。
心の中でも会話する、メンターにメンターがいたことを知ること。
未知なる領域もポジティブに、と書いてる。
なるほどね。
自分だけに囚われるのではなくて、自分の中の師匠、その師匠の師匠を考えていく中で、自分のちっぽけさや社会との一体感を知るということなんです。
これもわかります。
大事だよね。
■10
人間の認知は知識や経験に基づくため、学習することで変化可能、疲れにくい考え方に近づけていくと書いています。
人は変わらないと思っているけど、勉強が大事だよということです。
この10の技法、確かに。
今だとこの10というのがまた違うとは思いますけど、当時の僕はこんな風に書いてたんだなと思います。
なるほどね。
こうやって書いてますね。
この一個一個に用語集、用語の説明をしていくと思うんですけど。
整理とは何か、自他の境界線とは何か…
どこを用語集にするかということですね。
心は脳である、認知行動療法、コーチング、トロッコ問題、ループ構造、自他の境界線を引く、発達障害、妬みとは、自己肯定感、お金、SNS、無意識、精神分析、アドラー、マインドフルネス、美徳、生まれてきてよかった、精神療法、あるがままの自分、森田療法、仏教、メンター、人間の認知は学習すること、疲れにくい考え方。ここら辺が用語集としてカウントしてもいいかなと思います。
ということで、最初の10個、益田が、益田式メソッドと10の技法ということで1ページ目を解説しました。
緩やかにやっていくので、また見てください。
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