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【質問】恋人がうつ病を発症した/主治医との距離感

質問、メッセージ、企画提案が届いてますので、読み上げたいと思います。


◼︎お祭りが嫌いだった

こんにちは。

よく拝見しております。

54歳主婦です。

夏といえばお祭り、たくさんの夏祭りのニュースが毎日流れています。

私はこのお祭りが昔からあまり得意ではありません。

というか、むしろ子どもの頃はもっとはっきりと嫌いで憎んでいました。

4年生の頃でした。

親に促され、一旦はイヤイヤ参加するのですが、祭りのスタート前に町内お揃いの借り物の法被を道端に投げ捨て、肌着だけで一人逆上して泣きながら走って家に帰り「私お祭りなんか嫌いやもん。はっぴも捨ててきた!」と叫んで家に閉じこもりました。

はっきり嫌と言えた、爽快な思い出になっています。

非日常が苦手だったとも言えます。

大人になり子育てする中で、お祭りの楽しみ方や必要性を感じることもあったので、今は自分なりに理解しているつもりです。

苦手意識は今もあり、お祭りに行きたくはありませんが、お祭りのニュースは、普通に暑い中伝統継承ご苦労様です、というフラットな心で見ることができます。

幼い頃から世の中のことについてスムーズについていけないことがよくあった私ですが、今の世の中は昔より個人主義が認められてきて、私にとって生きやすい部分も多いです。

というメッセージですね。

54歳の女性ということですけど。

そうですね、読み上げがヘタというね。

よくわかりますね。

そういう子どももいますよね。

嫌なものは嫌だしという人もいるし、周りの子と馴染めていないことがかわいそうと思う親もいたり。

本人はそれがいいのにね。

同じ日本人、同じ人間なんだけど、結構違うことがあります。

よく思いますね。

例えば、宮台真司さんと僕が喋ったときに、死んだ後に宮台さんは自分の意識が無くなって、全体の一つの玉みたいなところに吸収されていく方が幸せだと言って、僕は死んだ後にそんなの絶対嫌だねと思って、そんなの一人でほっといてくれという感じで、宇宙の彼方にポーンと飛んでいくぐらいがちょうどいいなと思ってたんですけど。

何でですか?って宮台さんが言っていて、逆に僕も何で?と思っちゃったんだよね。

何でそんな狭いところに、ぎゅうぎゅうのところを押し詰められなければいけないんだ、という感じがして。

死んだ後もそんなの嫌だな、うんざりするなと思ったんだけど。

放っておいてよ、ゆっくり休ませてよ、という感じはしたんだけど。でも面白いよね、

不思議だよね、そういうところ。

好き勝手してそうな宮台さんとね、自衛隊にいた僕と。

でも宮台さんはコミュニティ運営もされてるからそうだなと思いつつ、僕もコミュニティ運営をしてたりもするけど、意外と同じようなことをしてそうで全然違うというのはよくあります。はい。

どんどん行きます。

◼︎主治医との距離感

益田先生こんにちは。

質問と企画の提案です。

主治医と趣味の話をするのはありですか?

プライベートのことを話さない方が良いのでしょうか?

距離感の方が大事なのでしょうか?ということです。

趣味の話をするのはアリです。

アリと言えばアリなんですよ。

プライベートのことも話したり、そういう何気ない話題から臨床が始まるというか、本人の心の核に触れていくというか、そういうこともあるので全然いいのかなと思います。

あとは統合失調症や認知症、慢性期の患者さんたちは通院も苦だと思うので、趣味の話をした方が、楽しい話をした方が通院するモチベーションにもなってくるので必要、あっていいんだろうなと思います。

一方で、病院は混んでいたりもするので。

5分診療と揶揄されてますけど、制度の賛否はさておき、そうなってますから、5分で終わらせていただきたいという事情もあるだろうし、外来によっては混んでるところ、混んでいて入院が入ってたり、入院になりそうな患者さんがいたり、そういうところだとやはり主治医の方も安心してそういう話はできないのかなと思ったりもしますし。

難しいですね。

何て言うのかな、医者という仕事は何かつまらん仕事ですね。

そう思いますね。

つまらん仕事だなと思います、そういうこと考えると。

次です。

初めてADHDの薬を飲んだ時の衝撃が忘れられません。

他の人の体験も聞いてみたいです。

そうですね。

リョーハムさんなど色々な当事者の人がいるので、当事者系の人を集めて、また企画を立ててみるのも面白いかも知れないですね。

益田先生のYouTubeにどのようにたどり着いたか視聴者に聞いてみる企画。

益田先生がマイメロとくるみのことを高須先生に教えてもらう企画。

ということです。

はい。

どんどん行きます。

◼︎5分診療でなくなったら何が起こる?

質問です。

実際に精神科の診療が5分でなくなったらどんな問題が起きるのか予想して解説してほしい。

医療費を圧迫して大変なことになるのか。

心の電話、いのちの電話にかける費用を一切止めても診察が5分以上は実現できないのか?

なぜ実現できないのかを知りたい。

国にデモや署名活動をして働きかけたとしても、国の金銭的な事情で実現は不可能なのか、他の医療が優先なのかどうか。

ということですね。

一個ずつ行きますか。

5分でなくなったらどんな問題が起きるのか。

どんな問題が起きるんでしょうね。

まず、精神科の患者さんが今600万人くらいいるんです。

600万人くらいいて、対して精神科医の数が1.5万人ぐらいだと思うんです。

僕が1日40~50人ぐらい診ているんです。

7 x 60で、実際はもうちょっと時間かけて。

僕は10分ぐらい、7分か8分ぐらい診ているんです。

7~8分に対して1人の割合で診ていて、1日40~50人ぐらいで。

1日7時間外来をやって、プラス1時間を準備に充てたとしても、7~8分、420分。

420分に対して5分診療は5分で本当は終わるわけじゃないので、7~8分という感じです、1日。

で、週4.5勤務で大体延べ800人。

月2回の人もいるので、500人くらい、5~600人くらい診ているかなという計算なんです。

僕ひとりで。

1.5万 x 600で900万人。

全員が僕と同じような働き方をすれば最大900万人を診られるという感じです。

そう考えると、理論上は5分じゃなくて、これの1.5倍ぐらいは診られるという話になります。

ただ、今、精神科の患者さんはすごい増えてるのでどんなことが起きるかというと、単純に人数が合わないという感じです。

月2回の人が減る、そういうことが色々起きるのかなと思います。

医師と患者さんの割合を考えると、出来ても10分、倍にしても10分ですよね。

だからまぁうーんという感じですかね。

医療費を圧迫して大変なことになるのかということですけど、精神科の通院患者さんは結構増えていて、国際的に考えても10%、15%ぐらいまで増えるはずなんです。

今600万人ですけど1,000万人くらいまでは増えてもおかしくないので、患者さんの数が。

そういう意味では5分診療のままでも医療費を圧迫するという感じです。

心の電話、いのちの電話というのは基本的にボランティアなので、ほとんど国からのお金、助成金はないんですよ。

心の電話、いのちの電話はどうやって運営してるかというと、そこに電話のオペレーターの人達が自分たちがボランティアしたいですと言って、自分たちでお金を払って、教育費や設備費をかけてやってるものなので、全然国とは関係ないという感じです。

これは、心の電話、いのちの電話について動画1本撮っています。

結構闇深いです。

いのちの電話はなぜつながらないのか? 

ビジネスモデルから考える
https://youtu.be/LSQY8M14YzEなぜ実現できないのかが知りたい、と。

基本的に社会保障費が上がっていて、年々増えているんです。

高齢者も増えていて。

それに対してお金がないのでできないという形です。

国にデモや署名活動をしたとしても、国の金銭的な事情で実現は不可能なのか。

そもそも国というよりは他の国民、精神科の患者さんは600万人、5%しかいないので、残り95%の人が、お前たちのためにお金を払いたくないよ、と言えば潰されてしまうんです、そもそも。

原則、日本は北欧ほどは社会保障費をかけられないということなんです。

かけたくないと思ってる国なので、そういうことです。95%の人達が稼いでるお金を、税金を政治を通じて分配して、どちらかというと社会的強者の人にお金が集まりすぎているから、社会的弱者の人たちに再分配するというのが政治の役割だし、福祉の役割なんです。

この分配費を増やせという話になるので、デモ、署名活動というよりは、どちらかと言うと、言ってしまえば、選挙等を通じて政治家に働きかけて説得していくという流れの方が、デモもいいのかもしれないですけど、こういうことですよね。

お金の流れはこうなっているんですけど、そうじゃなくて、こういう形で訴えていくという流れの方がいいというか、正当のあり方ですね、デモや署名よりは、生産的というか。

ただ、選挙で勝てるんですかと言われると、今度また同じような問題が起きて、95%の人に対して精神科の患者さんが一致団結しても民主主義国家では勝てないんです。

本当のことを言うと勝てないので、じゃあどういう風な戦略がいるのかということをまた今度働きかけを考えていく。

でも国にデモや署名活動というよりは、どうやって95%の人たちの心を動かすかということなんです。

そのためにはやはり精神医学ということを知ってもらう方がいいんだろうなと思って、今こういう活動をしているということになります。

はい。じゃあここで最後にしようかな。

◼︎恋人がうつ病を発症した

恋人がうつ病を発症し、LINEをブロックされて3ヶ月が経ちました。

一度だけ「休職することになった。

また状況整理をして報告する。

一方的で申し訳ありません。

無責任な人間で申し訳ありません。

情けない限りです」という旨のメッセージが来てまたブロックされ、そこから1ヶ月半経過しました。

メッセージだけでも本人の自責の念で苦しんでるのが伝わり、私も胸が締め付けられる思いです。

彼とは紹介で知り合い、お互い都内に住んでいますが、彼が私の家に来ることはあっても、私は彼の家に行ったことがなく、彼の住所も知りません。

私なりにうつ病に関する本や先生のYouTube動画で勉強して彼を支えたいと思っています。

人それぞれだと思いますし、情報が限られていまして申し訳ありませんが、うつ病を発症したことでこういう恋愛感情が変化する、消失する、逆にブロックしても回復してやり直せるという事例はあるのでしょうか。

彼が一番辛いのは重々承知していますが、また連絡がくる、また会える日が来るという保証がなく、私もひたすら待ち続けている毎日で不安で辛いです。

よろしくお願いいたします。ということですね。

うつ病の症状というか、抑うつ状態の時に人と連絡を取りたくない、リセット症候群みたいになってしまうということはあります。

弱った猫みたいなものです。

離れていってしまうというか、ひとりの場所でこっそり休息をとりたいというか、避けたくなる。

人という情報がもう嫌で、離れてゆっくりさせてくれという形で一人の世界に籠って、そういう籠りながら回復するということはあります。

というか、そういうことはあるんですよ。

喧嘩腰に別れてしまうこともあれば、すいません、と言ってスッといなくなってしまう人もいるし、メッセージ無くどこかへ行ってしまう人もいますけど、それがうつ病という病気の一つの症状なんです。

その後に、うつが回復した後に、よりを戻すのか戻さないのかは人それぞれ結構違うし、病前性格によっても結構違う、と。

もちろんそうですね。

待ってもいいし、待たなくてもいいんですよ。

人生はそういうことなんですけどね。

保証は全くないですね。

また会えるという保証はないし、また連絡が来るという保証は全くないです。

それはもちろんそうです。

待ち続けたいなら待ち続けてもいいですけれど、待ち続けてもうまくいくという保証は全くないので、合理的に考えると、病気という不幸があって残念だけど、次の相手と出会い、新しい恋愛を楽しむというか、人生たった一度なので。

ということになります。

でも、いや、そんなことを言われても私は待ちたいんだというのであれば、本人の自由ですから、それはね、そうしてもいいのかなとは思いますけど。

でも、なぜそこまでその人に固執しなければいけないのかということを考えるべきです、次は。

周りの人皆が「待て」と言うことはないと思うんですよね。

じゃあ待たない。

何で私は待とうとしてるんだろうということです。

それをもう一回考えてみるというか、感情に支配されてないのか、欲望に支配されてないのかを考えてみるということなんだろうなとは思いますけど。

ということで終わります。

皆さんも色々感想やメッセージをいただけたらいい学びになると思いますし、思いますちょっと。

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