18歳の夏。彼女は5つ年上でOLをしていた
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文:くいしん
18歳の夏。彼女は5つ年上でOLをしていた
「日本には四季がある」と言うけれど、夏はあまりにも短い。
「4つの季節」というとそれは12ヶ月間で構成される一年において、まるで3ヶ月ごとに担当を持っているように聞こえるけど、違う。夏はせいぜい40日程度しかない。
ゆえに夏の思い出というのは誰にとっても刹那的で儚い。「今、ここ」を切り取ったものであることが多い。喪失を感じさせるものが多いのもそういう“季節柄”があるからだ。
『LA LA LAND』で主人公のふたりがラブラブなのも夏だし、『君の名は。』でも夏祭りが重要なモチーフとして描かれる。
夏は、誰の心にもある「何かが起こるかもしれない予感」を強く感じさせる季節。
(一方、冬は基本的に何も起こらない。冬生まれなので、個人的な感情としては冬のほうが好きである)
というわけでここから、「夏の思い出」「喪失」ということで、童貞を失ったときの話をします。
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