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完璧写真を求めなくなった話
9月に入りましたが暑いですね、@wasabitoolです。こんにちは。
撮影を続けているとこんな写真が良い、こんな写真はダメと約束事のような撮り方を学びます。いや、実際に約束事は無いのですがそういう空気感と言えば良いのでしょうか。具体的に例を出しましょう。こういう写真はダメとよく耳にしたのは白飛びさせるな、黒つぶれさせるな、手振れに注意しろ、水平をしっかりとれ、ホワイトバランスに注意しろ等々。勿論お仕事撮影ではピンボケしたレンズ作例など到底受け入れて頂けませんから必要な項目となります。
※今回もこうしなければならないとか誰かの考えを意図的に誘導しようとする目的ではなくあくまで僕個人の経験から感じた振り返りです。
LEICA M10 / Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM
移動中『なんか良いなぁ』と感じて立ち止まりました。のどかな風景で夏の稲穂が懐かしい情景を作り出し子供の頃を想い出します。Leica M10で撮影しましたが奥の家にピントを合わせたはずなのになぜか手前の稲穂にピントが合ってます(笑。
LEICA M10 / Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM
こちらは手前の電柱に合わせたつもりでしたが奥の山にピントあっていました。通常風景写真では少し絞ってピントはしっかり合わせるものと思い込んでいたのですがレンジファインダーでピント合わないなんて日常茶飯事なんです。絞り開放で撮影しているのも原因と言えるのですが結果これはこれでよくね?ってなってしまうのです。
LEICA M10 / Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM
今までこういう写真は撮らなかったなぁと思いながら撮った1枚。同時に自分に足りなかったのはこうした『ちょっと良いな』と感じた場所を『撮っても絵にならない』と撮る前から外していた気持ちなんじゃないだろうかと考えさせられました。
LEICA M10 / Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM
カメラに慣れてくると撮る前から完成図が想像できるので天気予報見て行かなかったり現地の状況見てカメラすら鞄から出さなかったりしました。しかし不便なLeicaを使いだしてからブレても白飛びでも映える場所でなくてもいいんじゃね?となり撮影場所、機会が増えた気がします。
LEICA M10 / Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM
カメラに限らずですが趣味は肩の力抜いて楽しみたいと思うのです。〇〇しなければならないは仕事の中だけでじゅうぶん。
なんか良いなぁ、カシャ
Leicaを使い出してカメラの楽しみってそうだよなぁと感じた日でした。