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どこか懐かしく、温かい街「尾道」の魅力③


ようやく商店街へ。

7年前の尾道商店街(撮影者:私)
7年前の尾道商店街(撮影者:私)


7年前に来た時はどこか寂しげでありながらも若い方がリノベーションして作ったお洒落なお店も所々混在していて新旧の融合を感じたのだが、
7年経った今、恐れていたのは古い店がなくなり、新しい店に入れ替わっていることだった。
変わり果てていたらどうしよう、と。


いつまでもそのままでいて欲しい、尾道本通り商店街

大和湯はリノベーションされているので中は中華屋さんになっている

心配は不要だった。あの時から時が止まったかのように立ち並ぶレトロな雰囲気のお店。

シャッターはほとんど閉められていたが、変わらない姿に少し安心した。

あなごのねどこへチェックイン

とりあえず荷物を置きに、今回チェックインする「あなごのねどこ」へ。

空家をリノベーションしたゲストハウス
昔の学校のような廊下を進む

ここは尾道を紹介してくれた知り合いが宿泊しており、いつか自分も泊まりたいと思っていたので中はどんなふうになっているのか、ワクワクした。

お兄さんから一通り説明を受け(今回はしっかり聞いていた)荷物を預けて昼飯探しへ。

背脂が旨すぎる尾道ラーメン「丸ぼし」

この時時刻は14時前。
お好み焼きやさんはどこもラストオーダーが終わっていたり、臨時休業していたり…(店主が高齢だから仕方ないですね)

とりあえず尾道水道を歩きながら、お店を探すと尾道ラーメン屋「丸ぼし」さんを発見!
お店の外からいい匂いがします。
これは入るしかないでしょう、と朝からトースト1枚しか食べていないペコペコの腹を持ち合わせながら入店。
店の中にはラーメンYouTuberやメディア取材がされたとの案内や有名人のサインがずらり。
有名店らしく、土日は並ぶそうだがこの日は平日だったのもありすんなり入れた。ラッキー。

頼んだのはベーシックな「尾道ラーメン」。
食券スタイルですぐ出てくるのも嬉しい。

尾道ラーメン

店内には
びっくりするほど熱くて、びっくりするほど喉が渇かないラーメン
と書いてあるが一体どういうことなのか。

すぐに運ばれてきて一口。
「うまい……!!!!」

モチモチの不揃いな麺と熱々のスープが絡み合い、ペコペコだったのもあるのか、スルスルといけてしまった。
なによりたっぷり浮いてる背脂がうまい…
普段、ラーメンのスープは飲めないのだが、こればかりは飲んでしまった。喉は乾いたけどね。

あっという間に平らげたらもう14時。
さて、これからどうしようか。
早起きして午前中にたっぷり満喫してしまったので既に満足していた私は、午後やることを何も決めていなかった。そこで思い出したのだ。

そうだ、シネマ尾道にいこう。

シネマ尾道で号泣

何を隠そう、ここ尾道は映画の街。
映画の街で映画を観なくてどうするんだ!

前回は時間がなくて外観しかみれなかったが
今回は作品も観れたらいいなと思い、上映中の作品をみてみると…

「高野豆腐店の春」14:25〜とある。
今の時刻は14:10。ここからシネマ尾道まで徒歩約12分。

うん、行くしかない。

丸ぼしを後に、急ぎ足でシネマ尾道へと向かった。

途中、海が見える喫茶店と書かれた看板があり、ラストオーダーは16:30とあったので帰りに寄りたいと思いながら急いで向かう(急いでる割に写真を忘れない)

後から気付いたが、7年前と同じ店を撮っていた。隣のカコ美容室はもうなかった


そうして14:25。ギリギリ、というか間に合ってないがなんとかシネマ尾道へ到着。

今回観る「高野豆腐店の春」は尾道が舞台の話だそうだ。

出演者も麻生久美子しか知らないが、豆腐屋の話かな、なんて軽い気持ちで観に行ったところ、まさか目がパンパンになるまで号泣して帰ることになるとは
この時はまだ知る由もなかった……。
映画の話はまた次回。

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