silent nightmare / wsbfc

41首
最近の37首と、かなり前の4首
同じ時期に起こったことを詠んでるので一緒にしました 

†
嘘をつかれる時は インストゥルメンタル･ミュージック その上で

誰から見ても完璧に 友達の2年記念日を祝った

俺の叫びは騒音と同化して青春はそこで完了した

あなたの言葉 その細部よりもその口調だけをいやに覚えている

カーテンコール 石炭を掘るみたいに、汗水が隣り合わせ

女性専用車両と並走する、通勤時間大阪

大阪の早朝を歩いた 意外に人も多いマクドナルド

お願いだから幸せになって オタクみたいな口調でファミマ前

両手で君が持つ包丁 おれに向いているのはそれだけじゃない

流暢な英語で喋っても語感が変わらない オレオみたい

毒 タクシー ペンケース ワッフル 全て同じファイルに閉じ込めた

あなたがかわいいかとかはかんけいなくて、したをむいてほしくないだけ

音がないだけに大袈裟に動くんだ悪魔がやはり 嗚呼また来て

パンケーキに消しゴムを乗せれる夢を俺の物にする野望

トゲトゲしたあなたの靴 草木一人ひとり殺すように笑顔

音ありでみるかこの景色を あなたの驚く声も形にした

妙に君の頭がいいせいで被害者と加害者になる

うその光 ここで1人 俺のための場所 君のためのベッドルーム

あの地獄をもっと細かくことばにできたらもっとサイレント

幻だ！幻か？幻さ、いつか俺が見る棺桶の天井

勝手に退出する 悪夢 から あなた自身 が 退出しました

悪夢を作るのは、枕じゃない明らかに俺自身なのに

はい、残念ながらゲームオーバーです、の言葉を聞けずに silent

俺がまた息を授かった朝にあなたは息を授かれたのだろうか

俺はあなた専用のハイライトを作れなかった (理由はサイレント)

クリスマスソング 偽物の木の前で倒れ込む情けなさ ひかっている

なにもかもをあげた なにもかもをもらった そしてなにもかもをしんじた

いつでもいいから神様この世界を訂正してみんな待っています

俺の非を認めれなかった、二人とも 赤かった提灯たち

あえて不運をロマンティックとしておく 俺たちはロマンティック

死ぬ前にすべての五感を入れ替えて君の涙を聞かせてくれ

1度消してしまった文字の復元に時間がかかるsilence

ごめんシャッター押したかったとかある？いや、あった？って聞くべきでした

おかしくなった日本語で怪物みたいな現実を逃避させ合った

写真は全部消した 俺の記憶力が良すぎるから じゃあね

俺たちはそれを水のように飲んだ、もちろん水だったんだけど

あの後、髪の毛をすべて剃ったよ 君の見える角度だけじゃなくて

夏祭りみたく鼻筋に影が宿る 光は俺じゃなくていい

静けさが際立つ悪夢で、俺たちは唯一色がついていた

気が狂いそうって言い訳を付けてさっさと去れればよかったんだよ

可愛げだけが残されていないけど、聞かれたら可愛いと言うよ

fin.