エスパニャ
先日、ちょーじょが学校から修学旅行に行ってきました。
ちょーじょが現在通っている小学校は
わたしが昔通っていた小学校の、隣の隣くらいの小学校のため、
エリアとしては近い。
なので、行き先はわたしが昔修学旅行で行ったエリアと同じ
三重県・伊勢。
このへんの小学生は昔からだいたい
小学校の修学旅行と言えば、三重県の伊勢に行くことが多いらしく、
だいたい同じ世代の友達の話に聞いたら、みんなだいたい行き先は伊勢。
わたしの子どもの時からだいたい25年くらい経ってるけど
みんな変わらず行き先は、だいたい伊勢の模様。
(だいたい、って言い過ぎてゲシュタルト崩壊)
でも我々の平成の修学旅行の内容と
令和の修学旅行の内容とでは
行き先は大まかには同じやけど、詳細は全然違うかった。
<平成のプラン>
・伊勢神宮
・戦国時代村
・夫婦岩
・二見浦の商店街で買い物
・ミキモト真珠島
<令和のプラン>
・伊勢に向かうまでの途中、滋賀の信楽で陶芸
・鳥羽水族館
・パルケエスパーニャ
・・行った先としては平成のほうが多いかもやけど
平成のプラン、修 ❝学❞ 旅行としての要素、強すぎやしませんか・・
令和のプラン、修 ❝学❞ 旅行としての要素、少なすぎやしませんか・・
や、もはや今のこのわたしの年齢となれば、
平成のプラン、めっちゃ魅力的やし
今、同じルートで女友達とおばさん旅行してみたいプランやねんけど
小6の当時のわたし、
・伊勢神宮
・戦国時代村
・夫婦岩
のラインナップに、全然心躍らず。
「なんで戦国時代村やねん、パルケエスパーニャあるやろ」
とか思ってたし、口走ってた記憶ある。
し、
頭の中に存在する、当時小6のわたしが娘の修学旅行先を聞いて
「めっちゃいいやん!!!!!」
って脳内で叫んでたわ。
・・口に出てたわ。
(もはやそれは脳内の小6のわたしじゃなく、37歳のおばさんわたしや)
いいよね、友達と遊園地。
最高の思い出になりそうな予感しかしないよね・・
かくいうわたし、戦国時代村、なんも覚えてへんわ。
「にゃんまげに飛びつこうっ♪」
ってCMが当時しきりにやってた記憶はあって
にゃんまげを見た瞬間は
「わ!!!にゃんまげや!!!」
ってなった記憶はあるんやけど
修学旅行中、戦国時代村の中でなにしたんかとかなんにも覚えてへんねんけど、
修学旅行行く前に先生が
「伊勢に赤福のニセモノの ❝おふく❞ っていうのが売ってるから、間違って買わないように」
的なことを説明してくれてたことのほうが鮮明に覚えてるわ。
ほんで実際に二見浦の商店街でおふく見つけて
「あ~!!!!これか~!!!」
って、ひと盛り上がりした記憶すら残ってる。
(ちなみに調べてみたら別におふく、ニセモノとかそんなんじゃないらしい)
(ただ、そっくりではある)
(ごめんなさい、おふく。)
(そもそもあのへんでは江戸時代は同じような餡子持ちを提供する店がいっぱいあったけど、生き残ったのが赤福とおふくだけ、とのこと・・)
(ちょっとおふくと赤福について詳しくなってしまった)
そんなんやから、小6のわたしは修学旅行行く前から
修学旅行が楽しみで仕方ない!!!
みたいなテンションになった記憶もなかったので
案の定、行って、覚えてる記憶もあんまりないんやけど
ちょーじょは、修学旅行行く前からめっちゃ楽しみにしてたし
帰ってきた第一声が
「めっっっっっちゃ楽しかった~!!!!!」
やって、
母親としては当時のわたしよりもちょーじょのほうが
よっぽどかわいらしい子どもやな、としみじみ。
今日もふとした瞬間に
「あ~・・もう一回、修学旅行行く前にならへんかな~(^^)
もう1回、みんなで修学旅行行きたいな~♪」
って言うてて、
なんていい子なんや。。
わたしがもしこの子と同じクラスで同じ行き先やったとして、
ここまで純粋な言葉が心底出てくるやろうか・・
と、当時の自分に、不安になったりなどしました。
(だからどう、ってわけでもないねんけどね)
(不安になったとて、過去は取り戻せないしね)
(なんなん)
でもほんまに楽しんでくれてよかった。
思春期に差し掛かってて、ややこしさも出てきたから
正直帰ってくるまでめっちゃ心配ではあったんよな。
「一生のいい思い出ができた!!!!!!」
とまで言うてて、
わたしなんもしてないけど、
心の中でガッツポーズしたわ。
よかった。
子どもの笑顔が一番安心するわ。
でもな、
修学旅行行く前、修学旅行のプランを学校から教えてもらって帰ってきた娘が
「ママ!修学旅行でな!!
しがらき?ってところ行って、
アレするねん!!!
えっと、えーーーっと・・
なんやっけ、あの・・
あ!!
土器!!!」
って言うてて
「ちゃう!!!陶芸や!!!!!
土器って!!それ頭悪そうすぎるから、外で言わんといてくれ。」
ってすぐつっこませていただいたわ。
もう、陶芸のこと 土器 とか言うのホンマにやめてほしい。
(脳内の小6のわたしもちょっと頭抱えてた)
お勉強はちょっぴり苦手やけど
素直に喜んで、楽しんで、子どもらしいちょーじょがステキやと思った。
わたしにとっても、修学旅行のすてきな思い出ができました。
彼女が信楽で作成した手作り土器・・じゃなくて陶芸は、
作るのがなかなか難しく、うまいこといかんかったらしいけど
来月くらいに届くらしい。
彼女の初・土器・・じゃなくて陶芸作品も、
楽しみや。
※トップ画は、にゃんまげ。
ピンと来た人はきっと同世代。
※にゃんまげ、まだおるみたいやな。会いに行こかな。