
決める、その大切さ。
とあるコミュニティで、約一時間のセミナーを担当することになった。
テーマはまだ定まっていないが、伝えたい内容の輪郭は徐々に見えてきている。
この機会を引き受けたのは、一週間前のこと。
その時点では何を提供するかでさえ、明確ではなかった。
「自由にしていい。参加者が少しでもメリットを感じることであれば。」
主宰者の言葉に背中を押され、まずはゴールだけを設定することにした。
仕事上のプレゼンテーションなら、幾度となく経験してきた。
しかしそれらは話す内容が予め決まっており、顔見知りのクライアントが相手だった。
今回は全く初対面の方々が中心。当然ながら私のことを知る人はほとんどいない。さらに、まだ形になっていない自分のコンテンツを提供するという状況だ。
そんな不確かな状態で、挑むことを決めた。
実は元々そういう度胸はあったのに、先送りにしてきたのだ。
しかし、今回は何故だか直感が働いた。
「動かなければ」というプレッシャーよりも、「何とかなるだろう」という静かな確信。
自分の中から、どこからともなく湧き上がってくるのを感じた。
そうして一歩踏み出してみると、不思議なことが起こり始めた。
次々と必要な情報やアイデアが自然と舞い込んでくる。
これまで積み重ねてきた経験から、伝えるべき内容が自ずと浮かび上がってくる。
脳が、自動的に必要なことをリサーチし始めたんだ。
ここ2、3日は伝えたい気持ちで溢れ、夜も眠れない程の高揚感がある。
何かが、明確に動き出している。
「やる」と決めること。
根拠はないが、直感が導いた決断。
ゴールから逆算して行動することは、私に想像以上の力を与えてくれている。
最後までご精読有難うございました。
今日も書けるという喜びに、感謝。