見出し画像

天国のあなたがくれたメッセージ

先日、いとこ(音(おと))が天国へと旅立ちました。
2000年生まれの23才、私と同い年の女の子です。

あまりに早いお別れでした。
同年代との死別は初めてだったので、これまで感じたことのない戸惑いや恐怖感、虚しさなど多くの感情と出会いました。

数日前にお通夜に行ったのですが、そこでの体験が忘れられないものだったので(というか忘れたくない)、ここに残しておこうと思います。


お通夜の前日までは、正直なところ、行きたくなかった。行くのが怖かった。

音の顔を見るのが怖くてたまらなかった。
現実を突きつけられるような気がして。
自分の心がすぐには戻れないほど壊れてしまうような気がして。

ただ、実際は違いました。
恐る恐る棺を覗くと、そこには嘘みたいに綺麗な音の姿がありました。

美しい…

それしか出てきませんでした。

鼻筋の通った高い鼻、黒く長く伸びた睫毛、絹のような透き通った肌。
苦しそうな顔も想像していたものだから、こんなに綺麗な姿に驚きました。


参列者がお焼香をあげている間も不思議な気持ちになりました。

色んな記憶を思い出してはこみ上げる涙。
悲しさももちろんありましたが、それを上回ったのは感謝の気持ちでした。

生きている間にも、そしてこうして亡くなったことを通しても、音が私たちに残してくれたメッセージの数々は計りしれないものでした。
音が直接心に語りかけてくれている言葉も聞こえた気がします。

文字通り命をかけて残してくれたメッセージでした。

「○○の分も精いっぱい生きるよ」
何度も聞くけど正直ピンと来ていなかった言葉。
今回初めて分かった気がします。

音のお通夜中に、ふと自分の葬儀を思い浮かべる瞬間がありました。

まだずっと先のことであってほしいと祈りながらも、そこにはどんな人が足を運んでくれているのだろう、そこにいる人は何を思うんだろうと想像してみました。

想像を通して、私はできるだけ多くの人に良い影響を与えられる人になりたいと強く思いました。
アバウトではあるけれども、とにかくそう思いました。


最後に、そう簡単に死にたいなんて言うもんじゃないなと思わされました。

精神的に辛く落ち込んだ時、過去に何度か「死にたい。そしたら楽になるかな」なんて思ったことがあります。

でも、死ぬってそんな簡単に選んでいいものじゃない。
すぐ手が届くところに置いておいていいものじゃない。


自分の人生を生きよう、謳歌しよう。
音に胸張れる人生を送ろう。

会える人には会えるうちに。
改めて強く胸に刻みました。

自分だけの人生、気楽に、のびのびと、力強く生きてみようと思います^ ^


ワリカ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?