クロノクロス やった人もやったことない人も
クロノクロスは、普通に1周するとストーリーが分からずエンディングになります(ここから先ネタバレ満載だから注意ね)
皆さんが映画を観た時、話が解らず終わった時の感想は?
ダメ映画と思うでしょう。
自分に理解力が無かったと思う謙虚な人は少数です。
結局、クロノクロスの世間的評価はそういう事なのでしょう。
これがフェルマーの定理、ノーベル文学賞の小説となれば
頑張って理解しようとなります
人とはそういう打算的な、弱い部分があって当然なのです。
クロノクロスは仲間にできるキャラ44人
単純にクロノトリガーと比べてキャラの掘り下げは6分の1程度になります
しかも重要な台詞を言う場面がそのキャラがいないとスルーで先に進む
風呂敷を広げ過ぎて全部包めないまま終わる
3周位してやっと分かってくる
完全理解は人によるが5周くらいいるだろう
そもそもクロノトリガーと比較してしまうのが評価を下げる要因だ
本作はクロノ・マールは死んでいるし、なんならトリガー無しで作ろうと思えばできるほどオマケ程度の関りしかない。
そこでトリガーの登場人物を殺してしまうといういらん事する。これが購入者の気持ちをマイナスにしてしまった。
作品ではそういう(直接作品と関係ない)バックグラウンドが結構大事だったりするのだ、100日後に死ぬワニ参照。
そしてこれが重要。トリガーが未来を変えようと前向きな動機に対して、クロスはトリガーの作り出した時空の歪みの修復だ。歴史改変による負の部分がこれでもかと出てくるし、修復により生じる負も出てくる。(クロスの核心)
私はこの部分は凄くリアルだなと思ったし、トリガーがそういう所を一切描き出さない、ファンタジーで終われている事も逆説的に思い知らされるのである。
修復作業をやるなんて、誰でも楽しくはないのである。
どこまで行っても話がネガティブ、報われないのはそのためだろう。
今回はクロスの悪口を書くつもりは無いのでこの辺にする
やっていくと意外な事実が判明する。細部までトリガーと関係してくるのだ。
恐竜人が人類の歴史をたどったパラレルワールド(トリガーでギャグ要素なのにクロスの核心)
未来のマザーブレイン
ダルトンが現代に飛ばされた結果など
では時間が取れたのでクロス考察書いていきます
まずはあらすじ FF13のパージがコクーンみたいな話も入ってきますのでそれもかみ砕いて完全初見さんように書きます
主人公セルジュは島で暮らす普通の少年
ある日浜辺の不思議なモヤに入り、さっきまで話した幼馴染と話すと
「あなた誰?」と言われる
なんとあのモヤに入ると「アナザーワールド」に行ってしまうのだ(セルジュが7歳の時助けられなかったパラレルワールド。つまり7歳の時に助けられて発生したのが最初にいたホームワールドというパラレルワールドのなのだが)
セルジュはアナザーワールドで7歳で死んだ自分の墓を目撃
そこにヤマネコという敵の指令でセルジュを捕まえに来た下っ端3人が現れる
そこにキッドという女の子が現れセルジュを助ける
キッドはセルジュに同行しないかと誘われる
キッドと一緒にヤマネコを倒す旅に出る
ついにヤマネコと会い倒そうとするが、ヤマネコがセルジュにボディチェンジの術を使う
セルジュと体を入れ替えたヤマネコ(ダークセルジュ)はキッドを刺す
入れ替えられたセルジュ(体はヤマネコの主人公)は気絶
ここから便箋上第2章 主人公は単独、入れ替えられた体を戻す旅に出る
途中、ツクヨミなどの亜人を仲間にし、ついに体を取り戻す
道中、様々な世界の謎が解明されていく
あらゆる望みを叶える伝説の宝、と信じられている「凍てついた炎」
その正体は倒したはずのラヴォスの思念
「凍て付いた炎」は強大な力を秘めた代物で、接触したもののDNAを書き換える力まであるといわれている。
発見された「凍て付いた炎」は、「クロノポリス」の前身である研究センターで時間制御のための研究に利用されていた。
しかし、それがA.D.2400年にタイムクラッシュが引き起こされる原因となった。
「凍てついた炎」の力を使えるのは炎に選ばれし者=調停者のみである。
『クロノ・クロス』ではセルジュが調停者に選ばれている。
A.D.2400年のクロノポリスにおいて行われた、「凍てついた炎」を利用した時間制御実験を行っていた際、A.D.2400年に存在していたクロノポリスがB.C.10000年へとタイムスリップしてしまった。
これが『クロノ・クロス』の時間軸の始まりである。
ルッカによれば、このタイム・クラッシュもガッシュの計画「プロジェクト・キッド」(「時喰い」によって再び起ころうとしている滅びの未来から世界を守るためのもの)の一端であるというが、ガッシュ自身はこれを予期せぬ事態だったと語っている。
龍人と龍神
『クロノ・トリガー』に登場した原始時代の恐竜人・アザーラが人間に勝った歴史の未来の時間軸で、その子孫である恐竜人が進化し、龍人となった。
彼らはディノポリスという都市を作って、星(自然)と調和しながら生きていた。
龍神は、その龍人によって作られた生体マシンで、天候を操作する働きを持つ。
ディノポリスに住む龍人たちは、タイム・クラッシュによって、クロノポリスと同じB.C.10000年にタイムスリップしたため、それまで彼らの世界で交わることのなかった人間たちと生存をかけて戦うこととなる。
クロノポリスのマザーコンピューター「フェイト」は、龍人たちと戦って勝利した際、人間にとって脅威となる龍神を封印した。封印され、力を失った龍神の姿が、六龍である。またこのとき、ディノポリスも封じられ「星の塔」となった。
六龍とは、龍神の分割体で、6つのエレメント(黄、赤、緑、青、黒、白)と対応する6体の龍がそれぞれアナザーワールドとホームワールドの双方に存在する。なぜ双方の世界に存在するのかは明らかにされていない。
六龍の目的は、「フェイト」を倒し元の龍神の力を取り戻すこと。
そのためにセルジュたちに協力する。
さて、体を取り戻したセルジュ。ここから第3章 フェイトを倒す旅に出る
倒してエンディング
やはり難解なストーリーに、突然現れる固有名詞の存在がさらにややこしくしている
これらを完全に把握しないとクロノクロスのストーリーを理解出来ないだろう
神の庭とは、セルジュの父が荒波に飲まれながらたどり着いた地
セルジュの母親は14年前、急用でセルジュの父ワヅキとワヅキの親友ミゲルが船を出したところ「死海」へ迷い込んだことを話した。
ミゲルは行方不明になり、戻ってきたワヅキも人が変わってしまいその後行方不明になったという。
母親はその「死海」が14年前は「神の庭」と呼ばれていたことを教えてくれた。
村を出て情報収集していると、「凍てついた炎」は「死海」にあるという情報を手に入れる。
「死海」へ行けば次元を超える手掛かりが得られるかもしれないと思い、セルジュたちは「死海」へ向かう。
セルジュたちが「死海」へと行くと、そこには前作『クロノ・トリガー』でクロノ達が回避した、滅亡した未来都市が広がっていた。
「死海」の中心にある滅びの塔へと乗り込むと、そこにはミゲルがいた。
姿はヤマネコでもミゲルにはセルジュがわかるようだった。
ミゲルはこの場所は滅びの塔であり、タイム・クラッシュの爆心地だと言う。
ここでは時間が停止していて、すべては14年前から始まった、と語る。
かつて瀕死のセルジュを連れてセルジュの父ワヅキと共にミゲルはここへやってきたという。
そこでワヅキは「凍てついた炎」にセルジュを連れてこいと呼ばれて行ってしまい、自分はここに取り残された。
そして14年前からずっとここにいるのだという。
この「死海」は年を取ることも死ぬことも、滅びることもない、時間の流れの外にある世界だった。
しかし、ここへは選ばれた者しか入ることはできないという。
3年前に「死海」へやってきた騎士団たちがいたが、皆消息不明となってしまっているという。
ミゲルは、いくつもの選択肢によって選ばれなかった運命や、過去が変えられたために、存在することを許されなくなった未来がこの「死海」に凝縮されているのだと言う。
「死海」の中には『クロノ・トリガー』に登場したガルディア国のリーネ広場の変わり果てた姿もあった。
この時間の流れのない永遠に平穏なこの世界にとどまらないか、とミゲルはセルジュたちを誘う。
それをセルジュが断ると、ミゲルは自分を倒せば次元の揺らぎも元に戻って再びアナザーワールドへ渡れるだろう、という。
セルジュたちはミゲルを倒す。
ミゲルは、この「死海」はこの星の未来だと言う。
かつて太古の昔に宇宙より飛来したラヴォスという生命体が、A.D.1999年に目覚め世界を滅ぼすはずだったが、前作でクロノたちにラヴォスが倒されたことで歴史が書き換えられ、この「死海」にある未来は存在しなくなった。
ミゲルが息も絶え絶えに話していると、彼を取り囲むようにクロノやマール、ルッカたちが子供の姿をして亡霊のように現れる。
クロノたちがラヴォスを滅ぼしたことにより、滅びの未来は無くなったはずだった。
だが、その消えたはずの未来が、復活しようとしている。
セルジュをトリガーとして、殺された未来の復讐が、始まろうとしている、とクロノは言う。
ミゲルはそれらすべては運命のしわざだといい、人はその運命のなかであがくしかないと語る。
そうしているうちに、地震が起こり始める。
ミゲルは、「死海」で眠っていた「凍てついた炎」が目覚めようとしており、運命はそれを望んでおらず、「凍てついた炎」が敵の手に落ちるくらいなら「死海」ごと消滅させてしまうだろう、そして「死海」にある失われた未来は再び次元の彼方へ消え去っていくのだと説明する。
ミゲルの言う敵とは誰のことなのか、運命とは何なのかはわからなかったが、彼はセルジュたちに早く逃げるように言って、力尽きる。
セルジュたちはホームワールドにいた六龍の1体、天龍に助けられて滅びゆく「死海」から脱出する。
天龍はセルジュの動向を見守りたいと言う。
オパーサの浜にいくと、次元の揺らぎが復活しており、再びアナザーワールドへ移動できるようになった。
一方、セルジュの体を手に入れたヤマネコはダークセルジュと名乗り、洗脳したキッドと共に各地で破壊行為を行っていた。
ツクヨミによると、クロノポリスへは龍神たちの加護とセルジュの体が無いと行けないということだった。
龍神たちはクロノポリスによって封印され、今は六龍として各地に生息している。
セルジュはアナザーワールドに移動し、各地の六龍と戦って勝利し、彼らの加護を得ることに成功する。
しかし、ヤマネコの姿のままでは龍神の加護があっても中へ入ることが出来ない。
ツクヨミは、元の姿に戻るためには「龍の涙」というアイテムが必要だということをセルジュに教える。
最初にヤマネコが古龍の砦の儀式の間でセルジュと入れ替わった時にも「龍の涙」が使われていたというのだが、あの後に割れて砕けてしまったのだという。
砕けて消失したのはアナザーワールドの「龍の涙」であ理、ホームワールドにいけば「龍の涙」があるかもしれない。
セルジュたちはホームワールドに戻り、龍の社にいる巫女スティーナから「龍の涙」を手に入れる。
「龍の涙」を持って古龍の砦へ行き、スティーナの導きに従って儀式を行う。
龍神の台座に向かうとセルジュの体を取り戻させたくないダークセルジュが現れ、戦闘になるが、これを退けるとダークセルジュは「もう手遅れだ」と言い残して消えてしまう。
その後、儀式を進め、「龍の涙」を使ってセルジュは自分の体を取り戻すことができた(セルジュが自分の姿を取り戻しただけで、ダークセルジュがヤマネコの姿に戻ったわけではない)。
そして「龍の涙」は砕け散って「愛の涙の破片」となった。
そこでセルジュはスティーナから龍人の伝説の「クロノ・クロス」について聞き、セルジュならば「クロノ・クロス」の力を引き出せるかもしれない、と言われる。
「クロノ・クロス」を生み出すのは龍神の滝の祠であり、「愛と涙の破片」はその材料となるという。
多分ね、理解するのにエネルギーを使わせるのは見せる側としてアカンと思う。
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