【囲碁界の縮小】古くなった家を出るかどうか
最近ドアが開かなくなったな~
天井が低くなってる気がする。
でも65歳だし今更新しい家買う程ではないかな。
もしもの時はリフォームで凌ごう。
これが囲碁界の現状ですね。
本因坊戦縮小は七本ある家の支柱の一番古い所が沈んできた。
少しなら住人も気にしないが、一部箇所の高さが280センチから85センチになった。
皆で天井を見る。
この家大丈夫か。
他の柱は大丈夫か。
不安しかないだろう。
やっぱり建て替え?
誰が建て替え費用出すの?
25歳の住人は新しい家に建て替えたいが、65歳の住人は、まあ待てという。
この家屋の住人、65歳の方が多く、多数決で現状維持となりました。
家の仕事は時代遅れに?
この家では住人達が「棋譜」と呼ばれるものを作って新聞社に売って生計を立てている。
実に70年。
世間ではラジオが廃れたりテレビが衰退したり印鑑を使わなくなる中、明らかに世間の時間の流れよりゆっくり過ごしながらここまで来た。
例年通り棋譜を作っていたら「今年から棋譜買い取り額三分の一にします」
突然の新聞社からの通知。
黒船が来たくらい衝撃だ。
自分達は悪くない。
一生懸命棋譜を作ってきたのだから。
こういう思考になるのも不思議ではない。
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