【教育】言語の優劣を考える(検証には究極の客観性が必要)
記事の前に
思いの外読まれた記事なので注意書き
あくまで私の調査なので、それが正しいとは保障できません
「○○語は口が疲れないので有能です」というのがあればコメント欄で教えてもらえると嬉しいです
テレビや紙媒体ではなかなかやらない検証
日本大好き、中国嫌いという人は、日本語優秀と言うだろう
英語は地球語。日本が嫌い。という人は英語優秀というだろう
結論ありきの考察は意味がないのに皆結論ありきでやりたがる
リスニング編
1 小さな音でも聞き取れるほど優秀
(ただし中国では大きな声でしゃべるほど良いという慣習がある)
2 あらゆる雑音の中でも聞き取れるほど、例えば同時に3人喋ってそれぞれ内容が分かる言語なら優秀
3 伝言ゲームで正確に伝わるほど優秀
ライティング編
4 速記で正確に、多くの情報を記録できるほど優秀
5 文字で正確に伝わるほど優秀
6 同音異義語は少ないほど優秀
7 少ない文字で伝わるほど、同じ内容で短く書けるほど優秀
8 文字が簡単なほど優秀
9 使用文字が少ないほど優秀
10 ぱっとみただけで伝わる文字ほど優秀
その他
簡単、覚えやすいほど優秀
表現力があるほど優秀
結果発表 ランキング
1位 日本語
ほとんどの人に日本ひいきと言われそうなので、これから具体的にその証拠を論理的に説明していきます。
世界的にも特筆するほど多いひらがな、カタカナ、漢字などの使用文字数はデメリットだが、それを適材適所に利用する事で表現力が上がっている。
また、えき(station)などのように、大抵の言語に対して短い発音、短い文字数で伝える事が出来る。
英語は常に早口だが、日本語も本気で英語位早口で話せば、単位時間での伝わる情報量は日本語の方が多い。
漢字とひらがなのハイブリットで漢字のデメリットを補っている。
漢字が難しい場合はひらがなを使う事で代用可能
ひらがな文字のみの同音異義語多発状況に漢字を使う事で解消
外来語をカタカナで表す事であらゆる言語の区別可能
縦書き可能
文字の最初と最後の言葉を並べ替えても何となく伝える事が可能
例 きいひ ひいき
文字と文字を離して書かなくても連続して書いて伝える事が可能
英語は現地人でもしっかり聞かないと環境音のテレビの情報を得られない(外人の友達に聞いた)
堂々としていいです。日本語が世界で最も優秀な言語です。
日本人は謙虚すぎます。
英語と違い過ぎて日本語の習得は難しいと海外の人に言われますが、違いは言語の優劣に関係ありません
2位 ウルドゥー語
3位 ヒンディー語
4位 英語
ボディランゲージが多いという事は、それだけ言語で伝わる能力が低いという事
具体的に伝える能力が低いから、単調、大雑把になりやすいです
C言語、パソコン文字が英語なのは、ただ使う人が多いだけです(まつもとゆきひろが効率的に記述できるプログラム言語Rubyを開発し、世界的評価を得ています)
ちなみに日本語とは発音や文法などあらゆる点で180度異なるが、ここではその点は言語の優劣に一切影響しないと思う
英語は初心者言語で学習しやすいように作られている
それ故に、慣れた現地の人は省略しすぎる傾向があり、それが難易度を上げている
5位 アラビア語
6位 ポルトガル語
7位 マレー語
8位 ベンガル語
9位 タイ語
10位 ロシア語
11位 スペイン語
12位 フランス語
99 est le quatre-vingt-dix-neuvième nombre.
99は4 × 20 + 10 + 9と表します
99はカトルヴァンディズヌフと読みます
これアホだとフランス人はそろそろ気づいてね
13位 中国語
発音に敏感
発音で意味が変わるので口をよく動かさなくてはなりません
高齢者、障碍者にはきつく、年を取ってくると疲労のためあまりしゃべらなくなる傾向があります
何を言っているか分からなくなります
小声では意味を伝える事に苦労します。大声で話す事でカバーしています
他言語を毎回漢字で表記する学会が開かれるのも無駄です。日本語ではカタカナというツールでこの問題をクリアしています。
14位 ハングル
同音異義語が多過ぎて、英語でルビがふってある標識多数
つまり、英語で補助しないと伝わらない欠陥言語です
また、この言語はイノベーションを起こしません
考える能力を奪います
論理的に考えられなくなるので感情でものを伝えるしかありません
それにしても18年間欠陥言語を勉強して、嘘の歴史を学んで、受験戦争の為に暗記方式の学習をして、思考力も道徳心も無い人間を生産し続ける韓国
日本にもいっぱい就職に来るのは恐ろしいですね
以上です。
どこまでいっても個人の感想の域を出ませんが、自分なりに伝わりやすさなど各データの総合ポイントで分析してみたつもりです。
最終的には、最も良い言語を世界共通語として人類が全員学習できる状況が理想だと考えます。
おまけ 検証事例
以下参考にしたサイト様
ハングル編
韓国が漢字撤廃して起こったデメリット
語彙力の低下
まず初めに、漢字を撤廃することにより若者の語彙力が著しく低下するという問題が発生しました。
漢字には一文字一文字意味があります。漢字同士を組み合わせると、そこから新しい熟語を生み出します。多少難しい組み合わせでも、一つ一つの漢字を見れば何となくその意味を推測することができます。
ところが、ハングルは表音文字のため見ても意味が分かりません。音で意味を推測するしかありません。これは非常に難しいことです。
例えば、日本語のひらがなで「ぐぶいんしつ」と書かれていたらどうでしょう。意味、分かりますか?なかなか難しいと思います。
漢字で書くと「供奉員室」です。どうですか?厳密な意味は分からなくとも、何となく仕える人の部屋なんだなと分かりますよね。
他にも「5000mいしん…」と書かれていたらどうでしょう。“いしん”ってあまり耳慣れないフレーズですよね。
「5000m以深」と書かれてあればどうでしょう。すぐに意味が分かりますよね。普段使わないような聞きなれない単語でも、漢字があれば楽勝ですよね。
ところが韓国では、漢字を撤廃してしまったため、このような語彙が使いづらくなってしまったのです。そのため、語彙力が低下していってしまいました。
同音異義語
「家庭・過程」「思考・嗜好」「成功・精巧」など、日本語には同音異義語が沢山ありますよね。韓国語にも同音異義語は沢山あります。同じ発音でも、何とか漢字のお陰で区別がつきますよね。
ところが漢字を撤廃した韓国では、同音異義語の区別が非常に難しくなってしまったのです。
韓国では「放火・防火」「異常・理想」「連覇・連敗」「少数・素数」などが同音異義語で、全く同じ字で表記されます。全く同じなので区別ができません。文脈で判断するしかないのです。
こういう同音異義語はこれ以外にも膨大にあります。信じられないのなら、是非グーグル翻訳で入力してみて下さい。
同音異義語のせいで、大事故が起きそうになったこともあります。Wikipediaにあるこの記事の「トラブル・課題」の欄を見てみて下さい。↓
韓国高速鉄道 - Wikipedia
「2009年2月16日、KTXの第2期工事で使われた枕木約15万3000本が全て不良品だったことが確認された。レールの総延長254.2キロ(上下線の合計、以下同じ)に及ぶ大邱 - 釜山間のレール敷設工事は2002年に始まり、現在までに96.9キロの区間でコンクリート製の枕木15万5000本が敷かれていた。」
と書いてあると思います。
この事故は業者の勘違いで起こったものです。
韓国語には 防水(방수)⇔放水(방수) という対義語があります。(※放水というのは日本語で言う“吸水”のこと。)
日本語で言う 防水⇔吸水 です。全く逆の言葉ですが、漢字を撤廃したため区別ができなくなってしまったのです。
つまり、本来「防水性」素材の枕木を発注しなければならないところを「吸水性」素材の枕木を発注してしまったということです。大事故が起こる前に発見されて本当に良かったです。
漢字文化圏の国とのコミュニケーション
漢字は、国を超えたコミュニケーションを可能にします。日本人が中国に行くと、漢字があるおかげで、ある程度看板の内容が理解できたりします。中国人が日本に来た場合も同じです。
韓国の隣国である日本と中国では、現在でも漢字を頻繁に使用しています。なので、中国人や日本人が韓国に行くと漢字が無くて不便な思いをします。逆に、韓国人も日本や中国に行くと漢字が読めないため不便な思いをします。
韓国にとって日本人や中国人はメジャーな旅行客です。そういう意味で漢字はとても重要なものなのです。
言葉をとってみてもそうです。
韓国語の 「감사합니다」(カムサハムニダ) というフレーズを耳にしたことがある人は多いと思います。意味は「ありがとう」です。
このカムサハムニダ。実は “カムサ” は元々漢字で「感謝」と書きます。
「カムサハムニダ」は「感謝ハムニダ」なのです。
これを知れば、韓国語が簡単に思えませんか?多くの日本人はこのことを知らないので、「カムサハムニダ」を呪文のように暗記するしかないのです。
中国語
習得の難しい言語「北京語」(10億9000万人)(13億7,000万人)
第1言語、第2言語として、世界中で約11億人に話されている世界最大の言語。利用範囲の広さから非常に役立つ言語ではあるが、馴染みのない初心者にとっては習得困難な言語の1つでもある。
スペイン語
ローマ字読みの単語多く日本人も発音しやすい「スペイン語」(5億1800万人)
南米最大の話者人口をもつスペイン語は、動詞の数が非常に多く、地域のよって発音が著しく異なる。単語は基本的にローマ字読みであるため、日本人にとっては発音しやすい言語だろう。
ウルドゥー語
ペルシャ語などと共通単語多い「ウルドゥー語」(1億6000万人)
パキスタンやインド北部を中心に用いられている。イスラーム教徒とともに伝わったため、ペルシア語やアラビア語と共通する単語が多い。ヒンディー語と起源が同じ(カリーボリー方言)といわれておるため、表記法以外は非常によく似ている。
ポルトガル語
日本語にも影響「ポルトガル語」(2億900万人)
ポルトガルとブラジルを中心に、アフリカの一部で使用されている。日本語の「パン」など外来語の中には、ポルトガル語に由来するものもある。
ヒンディー語
インド最大の公用語「ヒンディー語」(3億8000万人)(4億2,000万人)
主に中部と北部で使用されているインド最大の公用語。発音はまったく異なるものの、文法的には日本語と共通する点が多く、日本人にとっては比較的習得しやすいといわれている。
フランス語の難易度
第2欧州語「フランス語」(2億2900万人)
本国を始め、ベルギー、ドイツ、スイスからアフリカの一部まで、英語に次いで幅広く使用されている第2欧州語。発音や文法など、外国人にとっては「まったく未知の言語No.1 」と形容されることが多い。
フランス語の「R」の発音
日常的にフランス語で、地元(モロッコ)の人とのやり取りを行なっています。それでも、フランス語は何と言っても発音が難しいです。実際、そんなイメージを抱いている人は、いっぱいいるのではないでしょうか?まず、「R」の発音が厄介です。これは“のどに何かが詰まったような発音”になります。もちろん「L」とは全然違います。さらに、これが一つの単語の中に複数入っている時は「恐怖」です。例えば、フランス語で「よく考える/熟考する」という意味の動詞は「réfléchir」です。あえてカタカナで書くと「レフレシール」となります。ただし、一つ目の「レ」はのどにかかる音で、二つ目の「レ」は日本語のレと同じで、最後の「ル」はのどにかかります。この時点で「フランス語の勉強はやめようかしら」と落ち込む人もいるかもしれませんね。逆にこの響きが好きだという場合もあるでしょう。実際私は、フランス語の発音は美しいと思います!
フランス語はくっつく
フランス語にはリエゾンやアンシェヌマンというものがあります。簡単に言えば、二つの単語がくっつく現象です。くっつくと言っても、決して、文字同士が一つになる訳ではなく…発音をするときだけ一つにまとまるのです。例えば、フランス語で「私の友達(男)」は「Mon ami」となります。ローマ字読みすると「モン」と「アミ」ですね。でも発音は「モンアミ」ではなく「モナミ」となります。実際、このようにくっつく現象はフランス語に限ったことではありません。しかし、さらに複雑なのがこのようなパターンです。フランス語で「あなたは…が好き」というのは「Vous aimez」です。それぞれ単独では「ヴ」と「エメ」という発音なのですが、この二つが組み合わさった時には、「ブゼメ」となります。つまり、もともとは発音しなかったはずの「Vous」の「s」が、後ろに来る言葉次第では発音しなければならなくなる…ということですね。
フランス語の名詞は女性か男性
フランス語の名詞は、必ず女性か男性のどちらかに分けられます。つまり、それぞれの名詞について、それが男性名詞か女性名詞かを、記憶しなければなりません。これはスペイン語などにも見られる特徴ですが…日本語に慣れ親しんでいる(もちろん名詞に対して性別の概念はなし!)私たちにとっては難しいところかもしれません!
ドイツ語の難易度
欧州第3言語「ドイツ語」(8600万人)
英語、フランス語と並ぶ欧州3大言語。欧米ではビジネスシーンや研究機関などに役立つ言語として、ドイツ語を学ぶ社会人や学生が多いようだ。歴史的背景を学ぶ意図で習得を試みる人も多い。
ドイツ語の文法
この言語の難しいポイントはいくつもあります。例えば、単語の性です。しかも、今度は女性と男性だけではなく中性もあります。つまり、全ての単語が3種類のどれかに分類され…ひとつひとつの単語について、そのうちのどれにあたるかを記憶する必要があるのです。これだけでも難しいのですが、さらに困難な要素があります。それが「格変化」です。1格(主格)、2格(属格)、3格(与格)、4角(対格)があり…あえて言うならば日本語で言う「が、の、に、を」にあたります。難しいですねー!
ドイツ語の発音
ドイツ語の発音は、はっきりとしています。つまり、一つ一つの音を明確に発音するのですね。これは、日本人にとっては簡単であると感じます。まず聞き取りやすいです。フランス語のような文字の連なり(つまり「リエゾン」など)がないので、単語の区切れが聞き取りやすい傾向にあるでしょう。日本語も一つ一つの音をはっきりと出す言語なので、私たちにとっては親しみやすいはずです。
ドイツ語の名詞
さらに文字を読んでいると面白いことに気付きます。なんと名詞が必ず大文字で始まるのです。これは丁寧…ですね。というのも、ドイツ語の文章中で「これは名詞ですよ」というサポートがついているのと同じです。例えば英語で考えてみましょう。英語には、名詞にも動詞にもなり得る単語がいくつも存在します。数え上げればきりがありませんが…例えば、「face」は「顔(名詞)」とも言えますし、「…に直面する(動詞)」とも言えます。文章の中で「どこにあるか」を見れば困ることではないのですが、それでも、サポートがついていて嬉しい気分です!
以上のように、性別が3つあることと、格変化があることで難易度がぐーんとあがりますが、他の側面をあわせて考慮すると、ドイツ語の難易度はこれくらいと言えるのではないでしょうか。
ロシア語の難易度
子音が非常に多い(2億6200万人)
日本人にとって馴染みの薄さではトップクラスのロシア語だが、習得者からは「口語の文法は意外と大ざっぱ」という声が聞かれる。日本語と同じく母音は5つだが子音が非常に多く、読み書きにはキリル文字を使用するのが特徴だ。
ロシア語はまず…難しそうな見た目ですね。ロシア語にはアルファベットではなくキリル文字が使用されています。これを覚えなければいけないという点で、少し難易度が上がります。キリル文字の覚え方自体は…意外とそこまで難しくありません。というのも、英語のアルファベットに似ている部分が多く、なぞらえて記憶できるからです!しかし、ロシア語の難しさはここからです。ロシア語には「主格、生格、与格、対格、造格、前置格」の6つの格があります(ちなみにドイツ語は4種類)。さらにさらに、ロシア語の名詞にも男性、女性、中性という3つの性があります。もう、覚えることだらけ!
ロシア語の発音
続いては発音です。ロシア語の発音も、基本的にはシンプルです。日本人にとって発音が難しい母音や子音、またはその組み合わせがほとんどないからです。しかし、あえて言うならばロシア語で「о」という文字があります。これにアクセントがくるときは「オ」となりますが、それ意外にアクセントがある時は基本的に「ア」となります。なので、単語のアクセントを知っていないと、発音もずれてしまいます。その意味ではロシア語の発音は難しい、または「慣れないかんじ」があるかもしれません。
ロシア語の疑問
もう一点付け加えるならばロシア語の「疑問」は面白いです。全部とは言えませんが、多くの言語で、疑問のかたちにする時には文章の最後があがりますね。しかしロシア語では、その聞く内容に応じて「上がる」部分が変わるのです。ロシア語独特のイントネーションがありますが、その中でも疑問のイントネーションは「いかにもロシア語」といったかんじです!他の言語には見られない独特な特徴があるロシア語はかなり難しいと言えるでしょう。
アラビア語の難易度
アラビア語の文字は右から(2億3,000万人)
アラビア語に抱くイメージはどのようなものでしょうか?まずアラビア語の大原則として、文字は右から左に書きます。世界の言語の多くが左から右に書くので…そのような意味で、多くの人にとって“とっつきづらい”印象となっているようです。実際、アラビア語のウェブサイトを見ると、デザインが全て「右から左に書く」性質にそっているので、日本人の私たちにとっては、何だか不思議な見た目。鏡の向こう側の世界にいるような感覚です!
変化するアラビア語文字
ここで重大な報告!アラビア語では文字のかたちが、「文章中で置かれる場所によって変化」します。つまり、英語のアルファベットの「a」をただ「a」とだけ覚えていてはダメだということですね。これは面倒と言えばそれまでですが、逆に言えばアラビア語のなめらかな美しさをつくる土台となっています。今度アラビア語を見る時には(そんな時がもしあれば…の話ですが)、右から左へ流れるように書かれる文字を、まず「アートのように目で楽しんで」みて下さい。ただ、これを覚えるのは決して簡単ではありませんが。
ガーナの公用語
チュイ語のシンプルさが逆に…?
チュイ語はガーナ現地の言葉です。この言語の面白いところは、1文字や2文字で会話ができる点です。例えば「メト」といえば、「I buy(私は…を買う)」の意味になります。さらに「メフィ」は「I miss(…が恋しい)」という意味になります。シンプルすぎますね。もちろんシンプルで会話がしやすいのはいいことです。だからこそ、それぞれの言葉が似ていて、紛らわしくなるのも事実で、そのような意味でトリッキーで難しい言語かもしれません。
モロッコの公用語
不思議な言語ダリジャ
ダリジャという言葉を聞いたことはありますか?知っている人は、正直、すごいです。これはいわゆるモロッコ語であり、アラビア語の中の一つの方言です。アラビア語の一種ではあるのですが、結構違うので面白い。例えば、アラビア語ではアラビア文字を使います。さっきの話にあったように、右から左に流れるように書かれる文字です。これに対してモロッコ語では、英語のようなアルファベットが使用されます。しかも、パソコンや携帯電話でモロッコ語を入力する時には、アルファベットだけでは「対応しきれない」ので数字の「3」なども使う「乱暴でおちゃめな言語」なのです。そんな変な特徴を持つので、少し「難しい言語だ」と思うかもしれませんね。
色々混ざったモロッコ語
さらにダリジャの難しさは続きます。まず、皆さんがお察しの通り、アラビア語の方言なので、標準アラビア語と同様の言葉がいくつも使われています。かといって、完全に標準アラビアと同じ訳でもなく、モロッコ語特有の言葉もあります。さあ、難しさはこれで終わりません!なんと、フランス語も入っています。実はモロッコは元フランスの植民地でした。地理的にもフランスに非常に近く、フランス語の影響を強く受けているのです。さらにさらにスペイン語の影響すら受けています!!どうでしょうか?アラビア語、モロッコ語、フランス語、スペイン語が一つの言語に融合しているなんて強烈ですね…。
モロッコ語特有の発音
さらに発音にも難しさが溢れています。世界には色々なアラビア語があり、一口に標準アラビア語というのは難しいですが…例えば、エジプトのアラビア語に比べると、モロッコのアラビア語「ダリジャ」の発音は、のどにひっかかる「ハ」という音が強くて、発音をするのが困難です。個人的な意見ですと、頑張って忠実に発音しようとしていると、すぐ喉が痛くなります!
コイサン諸語
コイサン諸語?一体何のことだと思いますか?これは、「諸語」とある通り、複数の言語のまとまりを表しています。これらの言葉は、主にアフリカのカラハリ砂漠と、タンザニアの一部の地域で話されています。これらの言語、コイサン諸語が難しい理由は何なのでしょうか?なんとこの言語では、「私たちでは到底言葉として認識することすらできない」吸着音(Click consonant)というものが言語に使用されているのです。とにかく、動画を用意しましたので、その音声を聞いてみて下さい。簡単に言えば、舌打ちのような音があることに気付くはずです!
正直、これには「音楽」や「芸術性」を感じます。特にリズムを感じませんか?話しているだけで、心地よい気持ちになれる言語なんて素晴らしい。コミュニケーションもできて、音楽の要素も感じられるなんて一石二鳥ですね。それにしても、この言語の習得にはどれだけの年数がかかるのでしょうか。
難しい言語1位:ラ・ゴメラ島のシルボ
ラ・ゴメラ島という名前を知っている日本人は、ほとんどいないでしょう。それもそのはず、この島があるのは日本からは遠く離れたスペイン、カナリア諸島です。カナリア諸島はスペインの中でもずーっと南の方に下った、アフリカ大陸のすぐ西に位置しています。そんな場所にあるラ・ゴメラ島では、不思議な言語「シルボ」(口笛を使った言語!)が使用されています。ゴメラ島の口笛言語の起源ははっきりとしていません。はじめてヨーロッパからの移民が15世紀に、ここに移り住んだ時には、現地の人(北アフリカから来たと思われる人々)がすでに口笛でコミュニケーションを取っていたのでした!
実際、アフリカ大陸では口笛を使った言語が確認されており、そこから口笛言語が持ち込まれたのでないかという説が有力です。BBCの取材に、ラ・ゴメラ島現地の人がこう話しています。
「この島ではよく起こることなのだが、山火事が起きた時には、(スペインの治安警察である)グアルティア・シビルが私たちのとことにやってきたものだ。私たちが何をしていようとお構いなしに、トラックで連れ出し火消しにあたらせる。やつらから逃れるために、俺たちは、口笛だけで会話をしたんだ。“グアルディア・シビルが来たぞ”って具合にね。もちろん、やつらは口笛を理解できず、俺たちを見つけることもできなかった。口笛言語の習得は決して楽しみではない。ただ、必要にかられただけだ。これが使えないと、歩いて行って、言葉で意思を伝えなければならない。それぞれの家は遠く離れていたし、道路も電話もなかった。口笛が使えると、これが一気に楽になるんだ」
口笛言語は1950年代から、どんどんと使われなくなっていきました。経済的な厳しさから、多くの人がテネリフェやベネズエラに移住したのです。さらに道路がつくられ、電話が普及することで、シルボはその存在価値を失います。1970〜80年代には、口笛言語シルボを使う人はほとんどいなくなっていました。
しかし、90年代の後半になって、急激にその言語への注目が集まり、義務教育の中に組み込むなどして、これを保護する動きが始まったのです。実際、現在、シルボは…山の中で使われるというよりも、学校で、そして観光客向けのデモンストレーションとして使われているようです。復活を遂げたのは嬉しいものですが、本来の使われ方を失った言語として…なんだか寂しさも感じます。…そんな口笛言語は言うまでもなく超難しい言語です!