【野球】素晴らしいルールなのにファンに非難される事が多いコリジョンルールについて
いまいちファンの理解が進んでいない為、今日もコリジョンルールをなくせという古参ファンはツイッターで多かった
問題のシーンはこちら
攻撃側ロッテ、守備側中日
ホームタッチアウトでゲームセットかと思われたが、コリジョンルール適用で2-2の同点に。
皆の見解
私の見解
コリジョンルールが生まれるまで本当に無茶苦茶でけが人続出でした
ご存じのように1塁でのタッチプレーや2塁でのタッチプレーに比べ得点に関わるため、攻撃側も守備側も全力で狙いに行く、守りに行くため危険が生まれます
実際に多くの選手が選手生命にかかわる大けがをしています
図のように捕手にタックルをする走者
ホームベースをブロックする捕手が横行しました
野球本来のプレーから逸脱してますね
そこで作られたのが
捕手は走路を防ぐブロックをした場合無条件でセーフになる
走者は捕手に向かうタックルなどの行為をした場合無条件でアウトになる
これらをまとめたルールがコリジョンとしてアメリカで誕生し、日本に持ち込まれました
アメリカでは成立してすぐに明らかにアウトのタイミングで走者が突っ込みコリジョンルールによりセーフになるなど混乱、問題が発生したためルールに微調整が入っています。
それで6月2日の試合についての見解ですが
捕手が明らかに走路を塞いでいるので現状通りコリジョンルールでセーフで良いと思います
非常にシンプルなルールなのですが最近までなかったルールなので違和感を持つファンが多いようです
負けたファンがツイッターで敗因を審判に向けるのは綺麗な光景ではないのでやめてほしいですね
ストライクボール判定は人間には不可能と思うので早く機械に変えてほしいとは思っています
補足
ロッテの中村選手は本塁にまっすぐヘッスラは危険なので注意したほうが良い
↓
A そもそも走路妨害が無ければ回り込んでタッチなど生まれない
走者が真っすぐヘッスラをするのは何も悪くない
走者が捕手へ向かったタックルがダメ
それがコリジョンルールの本質
もっと言えば本来の走路妨害、守備妨害で説明がつく
今回のケースは走路妨害だけ発生している
補足の補足
ブロックしたらコリジョンになるというのは幻想で、送球を取ろうとしてブロック体勢になったり、走路に入ったりしてしまうのは問題ない。
↓
井端さんの解説では「完全にキャッチャーが走路を塞いじゃっているのでコリジョン」と明確に言われていた
そしてこの判定をコリジョン適用でセーフにした審判団ですら過ちを犯しているという事になりますね
という事はブロックしたらコリジョンになるというのは幻想と書いている方と審判団・井端氏の認識にかなり差異がある
野球規定に書いてあるからどちらかが正しくてどちらかが誤りしかありませんから
補足の補足の補足
走者もヘッドスライディングでコリジョンを狙いに行っている
↓
そもそもコリジョン前に横行したタックルなどと意味合いが違う
ヘッドスライディングがコリジョンを狙うと全く関係がない
捕手に向かったヘッドスライディングではなくあくまでホームベースを狙ったもの。コリジョンの話なのにヘッドスライディングは危険という論法はナンセンス
捕手が危険な位置にいる(走路を塞いでいる)のが問題(井端氏指摘)
統計としてヘッドスライディングによる故障者の数とクロスプレーによる故障者の数を学んでもらいたい
ヘッドスライディングが危険かどうか、禁止するかどうかについてはコリジョンとは別で議論してもらいたいですね
現状ルールなら使用は個人の自由でしょう。有効な場面で使ってもらいたい
最後になりますが、審判団がコリジョンルールの理解度が低いというのは大問題です(過去の判定との基準のブレ、今回のアウトだったものがリクエストの後セーフになるなど)
どちら側のファンにしろ不信感を持ちやすいはずです
モヤモヤしたまま試合が終わる、勝敗の決め手が試合内容より判定に気持ちが行ってしまうのは興がそがれます