新しいものを生み出すという事は、遊び心、美的感覚、そして利益を求めない事
紀元前 ピタゴラス教団の頃から
数学は芸術、美術であり遊びだった。
探求心が数学、物理学、発展させていった。
もともと神秘的な思考の持ち主だったピタゴラスは数の完全性というものに関心をもっていた。ピタゴラスは数の完全性はその数の約数によって決まると考えた。とくに約数の和がその数自身と同じになる数こそが完全数だとみなした。たとえば12の約数は1・2・3・4・6である。これは足すと16になる。こういう数を過剰数といった。10は1・2・5が約数だが足しても8にしかならないので不足数とよばれた。
完全数でいちばん身近な例は6である。約数1・2・3を足すとちょうど6になる。次の完全数は28で、1+2+4+7+14=28というふうになる。ピタゴラスの教団にとって、こうした完全数は信仰の対象とすらなった。しかし、この完全数はそんなに容易には見つからない。実際にも、28の次の完全数は496、4番目は8128で、5番目は33550336、6番目になると、なんと8589869056というふうに大きくなる。
このように、一見役に立たなそうな寄り道も大事だった。
後年まで錬金術、一見役に立たない研究は続くが、そういった人物は等しく人類を進歩させる発見をしている。
インド ラジャスターン州の州都・ジャイプールは、1728年にマハラジャのジャイ・シン2世によってつくられた町
正確な測量による機能美と芸術としての美しさを備える
戦争が技術を発展させたという人もいるが、私はそうではないと思っている。
アインシュタインの理論は、本来は戦争の道具を作るために研究されたものではない
自由な探求心、利益にとらわれない自由な発想だったと思う。
どこかの国でAI事業を国の一大事業に成長させる為に投資するという記事を見た。
そういう打算的なやり方では、絶対にイノベーションは起こらない
現にその国はノーベル賞受賞者が出ていない。
国の政策としてノーベル賞を出した者には報奨金を出すという政策も出した
そういうことをやっているようではノーベル賞はとれないだろう。
偉大な数学者の出身国を見ていけば、その国の文化度、美的センス、利益の為に打算にならない誠実さ
そういう国の文化が見えてくる。
スマホゲーも、過去の作品を流用。打算は長期的に産業を衰退させる。
名前を出して申し訳ないが、ゲームメーカーのスクウェアも衰退した理由はそうだと思う。売れるために何でもやる。イノベーションは起きなくなった。
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