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GA technologies × WARC|積極的なグローバル展開に求められるIFRS導入の裏側と、今後の展望に迫る!

創業からわずか10年で社員数1,000名超の企業に成長した、株式会社GA technologies(以下「GA technologies」)。
不動産領域やM&A領域において、テクノロジーと人の力の可能性を最大化することで、あらゆる課題に対して最適なアプローチを実現しています。

今回は、グローバル展開に積極的に取り組む執行役員 CAO松川 誠志氏と、Corporate Management Division 殷 和洙氏を迎えた対談をお届けします。

ホストはIFRS導入にあたり伴走し支援してきた、株式会社WARC 代表取締役の山本 彰彦と、Co-WARC事業部 副事業部長を務める吉原 裕太です。

GA technologiesのこれからの展望をメインに、WARCの支援についてもお伺いすることができました。

【ゲストスピーカー】
松川 誠志 氏:執行役員 CAO / 株式会社GA technologies

公認会計士。2002年、朝日監査法人(現有限責任あずさ監査法人)に入所後、2008年から金融庁に出向。2012年、KPMG FASに入社。2016年、日本政策投資銀行に出向。2018年、RIZAPグループに入社。2020年、当社に入社し、2021年に執行役員CAOに就任。

殷 和洙氏:Corporate Management Division / 株式会社GA technologies

公認会計士。2015年、PwCあらた有限責任監査法人に入所。主にSNSやエンタメ系企業の監査業務・IPO支援に従事。2020年に税理士法人に転職し、主に国内上場企業の法人税申告業務を担当。2021年、当社に入社。グループ会社決算、IFRS導入プロジェクト等を担当。

【ホストスピーカー】
山本 彰彦:代表取締役社長 / 株式会社WARC

吉原 裕太:Co-WARC事業部副事業部長 公認会計士・税理士 / 株式会社WARC


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不動産投資事業のノウハウを生かし、M&Aや金融の領域に事業展開を

山本:本日はよろしくお願いいたします!まず最初に、御社の事業の紹介とサービスの特徴・強みを教えてください。

殷:当社は、不動産取引やM&A領域の多岐にわたる課題に対して、快適な取引体験や業務の効率化を実現するソリューションを提供しています。

投資や運用の提案から契約、その後の管理や売却までオンラインで完結できるマーケットプレイスの構築など、不動産取引の不便でわかりにくいところを、テクノロジーの力によって便利でわかりやすい形に変えていきたいと考えています。

また、不動産領域での実績をもとに、M&Aのアナログかつ煩雑なプロセスのDXを推進し、すべての関係者にとって透明性と利便性の高い体験を提供しています。代表の樋口が創業から不動産投資事業を行っており、そのノウハウを生かしてM&Aや金融の領域にも事業展開を進めています。

山本:競合との差別化のポイントも教えていただけますか?

殷:プロダクトを社内で内製しているところが大きいです。
不動産領域では、社内に宅建を持っている人間がいなかったり、エンジニアが不動産売買を知らなかったりすることが要因で、品質が低いサービスが存在しています。しかし、弊社は不動産取引のリアルな現場を理解した上でプロダクトを開発しているため、品質に自信があります。

山本:Proptech領域の世界トップを目指すとのことですが、この領域にかける思いや背景を教えてください。

殷:代表の樋口はもともとサッカー選手を目指していたのですが、怪我で夢を断念しました。その後、不動産業界で仕事をしていく中で、市場規模が大きいにも関わらず仕事のスタイルがアナログなところに課題を感じ、起業を決意しました。

不動産はすべての人々に関わるため、世界規模の会社にすることで多くの人が理想の暮らしを実現できるような世界を目指しています。サッカーでは叶えられなかった「世界1位」を会社で叶えたいという思いは、弊社の企業理念にも入っています。

IFRS導入の背景:グローバル事業展開を目指しより早く大きく成長させるために必要な手段だった

吉原:続いて、IFRS導入の背景を教えてください。

松川:導入に至った背景は2つほどあります。
1つ目は、IFRSの方が海外投資家が評価しやすく、海外からの投資を受けやすいためです。2021年に増資した辺りから、海外投資家比率が20%を超え、必要性を感じるようになりました。

2つ目は、グローバルな事業展開を目指しており、タイや中国をはじめとするすべてのグループ会社と統一したいと考えたためです。
M&Aでの拡大も見据えているので、今のタイミングで導入した方がハードルが低いと考えました。

吉原:一方で、IFRS導入にあたって人員の補強や管理体制の強化も含め、ハードルもあったのではと思います。どのように乗り越えられたのでしょうか?

松川:導入を本格的に考え始めた時には、会社の規模が大きくなり業務も増えて容易ではなくなっていました。一旦は論点が解決しないまま中断し、自社のリソースだけでは対応が難しいと判断してWARCへ支援をお願いしました。結果として、中断後から導入までの期間はとても短かったです。

山本:その際に苦労された点はありますか?

松川:導入の最終段階である論点が解決できず、1年近く時間を要しました。IFRSは原則主義で明確な規定がないので、1つひとつ実態に合わせて判断します。膨大な検証をしていかなければならなかったため、我々の力だけでは難しかったです。

吉原:日本基準での開示とIFRS導入を平行して進めるのはとても大変ですよね。お役に立てて良かったです。

不足している部分を補う安心感と細やかなサポートが決め手。WARCの支援について

山本:WARCを選んだきっかけ、決め手はありますか?

松川:WARCに在籍している知人から紹介を受けたのがきっかけです。
お話を進めていく中で、弊社に全面的にコミットしていただけそうだと感じたのが決め手です。我々はマンパワーだけでなく知識も足りないと思っていたので、不足している部分を補ってくださるという安心感がありました。WARCさんには経験者が多くいらっしゃるため、色々な方からフォローいただけたのも良かったです。

山本:実際にWARCにお願いしてみていかがでしたか?

松川:困ったことが発生した際にも気軽に相談できました。すぐにレスポンスがあり、基本的にはNOと言われたことはなかったです(笑)。引き受けてもらえて心強かったですし、最後まで仕事をやり抜いてくださったので、本当にWARCさんにお願いしてよかったと思っています。

吉原:そう言っていただけてとても嬉しいです。今回のご支援にあたり、2点注力しました。

1つ目は丁寧なコミュニケーションを心がけることです。我々がGA technologiesのIFRS導入プロジェクトチームの一員となって動く必要があるため、特にチームワークが重要となってきます。そのような中、不明点があればもちろんのこと、WARCがいつまでにどのくらいの稼働で何をするか、また、結果どうなったか等についても頻繁にコミュニケーションを取らせていただいていました。

2つ目は粘り強さです。メンタルチックで単純ですが、GA technologiesの会社規模でIFRSへ会計基準を変更することは大きな推進力と体力が必要である中、大小さまざまな課題に対して、粘り強く対応し続けることが非常に大切だと考えていました。

結果的に、開示がなされたときは松川さんから労いの一言をいただき、とても嬉しく感動しました。WARC MOREやWARCの社員にはIFRSに強い人材も多数在籍していますが、コーポレートの幅広い課題にもスピーディに対応することができるので、引き続き様々な形で伴走させていただければ嬉しいです。

積極的なグローバル展開で、本気で世界規模の事業にしていく

山本:最後に、今後の展望をお願いします。

殷:世界的な企業を目指すと掲げた通り、グローバル展開に注力していきます。日本で培ったノウハウを活かし、国際間での不動産取引の活性化および海外での不動産DXの推進が実現できれば、不動産市場は今後も伸びていく可能性があるため、本気で世界規模の事業にしたいと考えています。
松川:とくに今は東南アジアに興味があり、調査を進めていたりもしますね。

吉原:人材の募集はしていますか?

殷:一定基準以上の会計知識があり、マネジメントができる人を常時募集しています。IFRS経験がなくても、日本基準をベースにスピード感を持ってキャッチアップしていただける素養があれば問題ありません。

松川:事業が急速に拡大しているため、M&Aや新規事業が多く、自分の能力を最大限に高められます。1つひとつの業務をスピーディーに進めていかなければいけないので、スピード感をもって同時に複数処理する環境に身を置きたい方はいい環境だと思います。

吉原:事業・組織の拡大に伴い、コーポレート人材の採用ニーズは高まりますよね。WARCでもぜひお力になれたらと思っています!

山本:松川さん、殷さん、本日はありがとうございました!


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