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未来を引き寄せる魔法の声掛け

4月から介護士に戻ります。

前の記事からの続きです

経験年数は大したことありませんが、利用者さまとのコミニュケーションはよく取れていたとおもいます。

お年寄りとのコミュニケーションがうまくいっていない人をみると、「過去」の利用者の行動から、現在や未来を決めつけている方が多いように思います。

前の記事で書きましたが、時間は未来から押し寄せてきて、好きな未来を選択できるのです。利用者様に素敵な未来をお届けできるのが、「介護士による魔法の声かけ」です。

例をあげます。転倒が多い利用者さまを誘導する際「転ばないようにしてね」と声掛けすると、「転ぶかも」という意識が芽生えます。そこで転ぶ未来を選択してしまい、実際転倒が多くなります。

魔法の声掛けでは、椅子を指差しながら「あそこの椅子まであるきましょう。〇〇さんは足腰がしっかりしてるから、よく歩いて素晴らしいですね。ありがとうね。」てな感じで声掛けします。「ありがとうね。」が文脈とあってないですが、未来を選択するのに最適な魔法の言葉なのでぜひ入れてください。

また、帰宅願望などで不穏になってしまう利用者さまに介護士があまり不安になるのもよくありません。魔法の声掛けを使って、自分の心も支配していきましょう。不穏になる利用者さまもぐっすり寝られる日も少しはあったはずです。そこで「いつもぐっすり眠れてよかったね。ありがとうね」と声かけます。するとまず、「寝てないよ」と反論してきますが、「この前寝てたじゃない。ありがとね」と切り返します。少しでもなっとくすれば、不穏になる確率は下がっていくはずです。また、何日も繰り返せばいい結果になっていきます。そして、介護士自身が「ありがとう」の言葉を連発して、自分の望む未来、不穏にならない未来を選択していくことがなにより重要です。

はじめは「ありがとう」ぐらいで未来なんかは変わらないよ、と半信半疑かもしれませんが、徐々に自分の心も落ち着いて来て未来を選択できるようになります。

そして、私からの提案ですが、いつもより一時間に一回「ありがとう」を言うことを自分と約束してください。同僚と約束するのもいいでしょう。すると、「ありがとう」を必死に探すようになります。すると、ありがとうと思えるものに囲まれている事に気づきます。何も無ければ「空気」にありがとうを言います。空気がなければ生きていけませんからね。すると、この瞬間、幸せを実感でき「幸せな介護士」になります。素敵ですよね。

お金がかからない、素敵な方法なのでぜひ実践してください。

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