【感想】AX 伊坂幸太郎 シュールで面白かった!
父さん推薦の第2弾。
AX(アックス)を読み終えました。
物語は兜と言う殺し屋目線で進んでいきます。
前にも書いたと思いますが、僕は人が死ぬ小説があまり好きではありません。
殺し屋の話なので人はそりゃ当然死にます。
けどこれくらいライトに書いていてくれればすんなり読めるものだなと感じました。
兜は妻と思春期の息子の3人家族です。
表では文房具会社の社員をしているので、家族は兜が殺し屋だということは知りません。
まあ人には言えない秘密は誰でもありますよね笑
もしかしたら僕も殺し屋かも知れませんしね笑
はい、意味不明な言葉はさておき、
殺し屋といっても兜は一般人に近い感覚を持っているので、家族や周囲との人間関係で抱える感情は僕らと変わりません。
そこに殺し屋という職業、父親というポジション、夫というポジションが絡まってとても面白かったです。
兜と周囲の人で結構ユーモアを感じるやり取りや、シュールなやり取りがあるので、そのセンスも読み応えがありました。
父親というものは何がなんでも家族を守らなければいけない大黒柱なんだなあと改めて思い知る、感動するラストでした。
ただ、これはあくまで個人的な感想で、父さんは「イマイチパッとしなかったなあ」みたいな事を言ってました笑
物語を2冊読んでみてやっぱり本っていいなって思いましたし、
読むことで何かを感じること、誰かを思うことは意味のあることなんじゃないかなと感じました。
次はもっとリアリティのある人間物語を読みたいです。
AX 皆さんも読んでみて下さい。
ほんならねー。