
「楽器を持たない楽器レッスン」を考える
私はアマチュアバンドでの演奏を趣味で続けていますが、
働きながら鍛錬するということの大変さを、日々感じています。
学生の頃は、時間も練習場所にも困らなかったのですが、
働いていると、仕事の後には疲れてしまったり、
やるべきこと・やらなきゃならないことに追われて、
つい、練習の優先度が下がってしまう、ということも多々ありました。
ずっと好きなあの曲を演奏したい
歳をとっても上達したい
もっと自由に演奏できるようになりたい
働き始めて十数年の間、
こういう思いだけが空回りしていたように思います。
上達しない要因
頭で「もっと上手くなりたい!」と思っていても
それを阻害する要因がたくさんありました。
これは人によってさまざまな理由があると思います。
練習場所の制限
練習時間の確保
練習メニュー
具体的な目標
奏法に行き詰まりを感じている
(作曲やアドリブなど)アイディアが出ない
ただ漠然と上達を願っても、
練習までの準備をするのに腰が重かったり、
練習は続けているのに上達を感じられなかったり、
今の習慣に何か課題があるのかもしれない。
その他にも、
仕事が不安定で時間が確保できない
職場でストレスがあり集中力に欠けてしまう
一度家に帰ってからスタジオまで行く体力がない
など、音楽面以外の要因も多いに関わってきます。
楽器を持たずに、上達に向けてできること
まずは、自分がどういう演奏をしたくて、
そのためにどんな課題があるか、を明確にしていく。
そして、練習に関わるすべての要因と向き合う。
楽器のテクニック以外を整える係として
聞き屋が役に立てるかな、と考えました。
イメージとしては、プロのミュージシャンやレッスンの先生に習う前に、
あとは知見者から学ぶだけ、という状態まで高めておく。
音楽以外の課題も一緒に乗り越えていける
楽器を持たない楽器のレッスンができたらな、と
今時点では考えています。
聞き屋のセッションを受けてくれた友人が
練習の壁打ちにつきあって、とふと言われた一言から浮かんだアイディアです。
自分らしいコーチングのメニューになれば楽しいなと思います。