癒しとは
癒される。
癒された。
癒すとは、どういうことなのだろう?
一般的には具体的な悩みだったり、痛みや苦しみが何かによって、解消されたことを指すだろう。
最近はリラックスできていることも、癒しとされている。
それだけ、リラックスしにくいということでもある。癒しは知識を理解することから起こる。
どれだけその知識が、本質に近づいているものであるか?というのは重要だ。
それをどのように理解するかによっては、起きる出来事も変わってしまう。
癒しが何なのかわからないまま、癒しを求め続けている事も多い。
恐怖に覆われた人の心のなかでは、
傷つけられるという恐怖は、私たちの理性を麻痺させる。
やがて、自分では処理しきれなくなった毒のリンゴを、ひとつでも多く誰かに受け取ってもらわねば!と、周囲の人へと投げかけていく。
恐怖から目をそらすために作ったおおがかりな否定システムの中で、私たちは、どんどん嘘をつき、やがて嘘をついているのかどうかもわからなくなっていく。
『癒し』は、その恐怖の毒リンゴに埋まった地獄の世界が嘘なのだ、と気づいた時から始まる。
偽りのリアル(現実)ではなく今を生きよう。
罪悪感や、怒り、悲しみや、常に他人を、自分さえコントロールしようとする裁判官から自由になり、自分自身を受け入れよう。
傷つけあい、裁きあい、自己破壊を繰り返す毎日は、アルコールや、ギャンブルで紛らわせているのと何ら変わらない。
自分で生きよう。
良くも悪くもなく、ただ『私』でいよう。
癒しはそこに至る道のりである。