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アルフレッド・シスレー / メトロポリタン美術館
『アドレリアンⅡ』:アドレリアンの分類
引き続き、アドレリアンの分類について。今回は『アドレリアンⅡ』です。
▼最初の記事はこちら
アドレリアンⅡ
このタイプの特徴は以下のとおりです。
・アドレリアンとして自認している
・アドラーの功績を認めている
・アドラー心理学の基本前提の有用性を拡大し、修正し、拡張していくことに価値があり、必要であると考える
アドラー心理学の発展に大きく貢献したルドルフ・ドライカースがこのタイプにあたるとされます。彼はアドラー心理学に忠実でいながらも、そのアプローチを拡張・拡大しようとしました。自身も以下のように述べています。
私の仕事の特徴は何かというと、アドラー心理学の基本前提を明確に定義された実践的なアプローチに適用し、対人関係のあらゆる分野に拡大したその方法にあるのかもしれない。
後に述べる『アドレリアンⅢ』とも似ていますが、その違いについては次項以降で述べます。おそらく多くのアドレリアンがこの『アドレリアンⅡ』、あるいは『アドレリアンⅢ』に入ってくると思われます。例えば『アドラーの友人』はあくまでアドレリアン側からの分類であり、自分自身の立ち位置がどのあたりかをモニタリングする際に便宜上用いているにすぎません。
次回は『隠れアドレリアンⅠ』です。