ミルクボーイのラジオが面白すぎるという話。
アナタは普段、ラジオを聴きますか?
最近音声メディアもたくさん出てきていて、個人でも配信できるアプリがあったり、audiobookとかもありますね。
実は私は耳が悪くて、補聴器をつけています。
程度でいうと第6級という聴力障害者としては一番低い等級になります。
そんな自分でもお笑いが昔から大好きで、M-1は第一回から毎年楽しみにしているんですが、2019年のチャンピオンになったミルクボーイが、歴代王者の中で一番好きです。
(上方漫才大賞受賞、おめでとうございます!)
あのフォーマットは最強過ぎますよね。何でやっても何度聞いても面白い。
「あるある」と「ないない」を行ったり来たりするっていうのが飽きないポイントですよね。
しかも、そのわかりやすい「型」をネタによって微妙に崩していたりするので、その外した感じがまた面白さを際立てます。
そして何より、お二人の滑舌が良くて聞き取りやすい。見せ場である内海さんのツッコミは、ゆっくり丁寧にツッコんでくれるので、聞き逃さずに楽しめるのが難聴の自分にとってめちゃくちゃ心地良いんですよね。
そんな大好きなミルクボーイのラジオにハマっているというお話です。
どんどん進化するラジオ番組
現在、お二人のラジオのレギュラーは2本。
・ミルクボーイの煩悩の塊(月曜深夜)
・ミルクボーイの火曜日やないか!(火曜昼間)
それぞれ「ボンカタ」と「みるかよ」と略します。
どちらもABCラジオなのですが、スマホアプリのradikoでプレミアム会員になって聴いています。
まずは「ボンカタ」から愛を語らせてください。
「コーナーのコーナー」という斬新なコーナー
実はラジオ番組をちゃんと聴くようになったのは、去年ワイヤレスイヤホンの快適さに気づいてからで、ラジオ歴は一年もありません。
なのでこれから語る話の中には「そんなの昔からあるよ」って言われる事もあるかもしれませんが、そこはご容赦くださいね。
ちなみに「ボンカタ」は2020年3月から始まった番組なのですが、私が聴き始めたのは2021年の秋頃でした。
その時には既に立ち上がっていた「コーナーのコーナー」というのは、誰でも勝手に好きなコーナーを作っていいコーナーです。
もちろん何でもかんでもというわけではなくて、ミルクボーイの会話やメールの中からハガキ職人さん(当番組では生産者さんと呼ぶ)がいじったりアレンジできる種を見つけてきて、「○○のコーナー」と題して投稿されていきます。
例えばある時駒場さんが、矢沢永吉さんの情熱大陸を観たら、ライブが終わるなりすぐガウンを着て帰って行ったという話を番組でした所、その直後に「すぐ帰る永ちゃんのコーナー」というのが立ち上がり、今でも毎回笑ってしまう名物コーナーになりました。
なので一通だけメールが読まれてすぐ次のコーナーに行くという事もザラにあります。
そのコーナーに合った曲がコーナーが変わる度に流れるので、いつだったか内海さんが、
「音楽ばっか流れてるやん!」
って言ったのに腹がちぎれるくらい笑いました(笑)
毎週色んなコーナーが生み出され続けて、ついには煩悩の数とされる108個以上にものぼったとの事。
そしてその記念すべき108個目に生まれたコーナーというのが、後に独立して看板コーナーとなる「僕のサライ」です。
年1から毎週聴くようになったサライ
サライというのはもちろんあのサライです。
24時間テレビのエンディングでマラソンランナーを待ちながら歌うあの名曲。
この名曲が、先述の通りこのコーナー中にメールが読まれた後に流れるのですが、「僕のサライ」は独立したコーナーなので、ゆうに5回は聴く事になります。
それを毎週、もう何ヶ月も続いていますが、これだけ聴いても飽きないのはやっぱり名曲の証だよなぁとしみじみ思います。むしろ以前より好きになった程。
ところで「僕のサライ」とはどういうコーナーかと言うと、例えば
といった感じで、主に過去の、ほろ苦い話や何ともいえない話、切ない話、ほっこりする話など、ノスタルジックな気持ちを「サライ」というフワッとした言葉で形容・ラベリングするコーナーなんですが…
聴いた事ない人がこれを読んでも「何がおもろいの?」となるかもしれません。が、これ以上は聴いてもらうしか伝える術がありません(笑)
例えばTwitterを知らない人にひと通り説明した後、「ただつぶやくだけの何がおもろいの?」と言われちゃうと、とりあえず使ってみてとしか言えないあの感じです。
ここ数年、「エモい」という言葉をよく聞くようになりましたが、そのうち「それめっちゃサライやなぁ」って言うようになるのではないかとオレは睨んでいます。
このコーナーの面白い所は、最後の着地は「これが私のサライです」になると決まっているのに、それが面白い話なのか切ない話なのか最後まで聞かないとわからないので、フラットな状態で聴けるんですよね。
「すべらない話」って聞くとどうしても構えてしまったり先を予想してしまったりするのですが、この「サライ」というシステムは、どんな終わり方をしても、ほんの少しでも「サライ」を感じられたら成立するので、素人にも投稿しやすい画期的なコーナーだと思います。
突如現れた「かずこの会」
今ボンカタでもっともホットなワード。それは「かずこの会」です。
この話をしたくて、この記事を書いてるようなものです。
ですが、先ほどの「僕のサライ」以上に、うまく面白さを説明できる自信がありません。そんな文才は持ち合わせていませんが、備忘録も兼ねて語らせてください。
始まりは一通のメールから。
2月21日の100回記念の放送で、第1回から全て聴いているという「かずこ 68歳」さんから、初めて送ったというお便りが届きます。
そのメールの中で述べられたかずこさんの、内海さんと駒場さんに対する印象が一般的なイメージとあべこべに思えて、
ミルクの二人も「名前と顔(声)を逆に間違えてるんじゃないか?」と笑っていました。
…が、翌週には滋賀県の「ともこ 51歳」さんからのメールで、先週の「かずこ 68歳」さんと完全に同意します。かずこさんは間違いでは無いです、という内容のお便りが届きます。
この辺りから隠れていたOver40の皆さんの躍動が始まります。
そして、3月7日に、再び「かずこ 68歳」さんからメールが届いたのをきっかけに、物語は動き出します。
かずこ派フラグ
「かずこ 68歳」さんからのお便りは、以前から常々思っていた事とのこと。
漫才師の方が劇場で時々、高齢者の事をネタにして笑いにする事があるが、確かにお客さんは若い女性が多いので、中々自分のような年の人間には足を運ぶのをためらってしまう、という内容でした。
※これが大きなフラグになります。
その直後に「かずこ派」を掲げる「あやこ 40代」さんからのお便り。
先週のともこさんに引き続き、ミルクボーイの二人に対しては「かずこ 68歳」さんと同じ気持ちだと語られていました。
そして、しばし凪の時間を経て、3/28の放送で急展開を迎えます。
掲示板と化すラジオ番組
最初のかずこさんとは別の、「かずこ 40代」さんからお便りが届きました。
このように、番組へのお便りでやり取りをして、ラジオを掲示板のように使い始めたのです。
そこからあれよあれよとマドハンドのように、続々と新しいかずこさん(みたいな人)が現れていくのです。
4月4日の放送では一気に登場人物が増えます。
(ここからワケわからんくなったので今回整理したくて書いてます)
そして、一番最初に「かずこ 68歳」さんとやり取りした「あやこ 40代」さんから業務連絡が入ります。
この記事を書くために、YouTubeに上がってる過去の放送を何回も聴き直しました。そして何回聴いてもわけわからんし、何回聴いてもおもろいです。
そして執筆時点での最新の放送が、4月11日にありました。
ワイもかずこに生まれたかった
この日も、「かずこの会」への入会希望はとどまる事を知りません。
そして最後に紹介されたのは男性からのお便り。
「MCか!」って駒場さんがツッコんだのが面白かったです(笑)
自分の名前がかずこじゃない事をこんなに悔やんだ事はありません。
おそらくメールが読まれなかっただけで、本当はもっと入会希望者がいるでしょう。
来週の放送を聴き逃すな!
そして来週4/18(月)深夜24:30〜25:30からの放送は、煩悩の数とされる「第108回目の放送」という事で、「伝説の#百八!コーナー大集合SP」です!!
果たして「かずこの会」の行方は!?
あのコーナーが復活!?
どんな「サライ」が飛び出すのか!?
絶対に聴き逃せない放送ですね!
本当はもう一つの「ミルクボーイの火曜日やないか!」への愛も語りたかったのですが、間もなくこの記事が5,000文字突破するので、このお話はまた別の機会にさせてください。
こんなに長い文章書いたのは久しぶりか、初めてかもしれません(笑)
お陰で「かずこの会」の登場人物の相関図がだいぶ整理できました☆
また大きな進展があれば、ここに語らせてください。
こんなんなんぼあってもいいですからね。
追記:続きのPart②はこちら↓